2021年もいろいろありました。

おはようございます。
師走に入ると何故か交通量がいつもより増える気がします。
やっぱりお仕事関連が忙しかったり(年末の営業回り)、
年末年始の準備に忙しかったりするのでしょうか。

私の場合は年末年始は通院日程を組むのが大変です。
1週間くらい病院がお休みですからね。如何に処方薬を切らさないように、かつ年末年始の患者さんが多い日を避けて通院するかを毎年考えます。
(ゴールデンウイークや夏季休業時も同じことが言えます)
今年も無事に年末の通院日程+処方調整が出来ました。

さて、今回のお題は「振り返り」。この1年で私に起こった変化の中で2つ取り上げたいと思います。

今年の二大変化。

1.障害年金の申請が通りました

今年は年始から隣県のK大学病院に通院しました。
障害年金をもらうために去年の10月から動いていたのですが、申請に必要な診断書を書いてくれる病院がないのです。
当時通っていた病院は専門ではないので完全に処方薬をそのまま出すだけ。
その病院を紹介した別のQ大学病院は診断名を変えた上に「診断書は書かない方針だから」の一点張り。書かない方針ってなんやねんと思いましたが、無駄にプライドだけが高い科(by元医局員)だったので、もう頼る気もしません。
K大学病院でも診断書は書けないと言われました。ですが、鑑別診断(※)が足りないと思われる病名を4つほど上げていただいたり、病院のかかり方について教えていただいたりと充実した内容でしたので、行った甲斐ありました。
(※)鑑別診断:他の疾患ではないという証明。他の疾患に関して血液検査やCT、MRIなどで検査の上「その疾患ではない」というお墨付きをいただくこと
県内の大学病院にお願いしても専門医がいないから診断書が書けないと言われたり、書くよって言ってくれていた医師が次の診察では「やっぱり書けない」と言い出したり(おそらく医局からの圧力と思われます)。
民間病院に行ったら「大学病院の診断書の方が効力が強いから」と言われたり。

結局元々診断してくれた本州のO大学病院を頼りました。
最初は医局事務員に「コロナ禍で、福岡県を通過するからダメ」と断られました。そこを「新幹線の個室を使って移動するから」とお願いし、「特例を認めると面倒だから」と言われて、じゃあ言ってやろうじゃないかと発言したのが以下。

『そちらの病院から紹介された先の大学病院で診断名を変えられた挙句、処方薬は変わらないし、治療も安静だけだし、診断書も書いてくれないし、悪化していくばかりでほぼ寝たきりになったんですよ』
流石にこの内容は紹介元の病院としては黙っていられるはずがありません。自分たちが紹介した先で診断名を変えられたら「何勝手に診断名変えてるんだ!?」ということになりますし、悪化したとなるともう紹介したメンツが保てません。自分たちで対応すべき患者となります。ある意味元医学部生の悪知恵です(笑)。

案の定、電話の向こうで医局事務員が「はぁっ!?」と驚愕の声をあげていました。そして、医師に確認して許可が出たら受診してよいということになったわけです。その後専門医からOKが出て、受診できることになりました。

受診当日、ギリギリの体力で新幹線に3時間弱揺られて、何とか病院にはたどり着いたものの、途中で力尽きて車いすから滑り落ち、ベッドに横にならせてもらいました。診察順が後回しにされたようでしたが、専門医がベッドサイドまで診察に来てくれて、診察して、翌週には入院できるよう手配してくれましたし、入院中に診断書も書いてもらえることになりました。

入院は2か月間に及びましたが、処方内容の変更や治療方針の変更、診断書の作成、リハビリとかなり充実した入院生活でした。
前年にQ大学病院に2か月間入院した時は安静と言いながら何もなくて放置されていただけだったのを考えると物凄い差です。
ちなみに同時期にQ大学病院で私が入院したのと同じ科に入院した患者仲間がいるのですが、やはり放置されたり、症例が面白いから研究したいと言われたり、謎のけいれんが発症したら面倒だから退院させようかと言われたりと散々だったようで、病状が悪化して不眠まで拗らせて頼むから退院させてくれと言ったそうです。ホントに病院による対応は雲泥の差です。けいれん起こってるんだったら他の科と連携取って原因究明しろよ!と元医学生は思います。

さて、私のことに話を戻して。
実家から遠く離れているのでお見舞いとかができない、と思われるかもしれませんが、このコロナ禍でお見舞いは禁止ですし、元々一人で遠方の病院に入院するのは慣れているので全く問題ありません。
先生方も8人でチームを組んで治療にあたってくださったので、安心して任せることができました。私の意見もきちんと聞いて共有してくださったので、同じ話を何度もしなきゃならないということもありませんでした。8人の先生+研修医+臨床実習の医学生の相手をしていて、話し疲れることはありましたが、自分の現状を言語化するのにはいい機会でした。
臨床実習の医学生さんの相手をしすぎて、医師や看護師に「無理しなくていいからね!断ってもいいんだからね!?」と心配されたのもいい思い出です。珍しい症例だから、せっかくだから診せてあげたいなーと思ってしまう元医学生のサービス精神です。

