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しあわせになるために

 今までずっと誰かのためにばかり生きてきました。

 でも、自分のためのことを頑張っても良い時が来たような気がしています。

 私がとてもひどい状況にいた時、そのことを知った子供が泣きながら私に、自分を大切にしてくれ、と言いました。

 使えるお金があるんだったら安心な場所に暮らしてしあわせになってほしいと言われました。

 だから私はその時々に自分のできる限りの努力をしてどうしたら自分が安心でしあわせになっていけるのか?それを考えて努力してきました。

 私は子供に救われました。

 そんなふうに自分のことを愛してくれる人に出会えてしあわせだと思いました。

 父が亡くなった後で、私に伝えてくれたこと。

「どんなことがあっても守ってあげるから自分の力で前に進め」

 信じてはもらえないかもしれないけれど、父は私にそう伝えてくれたのです。

 それで私は、そのまま実家を出て、働いたり、結婚したり、子供を持ったり育てたりして生きてきました。

 大変なことの連続でしが、その中に小さな小さなしあわせな瞬間も混じり込んでいました。

 でも今考えてみると間違っていたこともたくさんあったと思います。

 本当は嫌だと思っていたのに我慢してきたことがたくさんあります。

 本当はもっと違う方向に進みたかったのに子供の人生を考えて諦めたことがたくさんあります。

 そのことについて今思っているのは、もしその時に私が別の道を選んでいても、それが本当のしあわせにつながっていたかどうかはやってみていないのだからわからないのだ。と言うことです。

 実際にやってみなければそれが本当に自分にとって必要でしあわせなことだったのかなんてわからないはずです。

 そのわからない未知の世界に私はこれから進んでいこうとしています。

 不安だし怖いけれど、もう戻れないのだから勇気を出して前に向かっていこうと決めました。

 まだこれからなのか。
 そう思うと気が遠くなります。

 それでも私、がんばります。

 そして、自分がどうしても間違っていると思うことは絶対にしたくありません。

 近道は遠回りです。

 だから間違った近道に進むのは絶対に嫌です。

 そんなことをして自分がそれでも夢を叶えることができるのか、自信があるわけではありません。

 それでもやっぱり、間違ったことをしたくはないと思うのです。

 今はそういう気持ちです。

 私のことをいじめたり、困らせたり、悪口を言っている人たちを客観的に見た時に、物理的な面では私よりもずっと恵まれているようにしか見えません。

 よくわからないけれど、自分たちの抱えている不満を私に間違った形で私にぶつけているとしか感じられません。

 だから本当に不思議だと思います。

 自分以外の人のものを取り上げてズルして楽することしか考えていないなんて、自分のこと情けないと思わないんだろうか?そういう気持ちしか湧いてこないのです。

 そんな人たちと戦ったところで、得られるものはありません。

 そんなことしてるより自分が変わっていくこと。

 自分の努力でできることをしなくてはいけないと思うのです。

 甘えん坊で、のんびり屋の私ですが、それでもやっぱり頑張らないと。

 そう思って、今まで、信じられない位辛いことを乗り越えて頑張ってきました。

 だからこそ、これからの自分を大切にしてやりたいと強く思います。

 信じられないようなひどいことを言ったりしたり、している人たちに対して私が思うのは、自分のことをよほど特別だと思っているんだなぁということです。

 特別な人なんて本当はいません。

 信じられないほどのたくさんの努力をして、人の上にたっている人であっても、人を傷つけたり、威張り散らしたりしていいわけではないと思うし、本当に立派な人ってどんなに偉くなってもそんなこと絶対しないと思います。

 たくさんの努力をして、痛みも知っているからこそ、決して人を傷つけたり苦しめたりはしないと思うからです。

 弱くてもがんばっている人、苦しくても歪まないで努力し続けている人をそれ以上に苦しめたいなんて考えるわけがないと思うのです。

 だから人に対して無駄にやきもちを焼いて、みんなでいじめるような人に必死になって対応するなんて間違っているから、放っておこうと思います。

 そんなことより自分自身の目の前の困難と戦った方がいいに決まっています。

 そんな気がするのです。


 しあわせになるために今私がしなくてはいけないこと、それに向かっていくのはとても怖いし、それと戦うことから逃げ出したくもなるけれど、中途半端にずるをして逃げたとしても逃げ切ることはできないような気がします。

 私は前に進みます。

 怖いけど。

 


 

 



 それでその方向で努力しました。

 だからこれでよかったのだと思っています。

 

 


ありがとうございます。 嬉しいです。 みなさまにもいいことがたくさんたくさんありますように。