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油揚げばんざーい

最近になって油揚げがとてつもない実力の持ち主だと気づいたので(何を今さら?)油揚げの魅力について書いてみます。

まずはその包容力。文字どおり、煮汁をしっかり含んでくれて口に入れる時まで離さないでいてくれるところ。おかげでジュワ~と美味しく食べられる。

そして、もうひとつ、他の具材を一気に格上げしてくれる下支え力が半端ない。上の写真みたいにひじきやにんじんを炊く時に油揚げがあると、箸休め的な地味な副菜から、ワシワシ食べたいおかずに変身させてくれる。この時は野菜類をリードしてくれる役なんだけど、それだけじゃない。

お肉のボリュームが足りないなという時にはかさ増しして伴走してくれる役も担ってくれる。例えば豚こま。あれ?トレーの上に広がってた時はもっと多く見えたのにこんなにちんまり?という時には、油揚げと一緒に炒めてしまえば、ボリュームアップなうえ、旨味しみしみの油揚げが、主役の豚肉を食いそうになってしまう。

こちらの写真は、ある日の我が家のおかず。原木しいたけが田舎から送られて来たので、ごま油で鶏肉と炒めたかったんだけど、鶏肉が少なかったから油揚げに登場いただいたらご飯がススムおかずに変身。地味にうまい。

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それから、食感の変化(へんげ)も特筆すべき魅力のひとつ。我が家で流行っているのが、油揚げをオーブントースターで7~8分焼いてカリカリザクザクにして、ネギ醤油(刻みネギを鰹節と一緒に醤油漬けにしたもの。超便利。)を乗せて食べる簡単メニュー。簡単なのに、めちゃくちゃうまい。スナック感覚なので、こどもらにも大人気で、ウカウカしているとあっという間になくなってしまう。

と、ここまで書いてから、「あ、これ京揚げだからじゃん」と思うに至りました。関西に来る前は、油揚げって、いなり寿司とかに使われてるうすーいもの(うす揚げ)しか知らなかったのだけど、関西では1cm近くの厚みがある京揚げが一般的で、断面を見ると、芯の部分は白くて、厚いのに薄いって矛盾してるけど、うすーーい厚揚げみたいな感じ。

こう書いてみて、改めて京揚げが好き!と思いました。さ、今夜もお世話になりますか!

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