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臭くない加熱式タバコNo.1決定戦in場末雀荘【リルハイブリッド推し】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

雀荘といえば、タバコの煙が部屋中に立ち昇り、
白くもやのかかった部屋の中で脂ぎったオジサンたちが顔をしかめながら打っているというような、
一昔まえまではそんなイメージがありました。

しかしMリーグなどの登場・人気で麻雀のイメージ改善が図られ、
今では明るく綺麗な雀荘でさらに時代錯誤なタバコ吸いながらの遊戯についても制限される時代に。

そんな中で
「タバコと麻雀はセットだろ!いきなり雀荘も禁煙とか言われても無理だ!」
という層と、
「いや今どきタバコですか?屋内禁煙が普通な時代ですけど?」
っていう層がいまして。

どうしても「なんとかタバコ吸わせてください、我慢できないっす」というが麻雀プレイヤーだと多いので、
「じゃーしょうがねえ、加熱式タバコだけなら許したろ」
というスタンスを取っている雀荘が多いわけです。


ただ。
ただですよ。

いくら加熱式タバコとはいえ、
ニオイはゼロではないので、臭いといえば臭いんですよ。

そして、それが喫煙者の口臭と混ざったとき、
まさに殺人的な悪臭を放ちます。


最近よく行っているプチ場末雀荘で、
明らかに口臭がひどく、
それに加熱式たばこのニオイがプラスされてあまりにもやばすぎる悪臭を放つYさんという常連がいます。

ぼくは彼と同卓することになった場合は即ラス半をかけるようにしているのですが、
先日ほかの常連たちが我慢しきれず、閉店前に客がはけたところで、
一気にYさんとの同卓拒否を表明しました。

と、ここまでなら臭すぎるオジサンが同卓拒否されるというよくある事例なのですが、
これをきっかけに他の常連たちが
「こっちからしたらお前らのアイコスも十分くせーんだよ」
と絡んだことをきっかけに、

・そもそも店として完全禁煙に舵を切るべきでは?

という話になり。

そうすればその口臭オジサンの攻撃もそもそも緩和されるはずだというわけです。


ただそこで黙っていられないのが、我々反IQOS派の面々です。

IQOSの体たらくによって、こっちまで禁煙の憂き目にあうわけにはいかねーぞと。

glo派・リルハイブリッド派・プルームテック派が徒党を組んで、
「IQOSが臭いならIQOSだけ禁止にすればええやん」
との主張を展開しました。


当然、
「他のやつもそんな変わんねーだろ」
とIQOS派からの反発があり、
「それならどこまでなら非喫煙者に許容してもらえるか試してみよう」
となったわけです。


審査員はニオイに敏感な若い女性を含む非喫煙者のメンバー3名、
同じく非喫煙者の常連4名。

「ニオイを感じない」「ニオイを感じるが許容できる」
という票が入った数が多い順に発表します。


第一位(7票):プルームテック(WITH2)

今回試したのはプルームテックのラインナップの中でも、
WITH2という機種です。

これはもうマジでニオイがしません。

そもそも副流煙自体がタバコを熱して発生するものではなく、
リキッドを使用していることによるものなので、
基本的にそもそもニオイが無いのです。

絶対に臭いと思われたくないなら、WITH2を使用するのが安牌です。

ちなみに、JTの加熱式たばこデバイスラインナップにある、
PloomXについては、普通にたばこスティックを熱するので、
それなりにニオイがありますので注意してください。

ニオイを気にするなら、WITH2一択です。

第2位(6票) リルハイブリッド(lil HYBRID)

lil HYBRIDは基本的に1種類しか展開されていないので、
機種ごとに違いがあるということはありません。

あるとすれば、タバコスティックの味(?)です。

というか、そもそもlil HYBRIDの存在自体を知らない人が多そうです。
その雀荘でも残念ながらlil HYBRIDを愛煙しているのは僕1名のみです。
ただ、商品の箱にもちゃんと「IQOS」と書いてあるように、
一応「IQOS」ファミリーではあるのです。


lil HYBRIDもWITH2と同様にリキッドを使用しており、
そのリキッドを気化させてそれが副流煙となるので、
根本的にはかなりニオイが出にくい構造となっています。

ただ、WITH2と違うのは、その気化したリキッドがどこを通るか。

WITH2はプルームテックでおなじみのタバコカプセルなるものを通るだけで、
これが歴代ほぼニオイがないのです。

一方、lil HYBRIDは「ハイブリッド」とつくその名の通り、
IQOSなどの一般的な加熱式たばこと、
WITH2などのVAPE寄りの加熱式たばこのいいとこ取りを狙った商品です。

