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CMX日本代表に聞く 「ビジネスxコミュニティ」の最先端に参加してみて

6月23日に「世界最大規模のコミュニティ・マーケティング・カンファレンス日本代表に聞く 「ビジネスxコミュニティ」の最先端」というイベントを視聴しました。

イベントの趣旨

世界最大級のコミュニティマネージャー・カンファレンス「CMX Summit」を開催しているコミュニティ「CMX」の日本支部「CMX Connect Tokyo」の代表をつとめる小野晶子さんから世界で起きているコミュニティの最前線の話を聴くというものです。

モデレーターは言わずと知れた、小島 英揮さん

話の内容について

2016年からCMX Summitに毎年参加している小野さん。
今回は過去から現在までの登壇者の話を振り返りつつ、アメリカで起きているコミュニティに対する考え方や価値観の変化とその片鱗について、小野さんと小島さんの経験談を挟みながら話を聴くというものでした。

例えば、
・社内に向けてコミュニティの価値を伝える事の意味
・コミュニティの規模や育て方による種類の違い
・成果やKPIの目線合わせを経営層としておく事の大切さ
・コミュニティの存在意義や目的
・一方的な情報提供でユーザーを退屈にさせてはいけない事
・アメリカにはコミュニティストラテジストという専門職がある事
・以前は企業がコミュニティを立ち上げていたが、今は個人で立ち上げてファンを集める人が多くなってきたという傾向
などなど、様々な考え方や情報を共有頂けました。

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感想

前述した事以外にも色々と学べた事は多かった。アメリカの事例だけではなく、コミュニティマネージャーの第一線をいく小野さんと小島さんから出る経験談や知見にはやはり頷けるものが多く、とても貴重な情報が多かったと思った。

印象に残っているのはコミュニティマネージメントの部門がどこの部署に属するかで求められるKPIや成果が異なってくるというもの。

例えば、マーケティング部門であれば「Acquisition」、カスタマーサクセス部門であれば「SupportやEngagement」といった違いがあるという話があった。

また、一部の企業にはプロダクトの一部門としてコミュニティ部門があるという考え方があって、目から鱗だった。確かに、この考え方であれば自身の役割や存在意義を強く意識せざるを得ないような気がした。

あとは、コミュニティにまつわるKPIやデータなど、所謂、数字に関しての話もあった。この辺は切っても切り離せない話だと思うが、経営層が「結局いくらになったの?」という観点で話してきたらそれは理解させる事ができていない自分の力量不足だと思うしかない。
この辺は世のコミュニティマネージャーは耳が痛いのではないだろうか。

僕自身コミュニティマネージャーとしてガチガチのルールや数字に縛られている訳ではない。そこにはそうしてしまうと、それをコミュニティに求めるようになったり、そこから生じる焦りがコミュニティの中でハレーションを起こす可能性があるからだと思う。

最近考えるのは、コミュマネとしてコミュニティの目的や価値を見失ってはいけないけど、そのやり方や輪の広げ方に決まった形というのはないのではないかと思う。
もちろん何でも思いついたらやれば良いとか、自由にやれば良いという事ではなく、基本のスタンスや成功事例からは学びつつという話だ。

そして小野さんからは下記のようなコメントもあった。

コミュマネは公園の管理人です。みんなが正しく楽しめるルール作りの設計が必要で、それをちゃんと伝える。そしてそれが分かってもらえているかをきちんと確認する必要がある。

確かにその通りだと思った。ルールがあるからみんなが同じ空間で楽しく遊べるのだと思う。

僕が所属する会社でもオンラインコミュニティを刷新しましたが、こちらでもガイドラインという名のルールを設けさせて頂いております!

ぜひ、皆さんに楽しくコミュニケーションを図って交流を深めて頂ければ嬉しいです。
ヌーラボのオンラインコミュニティはこちらから▶︎



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