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片付けられない女 〈身体編〉

令和2年10月4日(旧暦:8月18日)
乙酉(月)庚辰(日)
*読み方:きのととり(月)かのえたつ(日)

今日の話は、お片付けができない、というだけの問題ではない(と弁解する)。

確かな記憶はないが、5年以上まえに、左の肩甲骨下部あたりに”できもの”ができていることに気づいた。
結構大きな”できもの”でコブみたいに膨らんでいた。

その後、確か1年くらいして一向にコブが消えないので、内科に行ったついでに診てもらった(病院にほとんど行かないため、コブを診てもらいにいくという発想がなかった笑)。

「あー、これは粉瘤だね。悪さはしないけど、大きくなるから早めに取ったほうが傷が小さく済むよ。」

と先生から皮膚科に行くよう促された。

アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマとも呼ばれます)とは、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、どんどんたまっていきますので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。身体のどこにでもできますが、顔、首、背中、耳のうしろなどにできやすい傾向があります。やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、臭くてドロドロしたネリ状の物質が出てくることがあります。
(日本皮膚科学会 「皮膚科Q&A」より)


手術では

患部を切開して、腫瘍を取り出す。

外科手術以外に治らないそうだ。


色々と想像してしまった。

皮膚が切られて、中の粉瘤をぐりぐり取り出す。

私は先端恐怖症であり、刃物痕を見るとぞーーーーっとする。
身体に尖った物が貫通するというのも考えただけで寒気がする。
なので、ピアスは恐ろしすぎて開けられない。
小学生の時に「これ見ろよ、すごいだろ!」と言って男子に見せられた、手のひらに無血で安全ピンが貫通している状態とか、中学生の時に見せてもらった好きな子の名前を安全ピンで彫った腕とか、もうおぞましかった。

皮膚が切られる!(たった5cm程度だけど)
腫瘍をえぐり取る!(違う生命体だったりして)

とにかく想像したら怖すぎて避けていたら、5年も経過していた。。


今回、お片づけをする!

と決め、この粉瘤もお片づけをしようと決めました。

画像1

私の粉瘤(きったない写真ですみません)
黒っぽい球体のものが腫瘍です。


手術時間は麻酔も含めて、1時間もかからず。
注射が苦手なことを病院は知っているので、
「麻酔は痛いけど、それさえ乗り越えれば大丈夫!」
と励ましたくれた。

でも、聞いていない。
8本も麻酔注射とは…

おばちゃんが小学生のように「痛いよ〜」を連発。。

確かに、麻酔さえ乗り越えれば痛みはそこまでひどくない。
けれど、背中で皮膚を引っ張ったり、なにかを引き出したりする感触はあるわけで、その度にいろんなやり方で

腫瘍をえぐりとる

妄想をしていた。
(なぜ嫌いなことなのに想像してしまうのか)

皮膚科の先生は、もうちょっとですよ、などとかなりこまめに声をかけてくれた。お互いに温泉や銭湯が好きという話題になり、先生が、私がたまに行く温泉施設のヘビーユーザーだったことが判明し、その話で盛り上がっているうちに手術が終わった。


取り出した腫瘍を看護師さんが見せてくれた。
ビー玉よりやや大きなボール状だった。
この子と5年以上一緒にいたのか。

ありがとう、私の身体の一部。


まだ術後の痛みはあるものの、心もすっきりしました。

抜糸は来週なのだが、縫われたところを見ては抜糸の妄想をしてしまう。。


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