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【6/4】思い切りバッサリと...

3週間前の話ですが髪を短くしました。

抗がん剤治療の前日にいさぎよく丸坊主にしようとかと。

いつも行っている美容室は色々聞かれたり説明が超絶面倒くさくなるような気がして近所の謂わゆる1000円カットみたいなお手軽美容室へ飛び込みで入りました。

「抗がん剤治療するのでめちゃくちゃ短くしてください。なんなら坊主でも大丈夫です。」

とお願いすると、少し年配の美容師さんの提案は、坊主はお薦めしないのでショートにしましょうと。

髪を切っていく途中のお喋りで美容師さんの旦那さんは末期癌の闘病中との事。私が心配していた抗がん剤の副作用の事などを控えめに優しく色々と教えてくださいました。

美容師さんは毛量の多さと異常な癖毛に悪戦苦闘しながら私の頭を素敵なショートヘアに仕上げ、帰り際に「治療頑張ってね」と笑顔とガッツポーズを…

クジ運のなさとか病気のこととか諸々で私ってついてない人生だなっていつも思っていたけれど、こんな風に人との出会いに関しては誰よりも運の良い人生だと思ったりして。

この時の私は「髪の毛が抜けるくらい平気平気」っていう根拠のない自信と意外と頼もしい精神力で久々のショートヘアの爽快感に浮かれ気分で家路についたのです。

ですが...

三週間後の今現在、髪が抜ける前兆の頭皮の激痛に耐え尋常じゃない抜け毛を目の当たりにし坊主にしちゃおうかと再び悩んでいます。

抜ける髪の毛と抜けた髪の毛の対応にいちいちイライラさせられるからです。

抗がん剤の副作用、例えば皮膚の色素沈着や爪の変色、脱毛は三週間後から出てきます。体調が悪くなるとかでは全く無いのですが地味にイヤな気持ちにさせられてライフポイントを削られていきます。

昨日と今日は、髪をとかす度にブラシや指に絡まって抜ける結構な量の髪の毛を見るたびに、YouTubeの飼い主にブラッシングされる換毛期の柴犬が抜けた自分の冬毛の山を見て微妙な表情をしている動画を思い出し、アイツも同じ気持ちだったのかなって私もアノ柴犬みたいなしょぼくれた顔で過ごしていました。

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皆さんにとって明日が楽しい一日でありますように。
おやすみなさい。


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1話目https://note.com/tanta246/n/na28c53728162

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