なか卯は「小京都」

先日久しぶりになか卯に行った。
豚から丼という豚バラ肉の唐揚げに親子丼の鶏肉抜きをのせた丼を食べた。黒胡椒が効いた豚バラ肉の唐揚げと、なか卯の美味しい親子丼の卵を一緒に食べるのだから、そりゃ尚美味しい。
あと漬物と味噌汁のセットも一緒に頼んだ。
その時の私は、このセットの注文がなか卯の新たな発見をもたらしてくれることをまだ知らなかった…。


味噌汁にはネギと油揚げが浮いていた。
シンプルな味噌汁だなあと箸を汁に入れると、そこにはたくさんの筍が入っていた。

……ﾀｹﾉｺ‼︎

私は筍大好き人間だ。早く筍になりたい。
心がときめいてしまった。
そして汁を飲むと、白味噌ベースの合わせ味噌。京都の良さげな料亭みたいだな…。行ったことないけど。
そして漬物。これも見た目は普通の白菜の浅漬け然としているのだけど、食べてみると千枚漬けのような奥ゆかしさ。昆布的な。
そして改めてメニューを見てみると「みそ汁京風つけものセット」と書いてあるではないか！
他のメニューを見ると、うどんのことを「京風うどん」、親子丼の出汁は「京風」と書かれている。なか卯は京都をコンセプトとしたお店だったのか！これは日本どこでも京都気分が味わえる、まさしくチェーンの「小京都」だ！とひとり感動してしまった。

後日なか卯の発祥地そして本社はどこなんだろう？とネットで調べてみる。まあおそらく埼玉か群馬あたりだろうなと推測していた。あわよくば京都であってほしいが、ハーゲンダッツは群馬で作っているという衝撃の耐性がついていたので、毅然とした態度で検索する。

結果、大阪府茨木市だった。

惜しい！！
京都と接しているではないか！！
歯痒い。
もう京都に引っ越しなさいよ！！
もう京都と名乗ってしまいなさいよ！！

ついでに味噌汁についても調べてみたら、
なか卯の味噌汁は季節によって具材を変えているらしい。憎い。ホンモノじゃないか！！
茨木発祥でもスタイルも味も京都である。

是非みなさんにも小京都だと思って、
なか卯に一度足を運んでみてほしい。

おわり