『薫る花は凛と咲く』最強ヒロインの笑顔は、全てを優しく包みこむ【個人的おすすめマンガ】2022年7月度
はじめまして。マンガ好きなWebディレクターのたぃしょぅと申します。
マンガ好きのはしくれとして、1日1冊以上、年間で400～500冊の作品を読んでいます。2022年7月も1日1冊ペースで25タイトル、32冊のマンガを読みました。
その中で、個人的に推したい、オススメしたい作品を
ご紹介したいと思います。
今回は、全く違う学校に通う二人のピュアさを感じる恋愛マンガ
三香見サカ先生の『薫る花は凛と咲く』です。
交わるはずのなかった二人のピュアな恋愛物語
『マガジンポケット』にて連載されている作品。
私は以下に張りましたPVを見た時、「あ。これ好きだ。」となり、
気が付いたときにはポチっと購入しておりました。
バカが集まる底辺男子高校・千鳥高校に通う、強面で物静かな紬凛太郎（つむぎりんたろう）
由緒正しきお嬢様校・桔梗女子に通う、ロングヘアの似合う小柄な和栗薫子（わぐりかおるこ）
二人の通う学校は隣同士。
しかし、千鳥高校は桔梗女子の生徒から徹底的に嫌われている状況です。
そんな、”近くて、遠い”関係の二人が出会う所から始まるのがこの作品です。
さて、この作品の個人的に魅力だと感じている部分は
「ギャップ」と「薫子ちゃんの笑顔」です。
魅力的なキャラクターの「ギャップ」
例えば、先の説明で「強面で物静か」と説明した凛太郎くん
彼は街を歩くだけで驚かれるほどの恐ろしい顔の持ち主で
ガラの悪い人たちにいちゃもんを付けられる事もあるほど。
そんな、彼はどんな人にも優しさを向けることができる人で
周りに気をつかう視点を持っています。
そして実家はケーキ屋さん！
既に魅力が詰まっています。
次に薫子ちゃんですが、小柄でふんわりとした雰囲気で
ザ・お嬢様という感じなのですが
発する言葉や行動がつねに男前なんです！
とあるシーンで、凛太朗くんは
「自分の顔が怖くて驚かせてしまった」
と薫子ちゃんに謝罪するシーンがあります。
凛太朗くんは自らの顔で人を怖がらせた経験が多く
それを気にしての発言だったのですが、薫子ちゃんは
「"怖い"って思ったことは一度もなかった」
とけろっとした表情で返します。
本当にそう思ったことがなかったからだと思いますが
相手の謝罪に対して、気にしていない表情を見せるのは
とても男前な行動だと思います。
このように、キャラクターの容姿と内面のギャップは
作品の魅力だと思います！
最強の笑顔を持つヒロイン・薫子ちゃん
とても男前な性格の薫子ちゃんですが
その表情。特に「笑顔」には魅力がたくさん詰まっています！
待ち合わせで凛太朗くんを見つけた時の「笑顔」
ごはんを食べて幸せそうなときの「笑顔」
一緒に頑張ろうと応援する「笑顔」
どれも同じ「笑顔」ですが
それぞれに少しずつ違う感情が見え隠れしていて
惹きつけられます！
そして個人的に最高の笑顔は
相手が申し訳ないとか、ごめんとか
そういった謝罪をした後の「笑顔」
謝罪する時、人は大きな「不安」を持っていると思います。
「許してもらえるのか」「不快に思っていないか」など…
そういった不安を全て払拭してくれるのが
薫子ちゃんの「笑顔」です。
ただ天真爛漫という訳ではなく、
全ての事象を包み込んでくれるような
大丈夫だと思わせてくれるような
そんな「強さ」を感じる笑顔を持っています。
笑顔を振りまいてくれるキャラクターは
元気で明るいという印象があると思います。
しかし、この薫子ちゃんは元気印よりも
「強い女性」という言葉がぴったりの笑顔を持った
そんなヒロインだと感じました。
作品を読むほど、薫子ちゃんの魅力に惹かれていきます！
あとがき
学園モノそして、学校同士のいがみ合いなど
恋愛マンガとして、似た要素の作品を思いつく人もいるかもしれません。
ラブストーリーの王道要素を取り入れつつ
魅力的なキャラクターを存分に味わうことができる作品になっています。
きっと、皆さんの心に刺さるシーンもたくさんあると思いますので
気になった方はお手に取って、読んでみてください！
とある場所には、隣接するふたつの高校がある。バカが集まる底辺男子校・千鳥高校と、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子。強面で物静かな千鳥高校2年・紬凛太郎は、実家のケーキ屋の手伝いの最中にお客で来ていた少女・和栗薫子と出会う。薫子との時間を心地よく感じる凛太郎だったが、彼女は隣接しながらも徹底して千鳥を嫌う桔梗女子の生徒で……!?“近くて遠い”二人が織りなす、青春彩る学園物語!!
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496548746310
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