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「君子とは有徳の称なり」(言志四録) (あなたを育てる名言)

佐藤一斎がしばしばいっていることに、「地位は徳によって与えること」ということがあります。
つまり部長とか役員とか社長とかいう地位は、その人の徳の高さの表われなのだといっています。

したがって地位が上って行くということは、徳が高くなったということです。
何故か。

一つは、それでなければ組織が持続できない。
持ち堪(こた)えることが出来ないからです。
徳の内容は、いろいろあり、「勢い」、「運が強い」などがあります。
こういう人格の人が上位にいなければ、組織はだんだん勢いを失い、衰退して行くのです。

もう一つの理由は、こういう徳のある人が上にいると、部下はそれを見習うことになります。
部下が育つのです。
これこそ組織にとって不可欠の要素です。

もう一つ大きな理由があります。
上位の役職と徳の大きさが一致しているので、いちいちその人を疑ってみる必要がない。
余計なエネルギーを使わなくて済むのです。
これこそ組織の要点です。


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