なので、リキッドも使用しつつ、
IQOSなどのようにたばこスティックもちゃんと使用するのです。

というわけで、気化したリキッドがタバコカプセルを通るのか、
熱せられたたばこスティックを通るのか、
そこだけが違いです。

そうすると、どうしてもたばこスティック由来のニオイが多少、
本当に多少副流煙に含まれてしまうのです。


ちなみに今回試したたばこスティックは、緑とオレンジ。

緑に関しては、不快に思う非喫煙者はゼロ人でした。

しかし、オレンジについては、
「好きじゃないニオイの香水を嗅がされている感じ」
と1名だけ嫌悪感を示す結果となってしまいました。

あくまでも、加熱式タバコ特有のニオイのせいで不快だ、
ということではないという点が重要です。


ただやはり基本的にはかなりニオイの少ないデバイスなので、
WITH2同様にニオイを気にする場面で有力な選択肢となるでしょう。

第3位(2票) glo

この雀荘ではIQOSに次いで多い愛煙者がいるglo。

基本的にはIQOSと同じようなシステムで、
しっかりたばこスティックを加熱し、
それにより発生する蒸気?を吸引する形になるので、
WITH2やlil HYBRIDと比べると、
どうしてもニオイが強くなります。

ちなみに今回検証したデバイスは3台でしたが、
いずれもちょっとずつ形状が違いました。

gloはちょこちょこマイナーアップデートやメジャーアップデートを繰り返しており、
使っている本人も一体どのバージョンのデバイスを使用しているのか把握できていないことが多いのです。

なので、今回使用したデバイスがどの世代のものなのかはよくわかりません。

ただ、もう1年くらい使用しているものが1台、
半年くらいのものが1台、
7月に購入したばかりのものが1台
という感じで、ある程度バランスは取れている感じになっていると思います。


いざテストをしてみると、
吸い始めるやいなや
「これこれ、これさ、もう吸う前からすでに臭いわけよ、こっちとしたら」
と、タバコスティックを加熱している最中に発するニオイの時点で、
非喫煙者のテスターからは大不評。

ただ、いざ吸い始めると思ったほど臭くない?
という雰囲気で、
とにかく吸わずに加熱状態で置いておいている状態が最も不快なニオイを発すると感じたテスターが多かった印象です。


テスターからの感想結果まとめ。

「加熱中に発する謎のニオイはとにかく許せない。
副流煙のニオイはまだ100歩譲れば許せる。

一度加熱したらおまえらニコチン依存症患者たちは無駄にデバイスを放置しないでひっきりなしに吸え。
放置されるとクサイ。

無駄に放置しないならまだなんとかなる。」

第4位(1票):IQOS

ビリはやはりIQOSでした。

イルマiでもイルマiワンでもテスターたちへの不快感は同じ。

加熱中も副流煙も両方クサイと。

「これが臭くないって思ってるとか、だからお前ら喫煙者はそもそも嗅覚がバグってんだよ」
と暴言を吐かれる始末。

ちなみにIQOSって、
同じ喫煙者でも、WITH2使用者とかlil HYBRID使用者からしても、
けっこうクサイんですよね。

喫煙者としてはIQOSの吸いごたえは魅力的なのはわかりますが、
非喫煙者とかなり密に接する場では、
できるだけ使用を避けるのが無難な気がします。




というわけで、やはりIQOSは非喫煙者にとってなかなか匂いの面でストレスを与えているということが明確になりました。

WITH2とlil HYBRIDの使用は快く非喫煙者たちにも認めてもらえたわけですが、
問題はgloはどうするか。

「このご時世、非喫煙者を最優先して考えるべきだ」
「いやでも、IQOSもgloも両方禁止したら、この雀荘の客の99%が新しいデバイスを購入する必要が出てくる」
「レンタルIQOSも停止して、新たにレンタル用のlil HYBRIDかWITH2を用意する必要があるが、IQOSやgloと違ってリキッド問題があり、ややこしくなるのでは?」
などなどのやりとりが活発に行われている様子を、
ニヤニヤしながら眺めている店長。


頭を抱えた副店長が
「店長これ、どうします?」
と決定を仰ぐと、
「色々ご苦労さんだけど、IQOS禁止しないよ」
とこれまでのやりとりをすべて無下にする回答が。

「え、なんでですか?」

「ふふ、大人の事情。」

結局IQOSが禁止されない明確な理由は不明のまま、
鶴の一声でIQOSは引き続き使用可能となってしまいました。


喫煙者の意見も踏まえて


ちなみに今回のテスト時に、喫煙者同士でも普段吸わないデバイスを使って試飲をけっこうやってみました。

そこで多かった感想を挙げてみます。

WITH2

・まず加熱する、という概念がないので、制限時間がないのが最高。さすがにこの場面でドラなんか打たれねーだろと思ってIQOSを吸い始めたら、
謎にドラが放たれて急にポン、そっから全部鳴きモードに入り、
いきなりせわしなくなってIQOSのんびり吸ってる場合じゃねー!みたいなことが麻雀にはしばしばありますが、
そういうときに制限時間がなく、好きなときに吸い、好きなときにやめられるのは魅力的。

・ニオイがマジで皆無。ただやはりトレードオフで吸いごたえは他のデバイスにかなり劣る。

・場面次第ではかなり便利に使用できる唯一性があるが、常喫用としては吸いごたえの面で厳しいか?

