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「三端と爲す」(吉田松陰「士規七則」)  (あなたを育てる名言)

「教育論」にも関係しますが、吉田松陰がより良い人生に欠くべからざるものとして挙げているものに「三端」があります。

「立志」 志を立てて以て万事の源と爲す。
「択交」 交(友を)択(えら)びて以て仁義の行を輔(たす)く。
「読書」 書を読みて以て聖賢の訓(おし)へを稽(かんが)ふ。

何故この三つを三端というかといえば、三つとも「端緒(たんしょ)」事のはじまり、いとぐち。
手がかり。
立派なものの萌芽(ほうが)、芽ばえ、その芽だといっています。

いきなり立派な人間になどなれません。
順番、段階があるのです。
その始めが、この三端なのです。


まず「立志」ですが、志というと大そうなものと思い、天下国家をいいだします。
そうではなく、例えば、「クラスで一番親切な人間になる」でも「掃除の名人になる」でも良いのです。
その為にも「友達」が重要です。
伸びる子には必ず良い友達がいます。
「択交」が重要です。
そして「読書」です。
読書はいわば習慣ですから、一日少しでも読む週間をつける。
自分なりの「志」の成就の為にも、その参考になる本を読むことが大切なのです。

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