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PJCS予選で勝つために~大会結果の分析術・構築の選び方・モチベーション論~

おはおはニャオハ!たっぴーです。 

先日行われた、第2回PJCS予選を抜けることができました!

今回の予選ではEUICで34位に入賞されていた、以下の雨寿司を調整したパーティを持ち込みました。



今回は構築記事というよりかは、PJCS予選を抜けるために取り組んでいたことや考え方を言語化していく記事になります。

最初は備忘録としてメモ程度にとどめておこうと思っていましたが、需要がありそうだったので記事にすることにしました。

一部有料となっていますが、執筆時のランチとコーヒー代ぐらいに思って頂ければと思います。

また、ある程度は無料で書いているので、無料分だけでも読んでいってもらえると嬉しいです!続きが気になったら購読していただけたら嬉しいです。

本編の前に、簡単に自己紹介をしておきます。

自己紹介

対戦ゲームが好きで、競技的に取り組むことが多いです。
ポケモンは好きでゲームは初代からやっていましたが、競技面だとポケモンカードをメインで取り組んでいました。

大会実績
全国大会
4回出場(05,09,10,15)
2009年 準優勝
2015年 ベスト4

世界大会
3回出場(06,09,15)
2009年 世界9位

・その他
北海道大会優勝3回、準優勝1回、3位1回など

2010年までポケモンカードを競技的にプレーし、高校入学に合わせて競技シーンからは引退。
2012年まではカジュアルに触れ、2014年から競技的に復帰。
2015年で世界大会に出場した後、ゲームに移行するため引退。

カード部門で参加したWCS2015で、現地でビエラvsBIDcの決勝戦を見てゲームもやってみたいと思い移行しました。

翌年のWCS2016年では予選を勝ち抜き、サンフランシスコで行われたWCSにも出場できました。

ポケモンに競技的取り組んでいたのは学生時代で時間にゆとりのあった2016年が最後でそれ以後はほとんど触れていませんでした。
最近は時間にゆとりができたためSVから本格的に復帰し、7年ぶりの挑戦で抜けることができました。


言語化が好きで、配信でもよく考察をしています。

構築記事もいくつか書いていました。

最近は環境についていくので精一杯なのと、納得の行く構築に出会えていないこと、記事レベルでの言語化をしようとするとエネルギーを使うことから書けていませんでした。
ただ備忘録として記事という形で残しておきたい気持ちはあるので、これからまた書いていければなと思っています。


情報の価値について

カード界隈では有料記事文化が根付いてきましたが、ゲーム界隈だとあまり馴染みがないかなと思っています。
どのような雰囲気なのかは、以前書いた有料記事を参考にして頂ければと思います。100部以上は売れていました!(全文無料で読めるようにしてあります)

また、本記事は配信中に作った以下のプロットを元に、詳しく言語化したものになります。



また、本番では雨寿司(ペリッパー、カジリガメ、へイラッシャ、シャリタツの水4体パーティを使っていました。
以下の配信でレンタルパーティを回しながらざっくばらんに語っていますが、この配信前に事前に考察した内容もセットで盛り込んでいきます。




値段設定について

ざっくりとしたことは配信で話しましたが、全部見返せば4時間かかるし、一度見て頂いても見返すのも大変だと思います。
またふりかえりメモもこれだけだと簡潔すぎてよくわからんというのもあります。

なので、4時間かけて聞く手間に加えて、具体的で読み返すのに見やすくてまとまったのが500円で買えると思ったらいいよねって感じです。(実際に見やすいと思って頂ければ嬉しいのですが)

値段設定は、自分だと1000円は流石に高いし、200円で買う人は500円でも買うし買わない人は買わないぐらいで、まあワンコインぐらいがいいと思ってどの有料記事も500円にしてます。
執筆の際のランチとコーヒー代ぐらいがイメージしやすいです。


お金と時間

本を買う時に自分が感じることなんですが、その人が何十時間も何百時間も経験したことを1000円とかで味わえちゃうから、コスパってすごいなぁっていつも思ってます。

今回は500円にしてみましたが、その500円があれば○○できる~というのはあるかもしれませんし、無料の記事と比較されたりするかもしれませんが、個人的には気になったらどっちもやればいいんじゃないかなぁとも思ってます。

いまは構築記事も解説も、ノウハウについても無料で書かれている方はたくさんいらっしゃいます。

お金は有限なものですし、昨今の情報化社会の中では情報はかなり出回っているものではありますが、だからこそ情報を得ることに使う時間の価値が高まってきます。

その点、まとめて分析をしたものにも一定の価値を見出せると思っています。
まとめ系の活動をされている方もアフィリエイトを活用して稼がれていますし、ユーザーもそれを活かせていて良いなぁと思っています。

ものを買う時にかなり悩んだ時間もあったんですが、最近は悩んでいる時間のほうが無駄だなぁと思い、とりあえずやってみるという方針にしました。
もちろんお店まで行ったけど引き返すっていう判断自体も、自分自身の価値基準を持っていていいことだとも思います。
自分はウィンドウショッピングをして、どういうものに対していいなと思ったり、どういうものが欲しいんだろうと自己分析するのが好きです。

