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管理職になったきっかけは?

最近、そんなことを聞かれて、はて?なんだっけ?と思い起こしてみた。
私はそんなにバリキャリ風に見えないので、迷える若手女子は聞いてみたくなるようだ。

私が管理職になったのは随分前だが、既に女性管理職を増やそうという流れはきていた。
しかし私の会社は女性が圧倒的に少なく、また女性は今よりも分断されていて、管理職/非管理職の壁が厚かった。
管理職になるには「抜擢」されるという印象が強かった。
今はもう少し、間口が広がっているように思うけれど。

登用の適齢期にあっても、自分が抜擢されうるステージにいるのか?そうでないのか?そういった情報はオープンにされず、分からなかった。抜擢されたい、という思いが無いわけではなかったけど、とにかく自信がなかったし、自ら「管理職になりたい」などと口に出して言うのは憚られた。

そんなとき、「私にもチャンスがあるかも?」と思うきっかけがあった。
「自分を抜擢してくれそうな人」に巡り合ったのだ。
着任したばかりの組織長が、たまたま私の仕事ぶりを見る機会があって、「彼女、頑張ってるね、いいんじゃない?」と私の上司に囁いてくれたのだ。後から上司に聞いた話。

その私の仕事というのは、組織内のとあるイベントの企画から司会進行役で、盛り上げようと工夫をこらして頑張っていた。
新しい組織長が参加してくれることも知っていたから、いいところを見せたいという思いも正直あった。
これが、大事なのだ。と、今になって思う。

その後、私に登用試験のチャンスを与えてくれたのは、やはりその組織長だった。

意欲があるならば、その思いはきちんと表明すべき(私は出来なかったけど)。
そしてそれを、然るべき人に届くように、したたかにアクションする。
然るべき人とは、人事を動かす力を持っている人。

組織において、キャリアは自分だけでは築けない。
キーマンを見つけよう。









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