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ちょっと街が綺麗過ぎるね🙄3日間のオランダ散策

みなさんこんにちは。
長かった冬が明け、これからやってくる花粉の季節に怯えながらも春の到来を待ち侘びているKです。
今回はオランダへ行って来た話を書きます。
旅行記なので写真と補足の文字でいっぱいです。
お時間あればぜひご覧ください。


オランダってこんな場所

国土は41,864平方キロメートル(九州とほぼ同じ)
人口は1776万人
首都はアムステルダム

公用語はオランダ語ですが第2言語の英語をとても流暢に扱う事ができる国としても有名です。
私の住んでいるドイツとも面しているので東側の人達はドイツ語を話すこともできます。

ビザも取得しやすいようで近年では日本からの移住者も増えているそうです。


今回行った街は

今回はオランダ第4の都市であるユトレヒト、首都のアムステルダムへ行きました。

ユトレヒトがあるユトレヒト州
首都のアムステルダムから約30kmの距離にある

ユトレヒトはオランダの中心地に位置しています。
その為、ヨーロッパ各所に鉄道が伸びておりとても重要な街でもあります。
街の景観、住みやすさ、そして文化が良い具合で入り混じりオランダで最も住みたい街としてもとても有名な街です。

アムステルダムがある北ホラント州
州都はアムステルダム…と思いきやそのすぐ西にあるハールレム

言わずもがな、オランダで1番の大都市で首都
とある時代に居住地が不足した時期あり、その影響からか現在でも約2500世帯はハウスボートで生活をしています。
世界で初めて同性婚を合法化した首都でもあります。

ユトレヒトは3回目、アムステルダムは2回目の訪問です。

先に書いておきますがユトレヒトに関しては超おすすめできる良い街なのでオランダ旅行を考えている方は必ず行ってください。

絶対に後悔しません。

今回は先日長くて短い学生生活を終え、決意を持ってドイツに来てくれたさんたろうさんと一緒にオランダへ行きました。

さんたろうさん
先日専門学校を卒業したばかりの19歳
初めての海外、そして当然ながら初めてのオランダ観光

1日目(ドイツからユトレヒトへ移動)

私の住んでいるクレーフェルト中央駅から電車にてデュイスブルク中央駅、そこで新幹線(ICE)に乗り換えてユトレヒト中央駅へ向かいます。
乗り換え回数は2回、約4時間で簡単にユトレヒトへ行く事ができます。

しかし前日にドイツ鉄道(DB)から「ごめん、(クレーフェルトの)中央駅に電車行かないから途中までバスで行って」お前一体どうしたんだ?という連絡が来たので当日はバスで指定された駅まで向かいました。

ところが当日にバス停まで行くとその臨時のバス停が見当たりません。
探し回る事になり危うく時間に余裕を持ってバス停まで行ったのに乗り過ごすところでした。

バスに乗った後は無事にデュイスブルク中央駅まで到着、新幹線にも無事に乗れてのんびりヨーロッパの何もない景色を堪能しながらユトレヒトへ向かいました。

2時間後には無事ユトレヒトに到着。
さんたろうさんにとっては初めての、私にとっては久々のユトレヒトです。

この文字を見るのも約5年ぶり
相変わらず駅構内は騒がしかった

ドイツには無い改札を通り外へ出ますが改札の通り方を忘れてしまい2人で困惑していました。
(ドイツ鉄道のアプリにて切符を購入、その際に手元に届くQRコードをかざすと改札が開く)

駅前の広場
ドイツの駅前と違って危険な雰囲気が全くない

最後に来たのはおそらく5年程前、当時は建設中だったショッピングモールもしっかりと完成して綺麗な駅になっていました。

ユトレヒトでの行動範囲

主に街の中心部と運河沿いを散策し続けた
歩くだけでもこんなに楽しい街はなかなか無い
中央下にはナインチェ(ミッフィー)博物館がある
宿泊地は後述

駅を出て少し歩くと早速オランダに来たなと実感する光景が目に広がります。


見事なまでに整備された自転車道

自転車の量が一気に増えました。
ユトレヒトの街では何年か前に街の中心部から車を追い出そうと言う政策が計画されたそうですが流石にそれはまずいだろと言う事で妥協してこの様な作りになったそうです(聞いた話)

車道と自転車道の区別がしっかりされている
オランダの車のマナーは大阪に近い為に区分を分けないと毎日死人が出る

なかなかの自転車の量だなぁ…なんて思いながら街の中心部へ向かうとこんな風景が現れます。

『今日この町でレースでもやんだっけ?』ってくらいすごい量の自転車乗り達が信号待ちをしている

オランダの謎のルール(マナー?)なのですが、自転車道を走行する際には基本的にほぼ全ての自転車乗りが全力で走行します。
ちんたら走行していると後ろから無理やり抜かそうとする人と更にその人を抜かそうとする人で激突して自転車事故が多発する為でしょう。