・パフカウントが正直あやしい。実はもっと吸えるんじゃねーの?

lil HYBRID

・ニオイの少なさと吸いごたえのバランスがいい。IQOSからの移行も、WITHだと厳しくてもlil HYBRIDならいけるかも?

・タバコスティックの状態に左右されず、リキッドを使うことで無理やり安定して大量の煙を吸ったり吐いたりできるのは満足度が高い。味や吸いごたえよりも煙の多さの面で紙タバコからの移行も可能性ある?

・全体的にどのフレーバーでも独特の甘い感じの香り?味?がする。リキッド由来かも?そこに味のクセがあり、これが受け入れられない人は厳しいか。

・充電しながら吸えないのはクソじゃね?

・コンビニでもわりと売ってるわりに、吸ってる人が希少種すぎる。てことは何か致命的なデメリットがあるんじゃねーの?
→リキッドとタバコスティック両方買わなきゃいけないからランニングコストが高い

glo

・正直喫味としてはIQOSでもgloでも大きくは変わらないんじゃね?

・ざっくりgloはケミカル感がややあり、IQOSは王道で紙タバコからの移行を意識してそう。

・gloは誰かが吸っててこれいいじゃん、と思えるデバイスがあっても、それがどの世代のやつでどの機種なのかわかりにくく広めづらい。

IQOS

・やはり元祖だけあり紙タバコから移行するには最も受け入れられそうな吸いごたえ

・ただやはり他のデバイス使ってる人からすると、喫煙者でもちょっとクサイ

・イルマに備えられている一時停止機能は他のgloやlil HYBRID使用者からすると控えめに言って神機能

・gloにも言えることだが、ハズレのタバコスティックにあたると、その一本吸い終わるまでずっとハズレ感。WITHやlil HYBRIDのようにリキッドで無理やり水蒸気を出すシステムではないので、そのへんで不満足な個体にあたるとどうにもならない

・使用者が圧倒的に多く、それは正義。いざというときの「一本ちょうだい」や、雀荘で「IQOSある?」はだいたい通る。雀荘によってはデバイス自体を貸し出していることすらある。これは相当でかい。



まとめ


非喫煙者からみて、ニオイのしない加熱式たばこナンバーワンは、
WITH2
でした。

lil HYBRIDは合格点、
gloとIQOSは正直アウト、
というのが今回のテスト結果です。


ただ、喫煙者たちがデバイスを互いに貸し借りして全部のデバイスを試してみたところ、
タバコ感の充実性などをぶっ飛ばして、
水蒸気を好き放題たくさん吐けて、しかもそれが全然匂わないという、
lil HYBRIDに高評価が集まりました。

非喫煙者からも、lil HYBRIDなら許せるみたいな声が多く、
みんな一斉に移行したらどうか?みたいな雰囲気が高まりました。

ただ、最も維持コストが高い(たばこスティック510円、リキッド80円、計590円)のが懸念点で、
だったらクサイと言われてもIQOSかな~
となっていたところ、

「いや、lil HYBRIDは全部二度吸いできます(非公式)。なので実質半額です」

と僕が決め手の一言。

実際に二度目の吸いごたえも確かめたIQOS派2名、glo派1名がlil HYBRID派閥に入ることとなりました。



いやでも実際本当にlil HYBRIDは相当おすすめでして、
本当にニオイと吸いごたえのバランスがいいのです。
二度吸いについても、チェーンスモーカー気味な人なら気にならないレベルの味を保てているんですよね。
これは、リキッドで無理やり水蒸気を出してあげてるから成立するものであって、IQOSやgloには絶対に真似できない芸当です。

いま、lil HYBRIDのカートリッジなどはある程度のコンビニには置いてますが、
それでもIQOSやgloよりは置いてる率が少ないのが現状です。

ぼくはどこのコンビニでも気兼ねなくlil HYBRIDのカートリッジを購入できるような世界線を目指して、
今日もlil HYBRIDの普及活動を続けていきます。

このnoteを読んで少しでもlil HYBRIDに興味を持っていただいた方は、
是非一度お試しいただけますと幸いです。

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