イノベーションのジレンマ~なぜ私の商品が負けるのだ!?~ビジ単【#83】
イノベーションのジレンマとは?その意味を解説!
イノベーションのジレンマとは「製品に機能をつけすぎて、市場を奪われること」をいいます。一体どういうことでしょう。
例えば、音楽を気軽にポータブルに聞ける機械がなかったとしましょう。そこで、iPodのような製品Aを思い付いたとします。
その製品Aに、「時間が分かった方がいいな」と、時計の機能を付けます。また、「メールのやりとりできたらいいな」「健康状態が気になるだろう、バイタルチェッカーや歩数計をつけよう」「子供のために防犯ベル機能をつけよう」。。。と、たくさんの機能をつけてしまいました。するとどうでしょう。その製品Aよりも純粋に音楽が聴けるだけの製品Bの方が、安さと軽さから売れるようになってしまいました。
これがイノベーションのジレンマです。新機能だ!いい案だ!と、本来の提供価値を忘れて偽りのイノベーションをしてしまうと、市場を奪われる結果になってしまいます。
イノベーションのジレンマに気を付けて、顧客が本当に望んでいるもの、本当の価値を見定めていきましょう。
このビジ単が載っている本→入門 起業の科学~スタートアップの第1歩に最適の1冊~ぼくの教科書【#29】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?