ノーガードの殴り合い

ノーガードの殴り合いというのは高校や研究室の同期と情け容赦なく言葉の応酬をする、という事象を表した語として僕は用いています。
感情や思考を何も精査せずふと思い浮かんだ語彙に乗せて表現するのは、言葉を発する側としたらまあスカッとするものの、言葉の受け手としてはクリティカルダメージが入るのであまりいいこととは言えない気がします。
まあ殴り合いなので、互いに互いを傷つけ合ってる痛み分けのような状況なので、ハンムラビ法典的に考えればセーフかな…いや、アウトか

バイト先(自分では勝手に職場①と呼んでます)での話もあります。
僕は大学4年にもなり職場①ではベテランの部類に入ります。
自分としては高圧的な態度は取らず、誰からでも話しかけてもらえるいいキャラをしていると思っているので、後輩や同期との仲はいいはず。多分。
むしろ仲がいいというより後輩から舐められているというか互いに互いを煽り出すというまさにノーガードの殴り合いが行われています。

ついこの間も
僕「卒業旅行に行きたいんだけど、友達が少数精鋭だから誘えないんだよね…」
後輩1「物は言いようですね」
同期1「というか精鋭って何?」
後輩2「それツッコミ入れるか迷いました」
僕「突っ込んでもらうために餌まいたんだよ」
後輩2「先輩餌まいてるのか本気で言ってるのかわかりにくいんですよ」
僕「みんな容赦ない…最近、高校もだし研究室の同期とも『ノーガードの殴り合い』をしてるんだよね〜」
同期2「殴り合いというか炭酸の場合殴られにいってるよね」
後輩2「サンドバッグですね」

ということで、ノーガードの殴り合いについて事例と反省文を書こうとしたら僕がサンドバッグになっているという話になってしまいました…
職場①では僕はサンドバッグになっていますが、その他の同期や後輩は年齢・学年に関係なく煽り合いをしているという、それこそノーガードの殴り合いです。
結構殺伐とした空間…と思いきや仲良く雰囲気よく勤務できています。

まあとはいえ、ただただキツイ言葉を相手にぶつけていると関係がギクシャクしてくるので、ノーガードの殴り合いでも、猫パンチをぶつけあってるくらいならコミュニケーションとして許容されるけれど、ジャブレベルだとダメージが蓄積してそのうち取り返しがつかなくなるので気をつけなきゃですね。ボディブローなんて以ての外。
どんな表現でも猫パンチのように優しくできる語彙や表情や話し方を会得したいと思いますし、思ったことをそのまま言葉に出さないことに気をつけたい今日この頃です。

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