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旅の非日常で見つけた『まずは自分、元気でいよう』|タペストリー交換日記 020

けいさん

お返事がしばらくこなかったから、自分からもう一度書いてみることにしちゃった。中学の時に交換日記をしていたあっこちゃんが大会前で忙しかった時も、そうしてたような気がするし。

前回は、アメリカ西海岸で嵐が吹き荒れている話をしたけども、きっとけいさんのいる西東京の自宅にも、超局地的な嵐がきているんじゃないかと想像してるよ。大きな引っ越しって、予想外のことが大変だったりするしね。日本じゃ新年度だし、焦らず。お返事はいつだって待ってるから!

日本じゃもう春の行楽日和だろうってのに、今年のシアトルはまだまだ真冬。そろそろ太陽が恋しいから、春休みはユタの大自然に10日間ハイキングの旅をしてきたの。忘れないうちに、日記を書いておきたいと思ってね。

ほそーい峡谷を抜けて広がりにでるとほっとする

毎日早起きしてひたすらハイキングする10日間だったんだけど、何千万年もの地層が積み重なった壮大なスケールの大自然の中をひたすらてくてくしてると、なんかいろんなものがどうでもよく思えてきてね、面白かったよ。

毎日10キロ近く歩くのに荷物たくさん持ってると疲れちゃうから、やっぱあれもこれもいらないや、って段々持ち物がそぎ落とされていって、最後の日には結局手ぶらで歩いてたりしたわけよ。そんな感じで、必要だと思っていたいろんなものを振り切った旅だった。

すごい肩書、桁外れのお給料、上下揃いのスーツ、そういうものは、やっぱ私はいらないや、とね(もう少しモダンなキッチンが欲しいとは思うけど)

旅行中もやってみた朝のヨガ、全部で大体90分

で、逆に大切なものは、やっぱり心身共に元気な自分だ、と再確認する旅でもあった。

始めてそろそろ1年たつ朝のヨガ。クラスに行かなくても、先生がいなくても、本当に自分でできるようになったから、旅の途中でも続けてみた。息すって、はいて、同じことを毎日繰り返して身についたのは、筋肉(笑)と身軽な自分。床とマットさえあればそれでいい、ってものすごく良い気分。

まずは自分、元気でいよう。身軽にいろんなところに歩いていって、遠くのいろんなものを見にいこう。で、身の回りの人と楽しいことを起こしていこう。世界は変わらないかもしれないけど、それで、いいじゃん?

シアトルで普通の日常に戻っても、この旅の効果が持続するかどうかは疑問だけど、大自然のなかでそう思ったことをとりあえずご報告します。

けいさんは、今ごろ西東京の大自然の中でどんな自分を探し当てているのか、聞くの楽しみに待ってるよ!

ゆうこ

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