「民信無くんば立たず」（論語）　（あなたを育てる名言）

儒家の思想には、「朋友信あり」とあります。
「五倫」の一つです。
「朋」は師を同じくした学友、「友」は志を同じくした同志です。
その関係で最も重要なのが「信」だといっています。

この人と心に決めた人には、決して偽り、嘘を吐かないということです。
一回の嘘が貴重な友人を失います。
だから本心、誠を相手が吐いたなら、これは得難いことだと受け留めなければなりません。
そこまで思ってくれて有難うと思うべきです。

が、本当を言った途端に、怒りだすという人もいます。
こういう人は、真の友人ではなかったということです。

「五倫」には、「父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり」とあります。
この中でも、若い人には「朋友信あり」を大切にして、真の心の友を得てもらいたいものです。
良い友人こそ何ものにも代え難い。
自分の成長の糧でもあります。

更に朋友関係で「信」とは何か、どの様に考え、示すべきかを学んで、自己人生に活かすことです。
他人の協力助力無しには人間は生きていけません。
その固い心と心の結び付きこそ「信」あってのものなのです。