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私の高校生活 #9 Second Termの行事!

前回の投稿から随分時間が経ってしまいました、申し訳ございません!

最近の投稿では、UWC以外のお話をすることが多かったので、今回は久しぶりにイベントが盛り沢山だったSecond Termについてお話ししていければと思います!

First Year Exam

ということで、一番大変だったことを先に終わらせてしまいましょう!First Year Examは1年の終わりにある学年末試験で、本番のIBのような試験が行われました。日本の学年末試験は、大学の一般受験に直接関係ない学校も多いのではないか(少なくとも私の学校はそうでした)と思いますが、この試験は海外大学、また一部の日本の大学受験の際に必要なPredicted Gradeの予想につながるものなので、割と大事な試験だったのではないかと思います…私はこのテストに向けて、全科目を復習し直し、Past Papersなどを解いて対策していました。

しかし、心配はありません!!なぜならば、周りの皆と一緒に勉強して頑張れるからです!私はスペイン語の作文練習を友人としたり、夕食の時にスペイン語を話す練習をしたりしていました。また、試験勉強中に一緒にご飯を作ったりする時間が楽しかったですし、ストレスは感じながらも試験が終わった時の達成感は素晴らしかったです。

ここで、私が試験勉強中に聴いていた音楽をご紹介します。それぞれタンザニアとナイジェリアの友人に教えてもらいました!

日本語や英語の歌詞があると意味をとるのに集中してしまうので、おすすめは歌詞のないクラシック音楽や歌詞がわからない他の言語の音楽です。勉強中に音楽を聴くことの是非は色々なところで議論されていますが、私は数学の時は聴いたほうが集中できるので聴いています。他の科目は、やる気が出ない時に聴いて、やる気が出たら止めるということをやっていました。また、おすすめは色々な場所で勉強することです。自分の部屋で数時間勉強した後は、図書館や教室、外のベンチに行って気分転換して勉強すると捗りました!

Ski-week (Friluftsveka)

次はUWCノルウェー校独自のイベント、スキー合宿です。1週間弱スキー場 (ほとんど貸切でした)に行き、コテージで過ごします。毎日朝から夜までクロスカントリースキーをして、夜はホットココアを飲みながらボードゲームをしたり、おしゃべりしたりして過ごします。スキーの経験が全くない人にも優しい、ということを売りにしているプログラムなので、技術面で苦労するということはないと思います。それよりも、とにかく寒い、、、、スポーツが苦手な私にとっては一日中スキーをすることがキツかったので早く寝ようと思っていたのですが、夜遅くまで友達と話してしまい、疲労が溜まってしまいました。(あれ?自分のせい?)

このスキー合宿の難関は外で寝ないといけない日です。雪が降っている中、寝袋の中で寝るので寒くて寝られないという人も沢山いました。屋根はありましたが、風で雪が入ってくるのです…これはなかなかの試練でしたが、ノルウェーで外で寝るという経験は一生に何度もできる経験ではないと思うので、頑張って耐えてよかったなと思います。未来のノルウェー校派遣生頑張れ!!そして楽しんで!

綺麗なスキー場。やっぱりノルウェーは美しいです!
寝泊まりした時の様子です。左に見えている屋根の下で眠ります。
炎に癒されます
顔のモザイクを入れたので、この写真だけ画像が悪いです。焚き火をしている間はものすごく幸せなのですが、炎が消えたときの虚無感は忘れられないです笑

First Aid

これまたノルウェー校独自のプログラムです。Red Crossとの協力関係があるからこその特別なものですが、ものすごく苦労しました。まず、医学用語がわからない…そしてセンスがない…さらに実技の時は慌てて頭が真っ白になる…ノルウェー校を志望した時から、学生で運営するFirst Aiderになりたかったのですが、責任を持てないなと思うくらい難しかったです。

得意な友達ももちろんいて、医学部志望の友達はみんな楽しそうでした!実技試験に向けて練習したり、一緒に単語を覚えたり本当に本当に助けてもらいました!!ありがとう!!!!やっぱりESS takerはダメでした笑笑 (ESSは科学が苦手な人がとる科目と一般的には言われています。もちろん科学が得意すぎて社会の科目としてとる人も中にはいるので、本当かどうかはわかりません。噂によるとIBの中で一番簡単な科目だとかなんとか…)

テストの合格も無理かなと思っていましたが、友人のおかげでなんとか乗り越えられました!

