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夫婦関係の再構築で悩んでいる方へ

夫婦関係を再構築する過程で、上手くいかない事例をご紹介いたします。

まずは分かりやすく会話風で。小説にでも出てきそうなフレーズですが、実際ホントにあるある話なんです。

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夫「またその話?彼女とは別れたし、もう終わったことやん」→心理状態(めんどくさい、呆れ)

心理状態(夫の態度と発言からイラっとする)→妻「自分のしたことわかってる?」

夫「だから頑張ってるやん。家の手伝いもしてるし、飲みにも行ってないし、まっすぐ家に帰ってるし」→心理状態(うっとうしい)

妻「それは当たり前のことじゃない?私が言いたいのはそういうことじゃない!」→心理状態(全然わかってもらえない苛立ち)

夫「これ以上、どうすればいいんだ!どうしていいかわからないし、オレなりにやっているつもり」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なんでこんな会話になってしまうのでしょうか?

少し考えてみましょう。

罪を償う側は考え方が短絡的で、パートナーの気持ちを理解しようとあまり深く考えません。

・やることやってれば、そのうち機嫌が直る
・ここまでやれば許してもらえる
・お詫びにモノを買ったり、旅行や食事に行った
・家の手伝いをした
・家族サービスをした

など、不安や苦しさ、傷ついた心と向き合おうとするのではなく、上記のようなカタチでの償いを反省として行う人がもの凄く多いです。
これは妻が浮気をして夫が傷ついている場合でも同じことが言えますので、男だからどう、女だからどうということではないと思います。

ある程度これを続けると今度は、「もういいだろう。そろそろ許して欲しい」とばかりに、自分だけこれまでの日常に戻っていきます。ですが、浮気や不倫をされて深く傷ついた心がそんな簡単に癒えるはずがなく、何度も不安や不信感を訴えてしまいます。ここに大きな差が生まれていると思います。

で、結局このような会話になるんだと思います。

もうこうなってしまうと、パートナーが隣でテレビを見て笑っているだけで、ゲームで遊んでいるだけでも腹が立って仕方がない状態です。
「私は今も苦しんでいるのに、もう終わったつもりでいる」とイライラして仕方ありません。

これはもう、どちらが悪いという話ではないです。

まず、罪を償う側が行わなければならないことは、気持ちを受け止めようとしてくれる姿勢だったり、辛い時にそばで寄り添ってくれることです。それを実感できることで不安が少しずつ減り、疑うことが少なくなり、徐々に穏やかな日々が戻ってくるものです。そうして初めて許すこと、信じることができると思います。カタチの反省はオマケ程度で本当の反省とは言えません。しかし実はこれ、罪を償う側は恐ろしいほど気づかないんですよ。それぐらい察してよと思われるかもしれませんが、夫婦だからこそ、こうして欲しいという素直な気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。

再構築をやると決めたら、被害者意識はあまり出さず、厳しい言葉を並べて問い詰めるようなことをせず、素直な気持ちを落ち着いて伝えることが大切だと思います。

頑張ってください!


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