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盛岡大学×盛岡市 MORIOKA Trek Tour プロジェクトレポート

盛岡という星でBASE STATIONでは、BASE STATION内での探究サポートと連携し、生徒・学生の皆さんが、地域の魅力を知り、課題を自分ごととして考えることで、自身の活動を盛り上げていただけるように、プログラムを提供しています。

今回レポートするのは、盛岡大学文学部英語文化学科1年生の皆さんが受講する「基礎ゼミナールⅠ」と連携した取り組み。前期・後期に渡る基礎ゼミナールの授業のなかで、学生の皆さんが盛岡市の魅力を再認識する機会になるよう、複数回のプログラムを実施してインプットからアウトプットまでを伴走します。
今年度は、学生の皆さんに新たな盛岡の魅力を伝えるツアー企画をいただくプロジェクト。題して、「盛岡大学×盛岡市 MORIOKA Trek Tour」を進めています。

今回は上半期のプログラムの様子をレポートします。



SESSION1  キーノートトーク in 盛岡大学(6/29)

ツアーを企画するうえで、盛岡の魅力を伝えるさまざまな活動を展開している【株式会社東家の専務取締役 高橋大さん】にゲストとしてお話をいただきました。高橋さんの目線から見る盛岡について、ご自身のプロジェクトとの関連性や、活動に取り組むうえでのモチベーション、ニューヨークタイムズに掲載されたことによる海外の方への魅力発信などについて、ざっくばらんにお話しいただきました。
食や映画、馬、台湾…などなど、一見異なる分野に取り組んでいるように感じる高橋さんの活動ですが、お話を伺うと、すべて関連性があることが分かります。高橋さんが学生に向けて伝えてくださったのは「自分を中心とした同心円から考えてみよう」ということ。自分がどうしたいか、そのためにどんな街にしたいかという視点で街をとらえてみると、普段なにげなく過ごしている街の様子がぐっと自分ごとに近づくかもしれません。高橋さんのメッセージに、学生の皆さんは納得している様子でした。



SESSION2 現地フィールドワーク in 盛岡という星でBASE STATION(7/15)

高橋さんのお話を通じて、盛岡に対する思いや考えを奮い立たせていただいたところで、今後は後期に予定している発表会に向けて、自分なりの視点、自分なりのエッセンスを加えながらツアーを考えていただく、という流れで進めていきます。よりツアーのイメージを膨らませていただくために設けたプログラムが、現地フィールドワークです。
この日は、BASE STATIONを中心に活動している「もりほしもりけん部」のメンバーで、盛岡もの識り検定に合格した「もりおかコンシェルジュ」の皆さんにご協力いただき、学生たちが事前に考えてきたツアーテーマに基づいてアドバイスをいただきました。

学生の皆さんが考えてきたツアーテーマは「日本の建築を感じられるツアー」「写真を撮るのが好きな今どき女子4人旅」「筋肉マニアの一日」、「盛岡のパワースポット巡り」など、予想以上に多種多様。そんなテーマに対して、もりけん部の皆さんには「こんな穴場があって…」「そこに行くならここは要チェック」といったアドバイスをいただきました。盛岡市外出身の学生さんはもちろん、ずっと盛岡にいたけど知らなかった!と、もりけん部の方々の豊富な知識量や、盛岡の新たな一面に驚く学生さんもいらっしゃいました。
1から自分でツアーを考えるプログラムだからこそ、取り組む皆さん自身が感じた生の驚きやお気に入りのポイントを盛り込んで、街の魅力を再認識していただくのが今回の講座の目的。それに加えて、ここで考えたツアーを発信することで、外部の方に盛岡の魅力を知っていただく機会にもなるかもしれません。身の回りにいる家族や友達だけでなく、自分より盛岡に詳しい方々のちょっと異なる視点で教えてもらった盛岡の楽しみ方が、皆さんの新たな発見やアイデアにつながったことだと思います。

それぞれ目の付けどころが大学生ならではで、興味深いテーマがたくさんありましたが、アドバイスを受けて、この先どんなツアーが完成するのか楽しみです。この日は、アドバイスいただいた後に、実際にプランを考えながら市内をめぐってみよう!という予定でしたが、雨天のため、各自時間を取ってまわっていただくことになりました。

現在は絶賛ツアー企画中。発表会は10月末を予定しています。
学生の皆さんが考えた「盛岡オリジナルツアー」は、発表会後にこのnoteでもご紹介する予定です。

盛岡大学の皆さんとの昨年度は取り組みの様子をこちらから


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