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【青春18で行く】鉄道唱歌1人旅(東海道編第60番〜第62番)

60番

大阪出でて右左 菜種ならざる畑も無し
神崎川の流れのみ 浅黄にゆくぞ美しき

立派な吹き抜けの大阪駅から神戸線に乗って、ついにこの旅の最終目的地である神戸を目指します。長かった道のりも神戸まで残りわずかです。

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本日は12月21日、月曜日です。そうです、月曜日なので今日は大学の授業があります。朝、余裕を持って出発し、大阪で授業を出席してから神戸に向かう計画もあったのですが、ここは先に神戸に向かい、神戸から2限のzoom授業に出席することにしました。

2限のzoomとなると少なくとも10時半には神戸の目的のスターバックスに到着しておかないといけないわけです。そのため、8時半には大阪駅を出る列車に乗って、神戸に向かいました。

大阪を出発して最初に歌われるこの歌詞は、かつて車窓に映っていた菜種の畑について歌っています。現在の東海道線から見えてくる車窓と言えば、せいぜい民家と何棟かの高層ビルたちでしょうか。菜種は昔、油に変わって電気をともしていた植物であっただろうに、今では日常生活で菜種に触れる機会は少なくなりました。

61番

神崎よりは乗り換えて ゆあみに登る有馬山
池田伊丹と名に聞きし 酒の産地も通るなり

先ほどから「神崎」という地名が登場していますが、これは現在の「尼崎」にあたる地名です。ここ尼崎は福知山線との分岐駅であり、今まで大船や米原にもあったような乗換案内的な歌詞が歌われています。

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「有馬」「池田」「伊丹」と登場する地名からも神戸が近づいていることを実感できます。尼崎駅のホームには青、黄、ピンクとカラフルな駅名標が出迎えてくれて印象に残っています。

62番

神戸は五港の一つにて 集まる汽船の数々は
海の西より東より 瀬戸内通いも交じりたり

元町駅に到着しました。神戸駅ではないかと疑問を抱くかもしれませんが、神戸の港を肌で感じるためには、やはりメリケンパークが手っ取り早いでしょう。そこで最寄り駅である元町駅、神戸駅の1駅前で下車します。東海道線の最終終着駅は神戸駅ということになっていますが、よく知られている通り、ここ周辺では三ノ宮駅周辺が一番賑わっています。

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元町駅から少し歩いてメリケンパークに到着したのが、9時40分。授業開始までまだ1時間あります。授業をどこから出たいかというと、このメリケンパークにあるスタバから出席したいのです。微妙に時間が余っています。どうせならこの1時間でもう一つ歌詞を進めておくことにしました。

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といっても一つ飛ばして64番に歌われる湊川神社が徒歩圏内で行って帰ってきても間に合いそうだったために、先に周っておくかといった感じです。その様子は、また次回載せることにします。

なにはともあれ、やっと辿り着いた神戸の地です。結論から申しますと、この後神戸の街を散策することになりますが、僕はこの街が日本の中でもトップレベルで気に入りました。好きになりました。これについての詳しい経緯も次回載せます。まずは、授業に出ましょう。2限の線形代数と3限の英語です。お昼ご飯は受け終わってから考えます。

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