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恐山
夏至を過ぎた6月も終わりに差し掛かった月末に親友の訃報が届いた。
あまりにも突然すぎる別れに現実として受け止めきれず告別式でしっかりお別れをすれば自分の気持ちも落ち着くかと思いきやそうではなかった。
「なくしてから気付く」とよく言うが自分の中での親友の存在がどんなものだったのか向き合うような1ヶ月となった。
夏の青森旅行は、かなり早い時期から計画をしておりこの時点ではすでに予約が完了していたが、、、
旅行までの1ヶ月は全くやる気も起こらず、食欲もなく生きていた。
全てがどうでも良くなってここまで落ちるとも思っていなかったので自分でも驚いたくらいに。
旅行も行くのを止めようかとも一瞬思ったけど、行かなくてはと言う気持ちもどこかにあった。
と言うか呼ばれている感覚。
この呼ばれている感覚は、旅行に行ったら答えが分かったのであった。
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