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たまごから見るクリスマス商戦の波乱万丈

 たまごの値段もようやく落ち着いてきたなと思ってた昨今・・・全国4カ所の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、卵が品薄となる「エッグショック」が再燃する懸念が出ているとのことです。

JA全農たまご(株)よりたまごの価格推移グラフ。相場もようやく落ち着いてきたのに・・・

 春先のピークから下落傾向にある価格は最高値を更新する可能性も指摘され、クリスマスや年末年始商戦を前に業者は戦々恐々としているようです。

 昔からスーパーなどの小売業界では『卵はお客さんを呼ぶ商品』と言われ、以前は安くすれば客数は増えたようですが、今はそもそもが高いため値下げしてもあまり買ってもらえないようです。


こんな時代もありました

 実際、赤玉MSサイズ1パック248円の「お買い得品」と比べ、300円台のパックは売れゆきがいまいちのようです。私が見かけるたまごも仕事帰りに寄ると300円前後ばかり残っているように思います。

 12月はケーキやおせちと卵を最も使う時期なのにそこに鳥インフルエンザが流行してしまったら・・・。需要が高まる時期だけに、供給量が減れば影響は間違いなく大きいと思います。

 首都圏を中心に全国展開する洋菓子チェーンは昨年以降の動向を踏まえ、クリスマスケーキの値上げに踏み切っています。売れ筋の4~5人向けサイズは300円値上げし3900円、5~6人向けサイズは400円値上げし4500円としたとのこと。お高い・・・。

ローソンでは原価を抑えるため、今年はイチゴや飾り付けのないホール型のショートケーキを2490円で発売しました。割安感を出しつつ家族らで自由にデコレーションしてもらうことが狙いとしています。しかし、フルーツやらデコレーションやらしてしまうと、簡単に追加で1000円、2000円はかかってしまいそうですが・・・。

ローソンのシンプルショートケーキ。お値段2490円。それでも高いような・・・

 ウクライナ戦争の影響はまだ続いていることに加え、円安により輸入品の小麦粉やバターなどの原材料費の高騰も終わりが見えませんが、卵の価格も今後どうなるのでしょうか・・・。もし鳥インフルがこれ以上広まると、卵料理や卵を使うお菓子など影響は大きいかもしれません。

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