フィリピン語とタガログ語
フィリピン語とタガログ語
フィリピンの公用語は英語とフィリピン語(フィリピノ)です。
このフィリピノ語はほぼタガログ語のことです。
フィリピンの首都マニラ中心で話されているタガログ語に、少し言語を足したもの(人工言語)がフィリピン語のようです。
タガログ語はマニラを中心としたルソン南部とミンドロ島(プエルト・ガレラがある島)で話されています。
フィリピンは8000を超える島で構成されている多民族国家のため、タガログ語以外にもさまざなな言語が話されていて、実際には120から187の言語が話されているようです。
そのうち主要な言語は以下があります。
・タガログ語(マニラ含むルソン南部)
・セブアノ語(セブやビサヤ地方)
・イロカノ語(ルソン北部)
・ワライ語(レイテ島など)
・イロンゴ語(ネグロス島など)
・ビコール語(ルソン南東部、ビコール地方)
これ以外にもパンパンガ語など、多くの言語がありますが、フィリピンでよく話されているのはタガログ語とセブアノ語です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Languages_of_the_Philippines より
同僚たちから聞いた範囲ではだいたいどこの地域でも公用語のフィリピン語を学ぶのでフィリピン全国ではタガログ語と英語は通じるようです。
タガログ語の文法はVSO
タガログ語の文法はVSOです。ざっくりした例は
食べる 私 アドボ (私はアドボを食べる)
となり、
英語のSVOや日本語のSOVの文法とは異なります。(例外もある) 他にもアラビア語やヘブライ語や太平洋で話されている言語もVSOの順番の文法のようです。
フィリピンとマレーシアは同じマレー系であっても、隣のマレーシアの言葉はSVOなので、近く国だから文法も近いというわけではなさそうです。
そのVSO文法がタガログ語を学ぶにあたって最初にむずかしいところです。
タガログ語は英語のアルファベットと同じ
昔のタガログ語は、アリバタという独自の文字を持っていたようですが、現在は英語やスペイン語と同じアルファベットです。
基本のタガログ語は5つの母音(a e i o u)と16の子音です。
c、 f、j、q、v、x、zのような子音はオリジナルのタガログ語にはなく、英語やスペイン語由来の言葉に使われることがあります。
丁寧のpo
タガログ語の丁寧語は簡単です。
語末か文中のどこかにpoをつければ丁寧語になります。
とりあえず丁寧にしておいてデメリットはないです。
Thank you po.
フィリピン語は英語と組み合わせても自然
フィリピンで話されているもうひとつの言語は英語です。
フィリピンではよく英語とタガログ語がミックスされた会話がなされることも多いです。
タグリッシュともいわれるそうですが、書かれることはないですが、ふだんの会話の中ではよく出てきます。
フィリピンで話されている公用語は英語とフィリピン語(≒タガログ語)でさまざまなところでこの二つの言語が飛び交ってとてもエキサイティングです。
マスターするには時間がかかりそうですが、フィリピンをもっと知るためにすこしずつ学んでいきたいです。
タガログ語勉強中です。