フォーリン・ピーポー(2)
連載モノです。初めての方はこちらをどうぞ ▼
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当時 mixi に書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。
※このころ小倉に住んでました。
*登場人物のご紹介*
※ジョン太=妻のことです
※ユースケ7才(小学2年生)、シュンヤ2才
=2008.07.31の日記=
「フォーリン・ピーポー(2)」
そもそも語学に興味があるのはジョン太のほうで、私は英語はほとんど話せません。新婚旅行で楽しく海外を過ごせたのは、ジョン太がいたからと言って良いでしょう。そんな私が外国の人たちと話すって? ホントデスカ・・
◇
「シュンヤを保育園に預けて行くから、ユースケと先に2人で行っといて」
え!ユースケと2人で行くの?
「保育園は9時からだから、それみんなで待ってたら間に合わないでしょ」
◇
アメリカン・サマー・キャンプは朝9時開始。
家から会場まで、バスと電車を乗り継いで約1時間。ジョン太が来るのは10時過ぎ。ということは・・9時から10時まで頼れる人(ジョン太)がいないってことじゃん。えー!!困る困る。
「じゃ、代わりにシュンヤを保育園に預けに行ってくれる?」とジョン太。ぜひ、そうさせてくれ!と頼みたい気持ちをぐっとこらえました。それではあまりに消極的すぎる。こんな時にいらん見栄を張りたがる私です。
え!遅れて来るの?OKOK!と、さも何でもない振りしてしまいました。激しく自己嫌悪。
当日、ユースケと2人で先に出発しました。バスと電車を乗り継いで、天神に無事到着。アメリカン・サマー・キャンプと言っても、屋外ではなくビルの会議室で行われるようでした。
目的地のビルに到着。エレベーターのボタンを押しました。ちょっと早めに着いたから、トイレに行っておこうか?・・・・・
チーンと扉が開く音。
「フォーー!!」と、いきなり歓声が響きました。エレベーターの外には見知らぬ外人がいっぱい。歓迎の言葉が飛び交い、私とユースケを受付に連れて行こうとします。え?いや、私はトイレに・・なんてこんな状況で言えるはずがない!
会場に入ると、音楽が流れていて、一緒に踊るように、といったニュアンスの英語で話しかけられました。振付を教えてもらい、見よう見まねで踊る私とユースケ。曲は、あの懐かしの「マカレナ」です。
ナゼ ワタシハ ココデ オドッテイルノデスカ?
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