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⑥恋愛経験なしのオタク30歳↑の婚活~居住地が婚活に与える影響

『サブカル婚活先生』タンクガールです。
結婚相談所業界最大手のIBJ加盟店を運営する本職の婚活アドバイザーで、特にオタク(サブカル好き)の婚活のお手伝いを得意としてます。
私自身もデブ、ダサい、オタク、対異性コミュ障の四重苦を抱えていましたが、必死の努力で乗り越え、無事に婚活を成功させることができました。
その時得た経験とノウハウを生かし、同じような悩みを抱えるサブカル好き婚活者と、同じ目線に立ったサポートで着実な成果を挙げています。

「恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのか」をメインテーマに語ってきたシリーズもいよいよ第6回目。
もし最初から未読の方は以下からどうぞ

https://note.com/tankgirl_subcal4/m/m78028589aaec

このNOTEではしばらく恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのかをメインテーマに、アドバイスをしてきましたが今回で一区切り。

婚活における個々の戦闘力(婚活市場価値)を構成する代表的なパラメータをRPGになぞらえて解説してきましたが、今回はその最後を飾ります

  • 見た目(先天的な容姿だけでなく清潔感やトレンド感など)

  • 年齢(若さ)

  • コミュ力

  • 経済力(職業)

  • 居住地(相手居住地との距離)

今回は最後の「居住地(相手居住地との距離)」についてお話していきます。

実は影響が大きい居住地問題

居住地が婚活に与える影響は大きいです

サガシリーズなどのフリーシナリオRPGの選択する主人公によって変わるスタート地点のようなものだと思ってください。
ゲームによって差異はありますが、スタート地点によって、出会う仲間や遭遇するモンスターに特色があり、難易度が上下するのが常です。
婚活においても、居住地によって、はっきり傾向と性質が変わるので、居住地に合わせた戦い方をするのが大切です。

私は結婚相談所のアドバイザーで、自分の経験と知見に基づいたアドバイスをするために前提条件だけ少しお話します。

意外と知られていませんが、結婚相談所の婚活において有利なのは間違いなく男性です。
単純に会員の比率が男性4に対して、女性6だからです。
流行しているマッチングアプリなどでは女性が無料なので、婚活全般で女性が希少と思われがちですが、そんなことは全くありません。
真剣度が高い婚活になればなるほど、出産する年齢などを踏まえた人生設計をしっかりしたがる女性が増えるので、結婚相談所を選ぶ傾向にあります。
男性と同額の入会金(総額3万円~10万円↑)や月会費(1万円前後)を払い、結婚相手が見つかった場合に成婚料(相場が20万円ほど)も必要なことからも、女性たちの意気込みがうかがえると思います。

ただし、地域によって、この男女比が少し変わります。その影響や、そこに地域特有の傾向が加わることが婚活与える影響は大きいです。
これを無視して婚活をすれば、時間を無駄にしてしまうかもしれません。
いわゆる東京、名古屋、大阪の3台大都市圏を中心に地域色を語っていこうと思います。
関東(特に一都三県の首都圏)、東海(静岡、愛知、岐阜、三重)、関西(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県が中心)で傾向を紹介したいと思います。

首都圏は全国で最も女性の結婚が難しい地域

日本で最も人口が多く増加し続けている東京都を中心とした神奈川、埼玉、千葉の一都三県で構成する首都圏。
このエリアは女性の婚活が全国でも最も難しい地域として業界では有名です。

その主な理由は二つ
①激しい女性同士の競争になっているのに「売り手市場」と勘違い
②女性の平均所得水準が高いため「自分以上の男性」を求めてドツボにハマる

①については、婚活は女性の方が楽だという間違った先入観によるもの。一般的にも、恋愛では女性は自分から動かずに、待ちの姿勢を取りがちなことも合わさって、なんで上手くいかないんだろうと悩んでしまいます。

②は前回紹介しましたが、収入の多い女性ほど承認欲求が強い傾向にあり、「今まで頑張ってきたから報われたい」と自分以上の経済力を持つ同年代のハイスペック男性との結婚を望みます。しかし、こういった女性のニーズと、ハイスペック男性の「できるだけ若くて美しい家庭的な女性と結婚したい」というニーズがかみ合いづらいです。このラインを譲れないまま、婚活からフェードアウトしていく女性も少なくありません。

