【子育て】ドラクエ11とLGBT
switchで販売されているドラクエ11Sは、クリア後のお楽しみとして男女問わず、結婚(同棲)できるシステムになっている。そこで、この漫画の出来事。
僕たち夫婦は、『男の子、だけど心は女の子』という考え方をしているが、息子は『女の子、だけど体は男の子』という考え方をしていた。身体的な違いから男女を区別する僕たちと、精神的な違いから男女を区別する息子。どちらが正しいという話ではないと分かっていても、息子の考え方のほうが正しいように感じてしまうのは僕だけではないだろう。
そして、同時にこれからの教育や子育てに怖さを感じた瞬間でもあった。
僕たちはいつの間にか、身体的特徴で男女を区別するようになってしまっていた。いつの時期から?学校の保健の授業から?息子は、まだ男女の身体的な特徴もうまく分かっていないんだろう。男の子にはちんちんがあって、女の子にはないという初歩的な違いもきっと曖昧なんだと思う。だから、彼は心で判断している。とても素晴らしいことだ。僕たちなんかよりずっと本質的だ。彼は今そう信じているんだ。
できれば、このままこの考え方のままで大人になって欲しい。身体的な特徴を見るのではなく、心で見て欲しい。僕たちがもうできなくなってしまっていることを無意識のうちにできる人間になって欲しいと願えば願うほど、どうこれから育てていけばいいかという問題が横たわる。
いつか「シルビアは男の子じゃん」と言われてしまわないか、どう声をかけ、どう導いていくべきか。息子に対してどこまで真摯に向き合えるか待ったなしなんだなと再認識させられた。
もう薄っぺらい話じゃだめだ。6歳といえど、真正面から人間としてぶつからなきゃダメなんだ。教えてもらわなきゃならないこともたくさんあるんだ。
彼にとってはLGBTの問題なんてないんだもん。
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