なに？2種のソーダ味だと？

息をするのも憚られる、むせ返るような暑さの中、
娘が「キャベツ太郎食べたい」というので（娘はキャベツ太郎が好き※この記事参照）近所のコンビニまで二人で買いに行った。

こんなに暑いときはアイスだろ・・・と思うが、その時は塩気のあるものが食べたかったらしい。

コンビニに到着してアイス売り場の前を通ると、
そこには「どーぞどーぞ買っていきなさい、今すぐ私たちを手に取るのです」と言わんばかりにいろんなアイスが鎮座している。
パッケージも様々でキラキラしていて、あたかも「宝石箱や～～～」な世界がめくるめく繰り広げられている。

この光景に「キャベツ太郎脳、略して太郎脳」だった娘の脳みそは完全に「アイス脳」へとスイッチし、
「はい、今すぐあなた様を手に取ります」な僕（しもべ）状態となったようだ。
「いやっほーーーい！アイス様アイス様～～～」と喜びの舞を披露しだした。（一応言っておきますが小学校高学年女子です）。切り替えが早い。

ほどなくして、めくるめく宝石箱の中を真剣に物色し始める。実のところ物色しているのは宝石ではなくアイスだが。
その真剣なまなざし、他の場面でぜひ見せてほしい・・・と横から見ている親（わ・た・し）は切望している。
ほどなくして真剣な顔をしていた娘のまなざしに突如として光が宿り、いきなり勇ましい声で言い放った。

なにぃ？2種のソーダ味だとぉ？

（限定品を見つけたらしい）

いや、ちょっと待て娘。
いきなりなんだその声優風は。男子の声真似は外ではやるなと言っているだろう。
っていうか、それ完全に素でやってるだろ！！

聞いてるこっちが恥ずかしいわ・・・と思いつつ、ふと辺りを見渡すと、
向かいにいた中学生くらいの娘さんと奥さんと一緒に来ていたちょっとサーファーっぽいお父さんがこちらを見て「むほほ」と笑っていた。

今日も我が家は平常運転です。