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【2日間にわたる歴史クイズ大会を成功させたそうまくん(小5)】

今回の主役は、探究学舎の歴史部で、2日間にわたるオンライン歴史クイズ大会を開催したそうまくんです。両日とも50人近くの参加者が集まり、クイズ大会はとても盛り上がり大成功をおさめました。

彼はどんなきっかけで歴史クイズ大会を開催したのでしょうか?
そこにはどんな挑戦があったのでしょうか?
彼の中にある、大事にしている想いはどのようなものなのでしょうか?

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50名近くが参加のクイズ大会

ZOOMを使ったクイズ大会は、歴史の中でも特に自分の好きな、幕末と新撰組をテーマに選びました。
1日目は幕末に関するクイズを10問、2日目は新撰組に関するクイズを10問出題しました。
自分の予想を大きく超える50人くらいの仲間が参加してくれました。予想では10人くらい集まってくれたらいいなと思っていたから、こんなに集まってくれてすごいな、と思ってうれしかったです。でも、とても緊張しました。

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家族で歴史を探究した3年生の夏休み

もともと歴史に興味があって、特に戦国時代が好きでした。
歴史の探究に火がついたのは、3年生の4月にたかおさん(探究学舎講師・木元隆雄)の明治維新編の体験授業を受けて、探究学舎に通塾するようになったことがきっかけです。その夏休みには、家族で松下村塾へ行き、山口〜名古屋まで移動しながら1日に2つのお城を見ました。また、明治維新について調べた巻物を、自由研究で作ったりもしました。

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歴史上の人物の「男らしさ」への憧れ

僕は、幕末や明治維新に活躍していた「人」がとても好きです。
吉田松陰、木戸孝允、せごどん、勝海舟が特に好きで、それぞれのとても男らしい感じに憧れます。男らしいというのは、勇気があって、誰も恐れないしっかりした信念があるということです。
僕は戦国武将では真田信繁が好きなのです。彼が伊達軍と戦った時に言い放ったと言われているこの言葉が強く心に残っています。
「100万人の武士がいるのに、男は一人もいないのか。」
僕はまだそんなことは言えないけれど、とてもかっこいいなぁと思いました。

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手書きでびっしり書いたクイズ案

スライドやクイズは全部一人で作りました。調べ始めてからスライドを作り終わるまで、1週間くらいかかりました。
本やインターネットでいろいろ調べて、紙にクイズ案をたくさん書き起こしました。手書きで書いたのでとても大変でした。

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クイズの内容も、教科書に出てくるような真面目な問題じゃなくて、みんなに面白いと思ってもらえるようにこだわりました。イメージとしては、探究学舎の授業に出てくるようなクイズです。2日間で、合計20問になるように作りました。

手書きのクイズ案をもとに、パワーポイントでスライド作りをしました。パワーポイントを使うのも初めてだったのでとても大変でしたが、すぐに慣れることができました。

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クイズ大会中の思わぬハプニング!

初めてのクイズ大会で、実は少し緊張して失敗をしてしまいました。
スライドのページを間違えてめくりすぎてしまって、クイズの答えを先に見せてしまったんです。まずい!と思ってすぐに戻しましたが、そのときにわっきー(探究学舎社員・子どもたちのコンサルタント)がすかさず、「だれも見ていないっていうことにしておかない?(笑)」とフォローしてくれました。そしたらみんなが「うん、全然見てない!(笑)」と言ってくれ、おもしろいボケ回答をたくさん出してくれました。結果的にその場がとても盛り上がり、ほっとしました。

「よく頑張ったね。激ムズで一問もわからなかったよ!スゴイ調査力だね!」
終わったあとに、やっちゃん(探究学舎代表・宝槻泰伸)にこんなコメントをもらいました。とてもうれしかったです。

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自由であることが好き

今回はクイズ大会を開催する側だったけど、次はみんなのクイズ大会に参加したいです。次に友達がクイズ大会をやるなら、自分の好きなように、自由に楽しんでやったら良いよ、と伝えたいです。

というのも、ぼくが探究学舎を好きなのは、学校とか塾のようなルールやマナーにとらわれない場所だからです。学校だと姿勢をちゃんとしなければいけなかったり、真面目に授業を受けないといけないけれど、探究学舎では床に座りながら授業受けてる子もいます(笑)。
みんながその時その時の感じたままに、自由でいることが一番好きです。

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そうまくんの将来の夢とは?

僕の将来の夢は医者です。医者になりたいと思ったきっかけは、お父さんがアレルギーで果物が食べられないからです。治してあげたいと思いました。
医者のみなさんはコロナの中ですごく大変だと思います。もし自分がいま医者だったらとても助けたいと思います。
みんなが病気で苦しんだり、死んでしまったりしない世界にしたいです。

歴史も好きだから、医者をやりながら歴史の勉強もしていきたいです。

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あとがき

このようなクイズ大会を主催したのにもかかわらず、そうまくんはどちらかというと普段はあまり目立つタイプの子ではないと、お母さんはいいます。
でも、好きなことを探究する情熱は人一倍強いものを持っています。
そして、いつも自分よりもまわりのことを一番に考え、みんなが自由に好きなことを表現できる世界を、とても大切にしていることが言葉の端々から伝わってきました。

歴史部の仲間たちは、そうまくんのクイズ大会のチャレンジの影響をうけ、パワーポイント使ってスライドを作れる子たちがどんどん増えてきているそうです。子ども同士で刺激をし合うことで、あたりまえにできるレベルが少しずつ上がっていきます。
そんな勇気を仲間たちに与えられたそうまくんは、彼の憧れる幕末の英雄のような「男らしく」かっこいい人物に、知らず知らずのうちに近づいている、そんなふうに私には見えました。

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