上の写真に写っている虹色の横断歩道はこの街の名所の1つでもあります。

虹色の横断歩道
小さくて見えないが赤信号がミッフィーになっている

実は現地の人はこの存在を知りません。
普通に考えて信号の色は見ても信号のマークまでは見ませんからね(笑)
撮影している人はほぼ間違いなく日本人です。

青信号はミッフィーが可愛く歩いている
赤信号
ミッフィーは直立して待つタイプ

青信号は横断中に撮影ができますが赤信号は撮影しようと身を乗り出しすぎると『はーい、跳ね飛ばしまーす』という勢いで何事もなく自転車に跳ね飛ばされるので撮影の際は気をつけてください🫣

これぞオランダの街並み

やっぱりオランダと言ったら運河ですよね。
言語と仕事の問題がなければ移住したいです。

今回宿泊地として選んだstayokayホテル

今回滞在するホテルは前回この街に来た際も利用したホテルです。

当時、私はクレジットカードを持っておらずホテルの予約をする事がなぜかできませんでした(ホテルの予約は基本的にクレジットカード支払い)
仕方がなく片っ端から直接宿泊を申し込みに行くもどこも満室で『今日は日帰りかな』と困りながら最後に寄ったこのホテルにて運良く宿泊をさせてもらう事ができました。

この時には英語が話せず(今も話せませんが)受付にて「ドイツ語なら話せますが…」と伝えた所、両親がドイツ人だけど生まれも育ちもオランダだからドイツ語は話せないけど理解ができるお兄さんとのやりとりを今でも覚えています。
あの時の対応の良さから再びこのホテルを利用させていただきました。

先に書いておきますが、このホテル立地も内装もとても良いです。
なんせ街のど真ん中にありますからね。
駅からも10分程で到着することができます。
昔は2階が受付でしたが現在は1階の小さなスペースが受付となっています。
隣のレストランが休憩ロビーを兼用しています。

今回の宿泊は2泊3日で約200€(3万円ちょい)
部屋はとても狭いですが観光でほぼ寝に帰るだけなので全く問題ありません。
朝食オプションは次の日の朝だけで1人9€。
朝をガッツリ食べたい人にはちょっとおすすめできませんね。

バスタオルを1枚貸してくれますが同じタオルを毎日使うのが嫌な方は持参か貸し出しオプションを利用してください(約4€)

ドライヤーは無いので気合いでなんとかしましょう。

チェックインが15時。
私達が到着した時間が13時と早過ぎたので荷物だけを預けて街を散策しに行きました(2€でロッカーが利用できる。コインと交換して利用するが間違えて2€硬貨を投入しロッカーを詰まらせた)

ホテル前の広場
自転車の路駐率がやばい

ここから歩いて2分もしないうちに運河沿いに到着します。

運河、街並み
晴れると最高に良い風景になる

石畳が多く歩きやすい靴でないとかなり苦労します。

運河付近での写真
「押すなよ?お願いだから絶対に押すなよ」
運河沿いで飲むコーヒーはさぞ美味かろう☕️

オランダはライン川下流の低湿地帯に位置しており、国土の 4 分の 1 が海面より低い干拓地の為この様な街になったそうです。

15時ピッタリにチェックイン(定刻に来たからスタッフが驚いていた)
部屋に荷物を置いた後は再び散策をします。

オランダのバイクはだいたいこれ
自転車と同じレーンを走行する
おそらく何年か前に法律が変わったのだろう
皆ヘルメットを被っていた(つい最近までは被っている人はごく僅かだった)
街中はどこも一緒
けど静かで観光しやすい

ぶらぶらしていたらチーズ専門店が🧀

絶対胃もたれするけどあのでっかいチーズに被りついてみたい

再び運河沿いに降りて写真をバシャバシャ📷

トンネルから見える風景も良かった

他人の玄関もおしゃれさがあったからバシャバシャ撮影していました。

道の色が茶色い場所は自転車の走行が可能なエリア
これはドイツでも同じ
運河を横にくつろぐ若者達を眺めながら「うちもあんな学生生活してみたかった」とぼやいていた

初日にしては歩きすぎたからかホテルにて一旦休憩😪気づけば夜だったので夕ご飯を食べに再び街を散策する事にしました。

帰宅ラッシュ(18時半)
中央は車道兼自転車道
歩道の肩身が狭すぎる

オランダの郷土料理といえばなんでしょうか?
恥ずかしながら私は全く知りません。
と言うのもオランダはかなり様々な食文化を取り入れた国でもあるため様々な国の飲食店が軒を連ねているのです。
なので当然ながらお寿司屋さんがいっぱいあります🍣
ラーメン屋さんもいっぱいありました。
しかしユトレヒトに来てまでお寿司ガチャ(経営者は大概日本人ではないので味が保証できない)はしたくないのでハズレがないピザ屋さんに入りました。

