見出し画像

想いはあれども…レシピ開発がめちゃくちゃだった→助けていただいた

LITS FOOD 薬膳粥は、今ようやく
全国に届ける準備が整いつつあるものの

3年前の2021年は
「自宅で手軽に食べられる薬膳粥のキットを、義実家の由緒ある米を使って作れたらどうかな」という、
粗削りの想いの種しかなかった

そこから

具体的にどんなコンセプトで
どんな味にするか、を詰めていくことになるものの

コンセプトについては着想のモトである
過去の私が切望した

「育休中やリモートワークなどで家にこもりきりのなかでも、手軽に食べられて、アジアを旅した時のように心躍る、そして癒されるお粥ランチ」

からブレずに、ニュアンスを定義づけることができた

では
どんな味でそれを表現するか???

これが超難関だった

どんな商品にしたいか?


過去の経験から振り返ってみる

私にとって
アジアに小旅行した時に<お粥文化>に感動したという体験が
その後も、日本でお粥を楽しむきっかけにはなっているものの

これまで食べてきた現地系のお粥は、
原則「鶏ガラや魚介の出汁と薬膳エキスで長時間炊いた米」であるので、
基本的に見た目は真っ白

そして具はネギだけだったり、
オプションでトッピングがあったりなかったり

それらはもちろん美味しかったし

異国のワクワクと、胃への優しさと、
多少のジャンキーさ(割と塩味が強いとか)を閉じ込めたような、
思い出の味、ではあった

ただ、
自分がその「基本の現地のお粥」に縛られずに
好きなお粥を設計していいかもしれない、と頭をよぎった時に

「現地のお粥の再現をただするだけじゃなくて、発見と驚きがある、食べたことないくらいのものを作りたい」

という気持ちが拡大していった

シンプルな出汁と米で炊くお粥である以上に
普段は食べ慣れない薬膳具材をゴロゴロいれて
食感や、見た目も楽しめる贅沢な時間を作りたい

見飽きた自宅の景色の中でも
私のお粥を楽しんでいる時間は

「この具材はどんな味、どんな噛みごたえなんだろう」と

ドキドキワクワクしてもらえるような
そんなお粥を作りたかった

一方で

私はお粥ラバーではあるが
料理研究家でも
薬膳のスペシャリストでもなかった

頭の中にある「あんな感じ」と思ってる
薬膳具材が楽しいお粥は
どんなレシピ設計にしたら
それができるのか、全くわからなかった

だから

まずは薬膳の勉強をしよう!と、考えた

薬膳の専門家になれば開発もできるだろうし
リリースした時の説得力になるし、と

ストアカという講座が学べるサイトから
薬膳の講座を複数受けたり
書籍を10冊ほど買って勉強した…ものの

薬膳のプロには全くなれなかった…

薬膳の考え方はもちろん大好きだが
薬膳を使いこなす側には正直なりきれなかった

ケーキが大好きな人が、全員パティシエになるわけじゃない…みたいな
遠さを感じた

私はあくまで「食べる専門」の人だった…

でも、「理想を詰め込んだオリジナルの薬膳粥は絶対作りたい」という夢は変わらなかったので

とりあえず学んできた知識を総動員して
原料を買い込んでみて
自分で配合してみることをした

しかし、
何をどのくらい入れたら、どんな味の印象になるのか
事前の想像もできなければ、
作ってみてもそれが美味しいものとして正解なのか自分では判断できず…

全然ダメだった…

買い込んだ開発用の原料はすべて持て余してしまったし
誰かにお願いしたいけど、誰にお願いしたらいいかも想像もツテもなく
ココナラで調べてみるも「レシピ開発できます」とうたってるのはだいたい和洋食

レシピが決まらないまま月日は流れた

山形さんとの出会い


着想から2年後の2023年1月
ココナラで「薬膳レシピを開発できる方」が登場した

私は以前ココナラで四柱推命鑑定士として活動していたので
ココナラはよく見ている方だったのだが
「レシピ開発します」と出してる出品者は多いものの
「薬膳レシピを開発できます」と出してる人はそれまで全く居なかった

基本居ない、というのはわかっていたものの
薬膳粥の夢のために定期的になんとなくココナラ内を検索して
やっぱり居ないよな…を繰り返していたところ

突如として現れた山形さん

ご経歴や紹介文を読んでいくと
薬剤師であり、薬膳アドバイザーであり
フードコーディネーターとして企業案件をバンバン対応されてる方で

なんならフードの静止画・動画撮影もお得意という、
最強のご経歴をお持ちであった…

そしてご本人が素敵…

とても美しく優しい雰囲気のママさんで
ココナラの紹介文を読むだけで、直感的に大好きになった

すぐさまココナラから申し込み、
コンセプトや、想定仕様、最低限使って欲しい食材を伝えて
度重なる調整と試行錯誤をいただいたうえで、レシピを仕上げてもらった

2年間、動けなかったレシピ開発が
山形さんのおかげでグッと進む

仕上がったお粥が、もう、想像を超える美味しさで
どこに行っても食べられない、
でも懐かしさも華やかさもあるような
オリジナリティあふれる美味しいお粥ができた

それに、
私が当初想定していなかった食材も
味の調和や驚きのために
たくさんご提案いただいた

たとえば
しいたけとごぼうのくつろぎでは
百合根と蓮の実どちらもあることで味の違うホクホクさがとても美味しいし

ホタテ貝柱と生姜のエネルギーでは
隠し味のゆずやトマトがめちゃくちゃ味の変化に寄与していた


山形さんにご尽力いただいていなければ
こんなに素晴らしいレシピには絶対にならなかった

ご協力いただけたこと、そしてココナラに登場してくださったこと、食品素人の私のオーダーを細やかに汲み取ってくださったこと、心から感謝しています。
ありがとうございます

ちなみにキービジュアルも
開発と同時に山形さんに撮影していただいたもの

具材のリッチさや鮮やかさが出ていて
とってもお気に入り


2021年に構想が生まれて
2023年4月レシピ開発が完了

長くかかったが
その分、大満足の商品ができた

LITS FOOD 薬膳粥 販売サイトはこちら →https://litsfood.base.shop/

◾️山形ゆかりさん プロフィール
総合病院にて病院薬剤師として勤務する中、糖尿病病棟を担当し、食の大切さ・楽しさを深く感じ、食の世界へ。
薬剤師の経験を活かし、飲食店のメニュー開発・薬膳や健康・美容に関するレシピ提案や撮影・執筆活動など。
フリーランスにて活動中。
Instagram→https://www.instagram.com/yukarifood

◾️杉田タオ プロフィール
一児の母
育休中、「どうしても簡単に済ませしまう自宅ランチ」をもっと楽しく幸せなものにしたい、という想いで起業。
過去、友人と旅した香港・台湾・韓国の薬膳粥文化に感化され、
それを手軽に楽しめるキットの開発に着手。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?