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ばら色の未来

子供たちが小さかった頃の思い出。
当時ブログに書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。
※ユースケ4才のお話

=2006.01.10の記事=
「ばら色の未来」

新年にふさわしい話題を書こうとして思い出したことがあります。去年の秋のことです。1泊2日でUSJに遊びに行きました。いっぱい遊んだ後、オフィシャルホテルに泊まって、ユースケを寝つかせていたときの話。

ユースケにUSJの感想を聞いたらこんなことを耳元でささやきました。
「でもね、未来を見たよね。楽しかったから安心したよ」
耳を疑いました。でも本当にそう言ったんです。ユースケには、USJが未来の国に見えたのかもしれません(笑)。

疲れたのかユースケはすぐに寝てしまい、私もまた眠りにつきながら、それもいいかもしれないなと思い始めました。USJのような未来があってもいい。未来はつまらないものだと誰が決めたのだろうか?

ばら色の未来は、まず想像することから始まるのではないだろうか、と。

現実を見れば、とても楽観的な気分になれないのは分かります。でも、足元しか見ないようでは、きっといつか行き詰まるでしょう。理想や夢を語ることは何も恥ずかしいことではなく、みんなが上を向いて歩くようになれば、きっと未来は素晴らしいものになるはず。子どもたちにそんな未来を残してやりたい。

なんて、そんなことを考えた翌朝のこと。ユースケは私にこう言いました。
「今日からここが新しいおうちだね」

 おいおい、ここはホテルだってば。

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