遠征先で迷ったらイタリアン
この後に出てくるティラミス(写真なし)が超美味しかった

お恥ずかしながら、私は英語が全くダメダメなので飲食店に入る事はとても難易度が高いです。
しかし今回一緒に来てくれたさんたろうさんは私以上に話すことができないのでちょっと頑張ってお店へ入りました。
拙い英語でも理解しようと努力してくれた店員さんのおかげでとても良い時間を過ごすことができました。

運河沿いの公園を散歩
真っ暗だが静かな時間がとても良かった
歳をとるとこの様な時間を取るのは日本では難しくなる

運河沿いでのんびりお散歩。
ジョギングクラブの人達がみんなで集まって楽しそうに走っている姿を眺めつつ『ここなら移住したいなぁ』と思いながら歩いていました。

昼間は自転車で埋まるこの道も20時を過ぎると一気に静かになる

帰りは地元のスーパーへ寄っておやつと夜のお供を購入してホテルへ帰りましたとさ。

オランダに来たのだからハイネケン
飲んでいるとどっかのスポーツの音楽が頭に勝手に流れてくる

2日目(ユトレヒトからアムステルダムへ日帰り観光)

朝は8時起き。
ホテルの宿泊オプションで付けた朝ごはんを大量に食べた後は前日の夜に散策した公園を歩きお目当ての場所へ向かいます。

晴れるとこんな光景
近くに住みたい
飛び出し坊…じゃねぇな

しばらく歩くとお待ちかねの博物館に到着しました。

どこかで見たことのあるうさぎさん

そうです、ここがかの有名な

ナインチェ博物館です。

日本ではミッフィーと呼ばれていますね。

作者であるディック•ブルーナさんは大の親日家としても有名です。

アトリエには日本人形も飾ってある
(dickbruna.jpより写真を使用)
正面にある中央美術館で入場チケットが購入できる(と思っていた)

前回この博物館に訪れた際には正面の美術館にてチケットが購入できました。
今回も同じ方法でチケットを購入しようとしたところなんと現在はオンラインのみでの販売に切り替わっていました。

完全にやらかしてしまいました。

ここのQRコードを読み込むとWebサイトへ飛ぶことができる

仕方がないので明日行く事にして駅へ向かいました。

意外と苦戦する海外での切符の購入

ユトレヒトの駅に着いた私達は切符を購入する事にしました。

オランダの券売機

その国によって切符の買い方、電車でのルールが違います。
ですので切符を購入する時は毎回苦労します。
幸いにも現在はネットで前もって調べることができるのでそこまで苦戦しませんでした。
オランダ語は読めませんがドイツ語設定があるので楽に購入することができました。

ついでに眺めてみた追加欄
自転車よりわんちゃん🐕を乗せる方が高額だった
切符
磁気が内蔵されている為、Suicaの残高を調べるアプリを携帯に登録しておくとこの切符でSuicaの残高が確認できる

切符を買ったら改札へ行きます。
ドイツには改札がないので久々な気分です。

下の円にかざすと扉が開く

ユトレヒトからアムステルダムまでは片道30分とかなり近いです。
電車に揺られてのんびりしていたらあっという間に到着しました。

なぜか駅の看板を撮影してしまう

アムステルダムは7年ぶりに来ました。

アムステルダムでの行動範囲

行動範囲はかなり狭め
滞在も5時間ほどだった

いきなりですが面白いものを見つけました。

コロッケの自動販売機
昔は現金のみだったが現在はカードで買える
自動販売機ではあるが後ろで店員が補充している

コロッケの自動販売機です。
日本のコロッケとは違い衣が硬くて食べ応えがあります。

そのまま外に出ると絶景でした。

海が近いから海水が流れている
中央の建物の白い場所の上にはなんとブランコがついている

やっぱり首都だけあって駅周辺が綺麗ですね。
ドイツの駅周辺は基本的に超汚くてヤバい奴らしかいないのでこの差には驚愕です。

駅正面
東京駅にそっくりだが関連性は全くないらしい

オランダにいたら運河クルーズをしたいと思っていました。
前回訪れた際にもしましたがやっぱりアムステルダムと言ったらこれです。
駅の目の前にあった船着場から今まさに出港しようとしている船があったので乗り込みました。

