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" 旅先で『日常』を走る ~episode0~ "


簡単な自己紹介

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こんばんは、「蒲公英」こと大野です。都内在住、飲食業を営む46歳のおっさんです。40代のうちにフルマラソンを完走したい、できればサブ4を達成したい、というのが目下の目標です。


このnoteを書く理由

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このnoteでは、私の趣味である「旅先で走る」ことの楽しさであったり意義であったりを綴ることによって、見知らぬ誰かに少しでも興味を持ってもらえたらいいなと思っています。
しかし軽い気持ちで書き始めてみたものの、なにから書いたら良いものなのか、またどんなふうに伝えたら興味を持ってもらえるのだろうか、全くといってよいほどイメージが湧かず、一方で締め切りが着々と迫ってくるという、なかなかストレスがたまるシチュエーションであります。


そもそも事の起こりはつい2週間ほど前のことでしょうか? 私が所属しているオンラインサロン『 PLANETS CLUB 』の分科会であるランニング部で立ち上がったひとつの企画がきっかけとなっています。

< 共同運営note / メンバー募集スレッド>
PLANETS CLUBランニング部による、共同運営noteのメンバーを募集するスレッドです!記事の内容は、「走る」が多少絡んでいれば何でもOK。#PLANETSCLUB をタグ付けし、マガジンを紐付ければ投稿完了。走り続けて、書き続ける生活を、各々で楽しむための企画です。

わが『 PLANETS CLUB 』では昨年末から「書く」力を養うための私塾(PLANETS School )を開講しており、受講生である我々がアウトプットを実践する一環としてのプラットフォームが用意されたということです。


正直しばらくの間、参加するか否か迷いました。なにしろ生まれ持っての筆不精。しかも起承転結がわかりやすくまとめられた文章を書くのが苦手なんです。学生時代は読書感想文が大の苦手でした…

とはいえ時には一緒に、概ねバラバラに走っているランニング部のメンバーに対して、一種独特の距離感を保ちながらも連帯感をも持っている身としては、「ここはいっちょ気合を入れて自分も末席に参加させてもらおう」と決意を決めました。

と、ここまで筆が進まない言い訳とグチを聞いていただいたところで、そろそろ本題に入っていきたいと思います。


ぼくらが旅先で走る理由

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ぼくらは日常を生きています。
そして生きていく中で、日常に単調さであったり息苦しさを感じたりすると、その反動から非日常の世界に逃避することでストレスを発散したくなったりもします。
その発散方法がディズニーランドで遊んだり映画を観たりなら特に問題はないのですが、特にインターネットを通じてあきらかにマイナスな発散をする人たちも最近では散見されます。
たとえば安易に炎上騒ぎに乗じて誰かを叩いたり、自分が信じたいからという理由だけで信憑性に欠ける情報の拡散に加担したくなったり。

しかしそれは一時の慰みでしかなく、自分自身の人生をより良く生きていくためには決して有意義なことではないと思います。
そうならないために、僕らはいつもとは「ちょっとだけ違ったかたちの日常」を自ら用意する必要があるのです。


“ ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふっては しばし別れる “

↑ は、私が若い頃に愛聴していた、小沢健二さんの『ぼくらが旅に出る理由』の歌詞の一節です。

オザケンのおっしゃる通り、僕らが旅に出るには理由が必要です。
旅に出るにはそのための『時間』を確保する必がありますし、物理的に『空間』を移動する手間が生じます。それゆえに人類史の中では『旅』とは大いなる非日常に位置していたのだと思います。新婚旅行しかり、社員旅行しかり、修学旅行しかりetc… 

しかしインターネットの発達による情報革命によって『地理』の呪縛は解消されつつあり、我々の身体感覚も同時に以前より拡張しています。『旅』という物理的な身体移動においても心理的なハードルが下がり、『非日常』から『日常』に近づきつつあります。
それでは旅をすることは、僕らが求めていた『ちょっとだけ違ったかたちの日常』に適しているのでしょうか? 

いや、あくまでも旅することは非日常の行為です。先ほど " つつあります " と記したのには理由があって、旅自体を日常にするためにはひとつ工夫がいるのです。

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それは『旅先で走る』ということ。


ぼくらが心理的に旅を日常と感じていても地元の方々からみれば 一介の旅人=よそ者 でしかありません。なので僕らが旅を自らの日常に取り込むには仕掛けが必要となるのです。
その仕掛けとして、『(普段とは違う土地で過ごす)旅』という非日常に『(ライフスタイルスポーツとして)走る』日常を掛け合わせることで、旅先の見え方や旅先での見られ方が一変します。

走ることにより地元の方々から見れば、『旅人』から『走る人』として風景と一体化し、日常の一部となる。一方で走る僕らから見れば、走ることよってその土地の距離感や起伏や位置関係を身体で習得できる。
実際に走っていると、その土地と一体化した気分になるというか… いうなれば普段暮らしているわけではない土地でも身体的にハックできるのです。


『自分の物語』×『日常』を自ら選び取り、そして日常に閉塞しないためにも " さらにいくつもの " 日常を獲得できれば、日々がより充実するのではないでしょうか?
そのための武器として、" 旅 × 走る " のように『非日常』と『日常』を掛け合わせて少しづつ非日常をハックすることはとても有効だと感じています。

ぼくらは旅に出て旅先で走ることによっていつもとはちょっとだけ違う日常に接し、より豊かな人生を過ごすことができるのです。


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参考文献

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☆ 今の時代に『走る』ことの意義について
https://www.amazon.co.jp/dp/4905325110/ref=cm_sw_r_cp_tai_f1sxEbR7T4FY9

☆ 『日常』や『自分の物語』について https://www.amazon.co.jp/dp/4344035763/ref=cm_sw_r_cp_tai_Q3sxEb49Y8EN3

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追記


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ここまで書いておいて言うのもなんですが、じつは生来の飽きっぽさから地元を走るだけでは飽きたらなくなって、あちこち走りに行っているだけなんです。すみません。


次回からは実際に私が旅先で走った記憶を紐解いて、皆様に旅先で走る楽しさを伝道しようと試みています。毎月10日をめどに更新していきます。
去年から「全国47都道府県を走る」プロジェクトを勝手に開催しており、これを書いている時点で43都府県を制覇しています。
このネタだけで47回も連載を続けられるという寸法です 笑。


次回予告

皇居で『境界』を走る


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