現状は無料で質の良い記事を書いてくださる方が多いですし、風潮としても特に問題ないですし、郷に入っては郷に従えみたいなところもあると思うのであまり波風立つような行動は謹んだほうが良さそうですが、やりたい気持ちのほうが上回るので試験的にやってみたいとも思っています。

何より周りがどうこうはそこまで気にしすぎず、
書き手の自分は
やりたいからやってみる
書きたいことを頑張って書く
読み手は
中身が気になって買ってもらう

ってだけでいいとも思ってはいます。


情報の活かし方

先程、昨今の情報化社会の中では情報いくらでも出回っている~と書きましたが、情報はあっても活かし方を知らなければ意味がないとも思っています。
ぼくは分析は得意なので、なるべくわかりやすく噛み砕いていきます。

老子の格言で、『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。

「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」という話で、

「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」という考え方です。

強い人の構築を真似して使えばそれっぽくはなるかもしれませんが、本質はわからないまま、その人の劣化になってしまいます。
ぼくは勝つためには釣り方まで知る必要が有ると思いますし、釣り方を知る事自体が楽しいと思っています。

そのため、釣り方を伝えられればなと思っています。🐟<ヘイラッシャ


ということで自分の価値基準の言語化ついでの売り込みでした。

使えるお金が限られる学生さんや、有料記事に馴染みの無い方にもどんなものか伝われば嬉しいです。よろしくお願いします。


第1回PJCSの反省

第1回では、ギャラバレル入りのパーティを使っていました。

上記のツイートで公開して配信でも使っていた以下のパーティをやや改変して使っていました。
別途記事を書こうとも思っていますが、今回は簡単な感想のみにします。

3月から仲間大会に出場し続けて様々な構築を使っていたもののどれもしっくり来ない状態でした。

ディンルーのパワーは頭一つ抜けて高く、ディンルー入りのパーティはプレイ次第ではどの相手にも勝てるポテンシャルを秘めていると感じて持ち込みたいと思っていました。
そんな中、テラスクエアで予選抜けをしたパーティがギャラ+バレル+ディンルーのサイクルで、これまで触ってきた構築の中でいちばん手に馴染んで良いと感じて、細部を調整して持ち込むことに決めました。

以下のように複数のプランがあることが魅力で、幅広い相手に対応できるのは良い点だと感じました。

・ディンルー+ギャラ+バレルでのサイクル+ハバカミでのスイーププラン
・ハバカミ+イーユイでのアグロプラン
・イルカウインバレルに強いセグレイブを通すプラン

一方でサイクル構築はプレイングが難しく、3日で最大45*2=90戦こなさないといけない中で、疲労によるプレイングミスが起こるのも感じました。

一応レート1700は超えることができましたが、

・セグレイブの「クリアチャーム」
・ウインディの「とおぼえ」
・カイリューの「せいしんりょく」

などを上位プレイヤーは使っていて、「いかく」によるサイクルを中心としていたこの構築では上位の相手には手も足も出ない状態で、予選抜けは果たせませんでした。

また、受けよりなのに命中不安ワザが入っているのも負け筋を引く要因でした。

・ギャラドスの「でんじは」
・ディンルーの「カタストロフィ」
・イーユイの「ねっぷう」
・セグレイブの「つららおとし」

選出する4匹で相手のパーティにすべて対応しようとする関係上、あるワザ外しによって役割対象のポケモンを倒せなくなると全てが破綻してしまうのも弱いところでした。
攻め寄りの命中不安であれば耐久が低いから外した後すぐやられてしまうイメージがありますが、そのぶんテラスを切らせたり、当てたら勝ちに直結するようなポテンシャルを秘めているケースが多いです。

一方で耐久があるパーティでは外してもまだ行動保証があるとも言えますが、前述の通り「いかく」をシャットアウトされたり、「キノコのほうし」を「ぼうじんゴーグル」で防がれたりなども踏まえるとダメージレースで追いつけなくなることが多く、当てたとしても1発攻撃を受けながらだったりするので状況が改善していないことも多かったです。

このように、幅広く対応しようとすると受けに回ってしまい、相手のギミックに倒されてしまったり、汎用性が高いワザ(カタストロフィ・でんじは)、強力な全体技(ねっぷう)は命中不安なこともあるとなると、完璧に対応するような構築を組むのは難しく、ポケモンの難しさを感じさせられました。

また、予選抜けしたパーティを見るとディンルーの「じしん」を中心に組まれているものが多く見られました。
命中安定の全体技を中心に組まれていて安定した勝率を出していることからも、構築力の差を見せつけられました。

上記で感じた反省を踏まえて、第2回に挑むことにしました。


第1回PJCSの分析

リバティノートさんが上位構築をまとめてくださっています。感謝…!

また、だゆさんもわかりやすくまとめてくださっています。非常に見やすくてありがたい…

第1回の結果を見て、抜けた構築には以下の要素が1つ以上盛り込まれていると感じました。

・アグレッシブな要素が多い
・モロバレルをカモれる要素がパーティに入っている
・「じしん」を軸にしたパーティで安定して攻める

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