分人主義って知ってるか?【麻雀プロをヨイショしすぎ?問題】
こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。
※見出し画像あったのにつけるの忘れてたのでつけました。
僕は自他ともに認める性格が悪い人間です。
私生活や仕事中に、人の粗探しをさせたら横に出るものはいない
と色々な人から言われてきました。
そんな僕に対して、noteを読んだ知人から、要約すると
「お前、性格悪いくせにnoteだと麻雀プロ褒めまくってんのなんなの?」
「麻雀プロをヨイショするnoteばっかり書いて。お前が人の良いところを見つけられるような人間だとは思えない。炎上ビビってんのか?」
といったような有り難いお言葉が多数寄せられています。
まったくひどい内容ですね。
しかし、普段の僕の言動を見聞きしている人なら当然の感想かと思います。
ですが、そもそもある程度本格的に書き始めてすぐに最初に出したnoteがこれですからね。
いきなり苦言呈している感じで、全然ヨイショしてません。
あと、炎上するほど読まれてないので特にそこは気にしません。
(オンレ問題は気になるので有料に封印しています)
とはいえ、せっかくnoteを読んでご意見までいただいた貴重な知人たちには何かお返事をしなければなりません。
まあ、とりあえず彼らにはこう言いたい。
「分人主義って知ってっか?」
と。
もともとよく言われていたのは、
どんな人間にも「本当の自分」みたいなものがあって、
シチュエーションやその時属しているコミュニティによって仮面のようなものを被り、演じ分けているというものです。
例えば会社での自分、家族と接するときの自分、フリー雀荘で打ってるときの自分、っていうのがあって、
でもそれらはあくまでも本当の自分があるうえで、仮面をつけているのだと。
それでいうと、ほとんどどんな仮面をつけていても「性格悪い」という属性がくっついてくる僕に対して、
「本当の田ノ倉」
に“性格悪い”は当然含まれるものである、
と、ある程度僕のことを知っている人は思ってしまうわけです。
なので、note書く時だけ悪口を書かないということになると、
「え、何いい子ぶってんの?」
となるわけです。
対して分人主義というのは、かなり雑にいうと、
先の例での
会社での自分、家族と接するときの自分、フリー雀荘で打ってるときの自分、
すべてが自分そのものであると。
「本当の自分」という、仮面をかぶる人格が存在するわけではなくて、
これまで仮面を被っていたとされる色々な自分すべてが自分そのものであるんだと。
そういう考え方です。
(繰り返しますがかなりざっくりまとめてます。界隈の方お気を悪くされたらゴメンナサイ)
僕の場合はまさにそれで、
麻雀を打つということになると、
会社や友人、家庭での自分から満ち溢れていた“性格の悪さ”が消えるのです。
というか、消さざるを得なかった、というのが正しいでしょう。
最初フリー雀荘に通い始めたときは、かなり麻雀中も性格の悪い学生でした。
ただその雀荘はかなりの場末雀荘で、所作をはじめ発声や独特のハウスルールなどかなり特殊な環境で、
いちいち同卓者の対応に目くじらを立てていては、
精神が保たなくなったのです。
昔は、麻雀をしていて同卓者の一人に対して、
「コイツのツモリ方がムカつくな」
とか平気で思っていた人間です。
「三味線じみた長考がうざい」
とか
「ポン発声のトーンがキモい」
とか、色々ありました。
ただ麻雀というゲームは運要素が強いだけでなく、
4人でやるゲームです。
特定の一人をムカつくから狙い撃ちしてやろうとかいうのはかなり難しく、
いくらマークしても
「リー即ツモぉ!失礼ウラ3、リーのみが跳満へ~♪」
なんてことを平気で食らってしまうゲームなのです。
こんな目に遭うたびにいちいちブチ切れていたらメンタルが保たん。
そもそも麻雀が楽しくなくなる。
そこから考え方を変えていき、半年くらいで
「同卓者のいいところを無理やり見つける。何ならスキあらば仲良くなる」
という方針が定着しました。
それからはその雀荘でもかなり馴染めるようになり、
常連客やメンバーと飲みに行ったりするようになりました。
同時に、麻雀中に大きなストレスを感じることが激減しました。
そういうわけで、基本、麻雀と接しているときはそんな感じのメンタリティを持っていることが多く、
Mリーグ等の放送対局を視聴するときも自然と対局者たちのいいところを見つけようという思考になるんだと思います。
あと、「映像を見る」ということに関して言えば、
前職でキャスティング候補出しの仕事は必須で身につけるスキルだったので、
そもそもあらゆる映像作品を視聴するにあたり、
「この人は何か光るところがないか」
という視点で視聴するのが身についてしまっているというのもあります。
ということで、貴重なご意見を送っていただいたMくんとOさんにおきましては、
「分人主義」という考え方を知っていただいて、
お二人が普段接している僕も本当の僕ですが、
そうでない僕もあなたたちの知らないところにはいるんですよ、
そしてそしてそれも本当の僕なのです
別にヨイショとかしているつもりはなく、思ったことを書いてるだけです
というのをご理解いただけますと幸いです。
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