私、わたし、ワタシ。
こないだTwitterの短歌のサークルの人たちのスペースのお話の中で一人称についてのお話がありました。
どんな一人称を使って文章を書いたり、自分のことを離したりしているのか?という質問にいろんな方が答えていました。
私自身は、『私』と『わたし』は使っていますが、カタカナの『ワタシ』を使うことは今までほとんどありませんでした。
ワタシ。
『ワタシ』って、カタカナで書いてみると今までとは違う文章ができるかも知れないという言葉をいただいたので、ちょっと挑戦してみます。
ワタシ、…この書き方で文章を書くのは、難しいです……。
自分自身の意識から離れてて遠くの方ににいる自分のような、すごく距離を取ってみている客観的な存在の自分というような、自分の中に隠れている小さな小さな自分のような、平仮名の『わたし』とか、漢字で書いた『私』とは全然違う自分の姿が『ワタシ』の表す『watasi』なのかも知れないと感じています。
『ワタシ』 …宇宙人ぽいような感じもあり、…外国の人を思わせるニュアンスもあります。
どう考えても平仮名の『わたし』や、漢字で書いた『私』とは違う雰囲気を醸し出しています。
どんな文字で書くのかでこんなに感じかたが違うなんて今まで考えたことがありませんでした。
平仮名の『わたし』だと、柔らかいのと声の感じ。
音読のイメージです。
漢字の『私』は書き言葉。
大人の雰囲気です。
カタカナのワタシ、むつかしい。
どうやって使ったらいいのかわからなくて。
ワタシ、どうなってしまったの?
どうするの?
ワタシ、ここにいてもいいの?
遠くから聞こえてくる言葉のように感じてしまうワタシ。
自分のことなのにとても遠い存在に感じてしまう『ワタシ』。
さみしいな。
カタカナのワタシ。
温めてあげたくなります。
ちょっと冷たい感じの、ワタシ。
ワタシのこと、好きになってあげたいです。
ありがとうございます。 嬉しいです。 みなさまにもいいことがたくさんたくさんありますように。