天気も気温も最高、そして船長の話力が思考に素晴らしかった

アムステルダムの中心地の風景はとにかく綺麗です。

ハウスボートが軒を連ねる
船が通る際に門が開く

座席の前に座っているおばあちゃんが少しだけ日本語を理解できる方だった様で、私が「凄いね!」と言ったら「凄いよね!」と言ってくれました。
その後にも度々日本語で相槌をうってくれていたのでおそらく日本人との接点がかなりある方なのでしょう。
クルーズ後に会話ができなかったのがとても残念です。

綺麗な運河
写真を撮る手が止まらない

その後は街中をひたすら散策します。

アムステルダム旧教会
静かな場所だった
つい先程クルーズした道を歩く

これが臭いんだな

アムステルダムと言えば…マリファナですね。
オランダは大麻の使用が合法化されている国でもあります。
大麻が利用できる店舗をコーヒーショップと呼びます。
それ喫茶店じゃんと思う方もいるでしょうが喫茶店はカフェと呼びます。

「ちょっとコーヒーの店行ってくるわ」と友達が言っていたら引き止めましょう。

マリファナ博物館

街中でマリファナを吸っている人達がいるので「わぁー街綺麗ー、くさーい🤤」なんて事に四六時中なります。
この臭いばかりは慣れません。

行ってみたい場所

そして今回は1箇所行ってみたい場所がありました。
みなさんご存知の飾り窓通りです。

映像等での記録は原則禁止されているのでYoutubeではしっかりと閲覧することがほとんどできません。
しかし時間帯が昼だったので撮影は可能でした。

この様な窓枠からお姉ちゃんが客引きをしている
主に家主から部屋を借りて営業する
しっかりとした職業なので労働組合がある

何も考えずに写真を撮り続けていたら突然下着姿のお姉ちゃんたちが現れたので慌ててカメラをしまいました。
間違えて撮影をしたりするとお姉ちゃんたちに超怒られます。

あと驚いたのがこの通りの隣が中華街だったことです。
『やたらとアジア人多いな』思っていましたが中華街があったらそうなりますよね。

危なすぎ

アムステルダムの観光地は道が狭すぎるので車が1台侵入するだけで通行人全員が止まる羽目になります。
接触事故も普通に起きるので終始ヒヤヒヤしていました。
ちなみに自転車もバンバン通ります。
『あれでよく揉め事が起こらないなぁ』とずっと思いながら散策を続けました。

新教会
人が多い

いっぱい歩いて疲れたのでユトレヒトへ帰る事にしました。
久々に来ましたが驚くくらい街が綺麗で、そして適度にマリファナ臭くて楽しかったです。

ユトレヒト駅
なんだか落ち着く

夕ご飯時だったのでホテルへ戻った後、再びユトレヒトの街へ出て散策を始めました。

前日もそうでしたがやっぱり言葉が話せないので簡単に注文ができる場所が良いなと思いながら歩いていました。
そんな時、1箇所のレストランに目が止まりました。

運河沿いにあるレストラン
運河を横目に夕ご飯なんて楽しいだろうなと思いながら眺めていた

運河沿いにあるレストランです。
初めてこの街に来た際に『誰かと来ることがあったらあそこで食べてみたいな』と思っていた場所です。
言葉の問題はありましたがせっかくこの街まで来たので思い切って入る事にしました。

レストランから見える景色
とても優雅な時間を過ごせた

憧れていた運河沿いでの夕ご飯です。
ちょっと寒かったですがとても良い思い出になりました。

座っていると鴨たちが寄ってくる🦆

寝る前にはビールを1杯だけ飲んで寝る事にしました。

休憩スペースでは1杯
この後部屋で2本空けた

3日目(帰宅)

あっという間に帰る日です。
自転車で爆速出勤する人達を眺めながらマクドナルドで朝ご飯。
その後運河沿いを散歩して再びナインチェ博物館へ行きましたが結局希望時刻に予約が取れなかったので次回に持ち越して駅へ向かいました。

駅構内に本の無料貸し出しコーナーがある

ドイツとは大違いで定刻通りに電車が到着。
たった3日の滞在でしたが、とても良い時間を過ごせました。


おわりに

今回は久々の旅行の話でした。
普段旅行をすることは殆どないので好き放題書いたら字数がとんでもない事になってしまいました。
もしここまで読んでくださった方がいるのであれば相当暇な方かとても優しい方だと思っています。

ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。

次回はベルギー(また旅行)へ行った話を書くつもりです。
その際にお時間あればまたお付き合いください。

ではでは🤘

オランダらしい細い建物
よく見ると中段から上が斜めに傾いている

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