First Aidについてはノルウェー校のインスタグラムに行くと、面白い写真や動画が見られるのでぜひ!

MUN (模擬国連)

これはノルウェー校以外のUWCでも良くある行事だと思います。お馴染みの模擬国連です。私はUNEPの委員会でアメリカ合衆国の大使を務めていました。1日、2日目は各委員会で異なる議題について話し、最終日はGeneral Assemblyで共通の議題に対して討論をします。私の委員会の議題は "Consumerism: Fast Fashion Industry and its Impact in the Global North and Global South Countries"と "Promoting sustainable agriculture, forestry, and energy practices to protect biodiversity and improve air quality in the fight against climate change"でした。アメリカとしての立場が難しい環境問題でしたが、他の国々の考え方も知ることができ、国際情勢への学びが深まりました。自分の出身国ではない国を担当し、その国出身の仲間がいるUWCならではの良さもありました。デンマークとポーランドの友人が日本の大使を務めていて、すごく感動したのを覚えています。

Ridderrennet

Second termのハイライトでした!私は昨年からThe Knightsというアウトドアの部活に入っているのですが、その中から学校代表として数人が選ばれてボランティア活動に1週間行ってきました。この時はちょうどFirst Year Examの1ヶ月ほど前だったので、授業が1週間分抜けてしまうことを危惧して参加するかどうか悩んでいたのですが、本当に行ってよかったです!もし未来のノルウェー校生がこの記事を読んでくれていたら、このプログラムをお勧めします!!First Year Examのための勉強よりももっと人生を変えるような体験が待っているはずです!!Examのための勉強は、この1週間が終わってからでも間に合います!大丈夫なので是非応募しましょう!

と、熱を語ったところで、実際に何をしたのかお話しします。

Ridderrennetは障害を持つ方のウィンタースポーツ大会で、ノルウェーだけでなく、イギリスや他の国からも参加者が集まります。中には103歳の誕生日をその大会で迎えたイギリス人のアスリートもいらっしゃいました。

私はホテルのレストランでのご飯の配膳やビュッフェでの手伝いなどを行いました。しかし、初めは緊張してどのようにサポートすれば良いのかわかりませんでした。視覚に障害のある方にroast potatoesをpotatoesとだけ伝えてしまい、蒸してあるのか焼かれているのか、揚げてあるのかという情報を伝えることができず、相手の気持ちを考えられていないと申し訳ない気持ちでいっぱいになることもありました。自覚してはいても、自分が見えていることを当たり前に感じてしまっていて、自分の未熟さ、至らなさを感じました。

それでも、アスリートの皆さんのおかげでレストランでのボランティアは毎回楽しく、毎食4時間近いシフトであっても、自然と笑顔になれました。段々とビュッフェでの手伝いにも慣れてきました。また、大会では参加者の姿に胸を打たれました。自分ができることに注目し、不可能なことは気にしない精神を学び、雪が積もる急斜面にも物おじせず、挑戦し笑い合う参加者の姿を見て、自分も頑張ろうという力強いパワーをもらいました!

ある日のレストラン。綺麗だったので写真を撮りました。朝早かったので、あまり参加者の方はいらっしゃいませんが、皆さんいらっしゃると満席になります!

最終日にあったタレントショーでは、レストランで仲良くなった視覚に障害があるナキという選手がピアノを弾いて歌っている姿を見て、これまでに経験したことのないくらいの嬉しさに包まれました。感動という言葉だけでは表せない、なんとも表現し難い幸せを感じました。私もピアノを弾く機会がありましたが、その後ナキに”You are fantastic, amazing”と手を握られ、感動して泣きそうになりました。

タレントショーでナキが演奏している様子。今でも涙が出そうです。
他にもクロスカントリーやダウンヒルスキー、スノーボードを楽しみました!
いろいろなスキーのコースがありました

駄文でお伝えできたかわかりませんが、本当に素晴らしい経験ができました!!このような体験をすることができて、感謝しています!!

もっと気になる方は、アイスランドの友人が書いているメッセージをチェックしてみてください!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
未来のノルウェー校生宛の手紙のようになってしまいましたが、この記事を読んで、少しでもUWCやノルウェー校に興味を持ってくださる方がいらっしゃれば嬉しいです!

では、また〜



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