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小さなミスを放っておくと、大きなミスの呼び水になる。

 僕たちは、小さなミスを過小評価しがちです。

 少し食べ過ぎた。少し無駄遣いをした。少し遅刻をした。

 このような小さなミス。一見これらは大したことがないように見えますが、甘くみてはいけません。

 アンカリングという心理学用語があります。例えば、安売りをしている豚肉を買った場合、翌日にそれが定価で売られていたら、購買意欲が下がります。高い、と感じるのですね。正規の値段のはずなのに。この豚肉はこの値段である、という基準ができたことで、それをもとに判断がされるわけです。これがアンカリングです。船を錨でつなぎとめるという意味です。

 アンカリングは物の値段だけに起こるわけではありません。あらゆるものごとに基準はできます。

 僕たちの行動はすべて、次の行動の基準になるのです。

 一回ミスをした場合、それを反省し、意識的に繰り返さないように取り組まないと、次のミスは以前のミスより大きなミスになります。なぜなら、以前のミスが基準となっているからです。

 数分の遅刻でも、次は繰り返さないように改めないと、その遅刻を基準に行動するようになります。何度も遅刻を繰り返すルーズな人っていますよね? 最初の遅刻はミスだったとしても、そのミスを基準に行動する内に、遅刻が当たり前になるのです。当たり前の行動をしても、人は罪悪感を覚えません。

 皆さんは小さなミスを許容していませんか? だとしたら、まだ小さな内に修正することをおすすめいたします。

 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 今朝、30分ほど寝過ごしたので、今日は早めに寝ることにしたのらりでした。おやすみなさい。

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