とにかく、O大学病院のおかげで体調もそこそこ回復しましたし、障害年金の診断書も書いていただけたおかげで、無事に障害年金を受給することができるようになりました。本来障害年金を受け取れるようになる日から9か月遅れでした。早めに動き始めたのですが、診断書を書いてくれる病院がここまでないとは思いませんでした。O大学病院の担当医には「どうして書かないのかなぁ?」と言われたので、完全に九州の大学医学部の学閥の悪影響でしょうね。
今でもO大学病院には3か月に1回ほど通院中で、今後も障害年金の更新の度に診断書を書いていただくことになります。通院している病院の中で一番通院が楽しみです。通院の時間と体力と交通費とがネックですが、先生にお会いするだけで安心感があります。

2.朝渋に入会しました

病状が悪化し始めてから、早朝覚醒が酷くて悩んでいました。
目が覚めてしまうのは仕方ないから、何か朝活しよう!と思い立ったものの、何をすればいいのか分からず、ネットで調べてみたら、最初に出会ったのが朝渋でした。
第一印象は「よく分からないけど、早起きしてみんなでいろいろやってるらしい」。
みんなでいろいろやる、というのがすごく惹かれました。病状が悪化して、コロナ禍でもあったので、ほとんど自宅から出ることがない生活をしていましたので、他のひととオンラインで会って、一緒に何かをするというのがすごく魅力的でしたので、メール登録して、2021年4月、朝渋に入会しました。
入ってまず参加したのは、作業部。5時からやっている活動時間が一番早い部活です。3時頃目が覚めてしまう早朝覚醒持ちは飛びつきました。作業部で他のひとがやっていることを見て、それもしてみたいなと興味を惹かれたり、チーム活動でおススメされた部活に参加してみたりするうちに、早朝覚醒をネガティブに考えずに済むようになりました。
実は、6月から期間未定で入院することになったので、一旦5月末で退会申請を出したのです。ですが、入院準備のために作業部に3日間参加できなかっただけで【作業部ロス】を発症したので、やっぱり続けさせてください!と6月に即再入会手続きをして、退会はなかったことになりました。
今でも作業部を始めとして、朝渋は私の心の支えです。早朝から誰かと一緒に頑張れるっていいですね♪

変化しすぎてビックリ。

去年の今頃はほとんど寝たきりで、お風呂に入るのも週に1回が精一杯。
通院先では車イス必須。
毎日ベッドの番人をしていて、LINEのオープンチャットで患者仲間と話すくらいしかすることがありませんでした。
それが1年で、朝からリハビリを兼ねて散歩に出かけたり、1人で車を運転して用事を済ませに行ったりすることが出来るようになりました。握力のなさや慢性疼痛などは相変らずですが、それでも自分なりに毎日楽しく過ごせるようになりました。
それと、当人比ですが、活動的になりました。慢性疾患を抱えているのは仕方のない事なので、無理のない範囲で活動が拡がりました。無理をしない、というのを覚えたのも、活動が拡がったおかげです。よく動きすぎて気絶したり椅子から落ちたりしていたのが、最近はその頻度が少なくなりました。
言語化能力も少し上がった気がします。自分の症状や状態を説明することが出来るようになりましたし、オンラインでおしゃべりする際の話す内容を頭の中で整理するのも少しずつですが出来るようになりました。寝たきりで思考することすら億劫だった去年とは雲泥の差です。

来年は更に変わります。

2022年は年明け早々、医療事務(メディカルクラーク)講座を受け始めることになりました。これを就職に繋げていきたいです。講座終了までに就職できなかった場合は医師事務作業補助者(ドクターズクラーク)の資格まで取ろうと思っています。
それから、7月に行われる医療事務資格試験で最難関と言われている診療報酬請求事務能力認定試験も受験したいです。
それから、同じく年明けに【ドキッ!体力もつかな?新幹線利用13時間耐久弾丸通院!!】ということでO大学病院通院が入っています。年明け最初に会う医師が一番信頼している医師というのはすごく嬉しいです。

道は続く。

今後、どうなるかわかりませんが、自分なりに考えて、時にはひとに相談して、自分なりにいい方向に進んでいきたいです。一瞬一瞬を大事に生活することが、私の今後の澪標(みおつくし)になるといいなと思います。

朝渋の書く習慣プロジェクトは今回でおしまいです。
今後はゆったりまったり、慢性疾患患者の日常を書いていきたいと思います。
読んでいただいた方、ありがとうございました。