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これなら…と思えるものを選んでいけばそれでいい #88

 微かに月の写るまっ青な空です。今年も残りわずか…寒さ厳しくなっています。皆さま、どうぞお体ご自愛下さいマセ。


さて、先日の

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 上記の記事で書きました言葉 ”クライシス”。
 いつ、何で、学んだか思い出しましたので書いてみたいと思います。
 お付き合いいただけましたら幸いですm(__)m。

 今年6月
『子は親を救うために「心の病」になる』 高橋和巳著 筑摩書房
の本を読んだ時でした。

クライシス(危機)。
正確には、”中年クライシス(危機)”でした。

「死」(=悪)は「普通」の心理システムでは受け入れがたいもの

 お母さんが見てくれているから「頑張ろう」と、この世に生をうけて最初に頑張りを認めてくれるのは母親で、それが友人、妻、社会へと広がって「普通の」心理システムは完成していくものなのだと、この本を読んで、私は初めて理解しました。

 その「普通の」心理システムでは受け入れがたいことが、中年期(4、50代)の頃に起きやすく、生命を脅かすほどの危機をもたらし、新たな生き方を模索する人が多いのだということも初めて知ったことでした。

・「死」を避けながら「生きる」のではなく、2つの対立から「離れる」
・生と死は新しい土台の上で同等に扱われるようになる

 善悪の価値の相対化を模索して…

 人と仲良く交流しても、人を裏切って陥れることもできるし、頑張ってもいいし、頑張らなくてもいい
 人は社会の中で生きながらも社会から離れることができるし、社会を楽しみながらも社会に頼らずドライに生きることもできる

 私は最初から、不完全な心理システムの中で生きていたから、生きづらかったのだと自分を受けとめた本でした。

 『子は親を救うために「心の病」になる』の本の中では、この中年期を超えた後を「宇宙期」と表現していました。


 「宇宙期」に入るかどうかは「普通の」人にとってはオプションの問題で
そこに進んでもいいし、進まなくてもいい。
 進まざるを得ないことも、進まなくても済む場合もある。
「普通の」心理システムの中で幸せな人生を閉じてもいいし、どうしても
虚空を知りたくて進んでいくこともある。

 自分が生きやすく、これ!という生き方を選んでいけばいいのですよね…
すぐに選べなければ選べないなりに、、、
 ひとつひとつ自分が生きていけると思えるものを選んでいけば、それで。

 …それでいいのではないかな~と、たぶん宇宙期に入ってしまったいまの私は、そう思っています(*^^*)。


 ”クライシス”「人生の危機」と浮かび、以前書いてしまったけれど、、、
学んだことを学び返し、書いてみました。

 お付き合いいただきましてありがとうございましたm(__)m。


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