一番の対策としては、「女性の婚活が全国で難しい地域」ということを最初から理解する。
これに尽きます。
RPGで、どれだけレベルを上げても「初見殺し」とか「わからん殺し」でなす術もなく負けることがあると思います。
最初から競争率が高いと分かっているのであれば、自分から行動するなどの対策を取れば、戦い易くなります。
あとは、自分のニーズだけでなく、相手側のニーズを読み解く姿勢なども求められます。結局、一緒に家庭生活を構築していくためには、結婚相手との相性が大切だからです。経済力だけではなく、様々な観点から男性を理解する視線をもてるかどうかで、難易度が大きく変わると言えるでしょう。
あとは出来るだけ早く婚活始めることも重要です。以前の記事でも書きましたが、若さこそ婚活最強の武器だからです!

一方、男性にとって、婚活がとても楽なエリアかと言われると、そうでもありません。
確かに、女性と比べて男性が少なく、相対的に有利ですが、全国で最も所得水準が高いエリアであることは頭に入れておく必要があります。前述の通り、女性が男性に求めるラインが自ずと高くなりがちなエリアです。
ただし、女性のニーズの裏側には、田舎の親元を離れて、生活コストの高い首都圏に暮らしているという事情があります。現代日本の社会構造上、女性が産休に入るとキャリアの道が絶たれてしまうことも多く、親の援助も受けづらい環境で、自ずと厳しく考えてしまうのも仕方がない面もあります。
収入を伸ばすのは簡単ではありませんが、男性側も共働きを望む傾向にあるのであれば、こういった女性の事情を理解し、気持ちに寄り添う姿勢を見せることも必要になります。
「女は高望みしすぎている」と安易に口にするのは、FPSの回線抜きで逃げる雑魚プレイヤームーブと変わりません。不幸を呼び寄せ、結婚を遠ざけるだけなので、絶対やめましょう。

男女ともに婚活している人の数は全国的にもトップかつ一都三県の中であれば、交通アクセスが良いため、他エリアと比べると県境を越えることにためらいがない人も多いです。つまり、考え方を少し変えれば、チャンスが多く、攻略しがいのあるエリアともいえます。

東海は全国で唯一女性が有利なエリア

東海地方一の大都市である愛知県名古屋市を中心に、愛知、岐阜、三重、静岡で構成される東海エリアは関東と打って変わって、全国で唯一女性が数的に有利な地域です。

男性と比べると女性の比率がやや女性が少なく、年々イーブンには近づきつつあるものの、いまだ女性有利と言えるでしょう。
世間に流布しているイメージに最も近い婚活が繰り広げられている地域ともいえるかもしれません。

ただし、女性の婚活が簡単かというと、それほど甘くはありません。

受け身で自分から動かない人が他地域と比べると多いからです。

以下はすっかりおなじみになったIBJの成婚白書2021年からの抜粋です。
IBJのサービスを通じて成婚した人たちのデータをまとめています。


関東、関西と比べると、成婚までの活動期間は大きく変わらないものの、自分からお見合いを申込んだ数がかなり少ないのが分かります。
20代後半に至っては半分以下。
30代前半で3分の1。
それ以外も半分程度です。
成婚できなかった女性たちは更に自分から動きません。
待っているまま、座して結末を迎える悲しい最期を迎えます。

こう考えると東京や大阪で成婚を勝ち取っている女性たちは、かなりアクティブに行動しているのがわかります。
いえ、アクティブに動かなければ勝てないのを理解しています。

東海の女性が、定期的に男性から、お見合いを申し込まれるのは良いことではありますが、自分の思い描くような男性ばかりからではありません。自分の思い描くような相手に勇気を出して少しアタックすることも大事です。
ゲームのように自分の強さをレベルなどで数値化できていないので、自分の婚活市場価値を推しはかる方法は、自分が良いと感じる層の相手にお見合いを申し込むしかありません。
それでダメだったら、条件を少し変えて再チャレンジと繰り返せば、いつかはお見合いが決まり易い、現実的な層にたどり着きます

しかし、自分から動かず、自分の正確な婚活市場価値を把握したがらない女性ほど、「良い男性がいない」と口にしますが待っているだけの時間は浪費に他なりません。


上表のとおり、成婚している男性(条件が比較的良い人が多い)ですら女性からの申込が他地域と比べると極端に少ないのは数字に出ています
自分から動くことこそが、東海地区の女性の婚活の必勝法と言えるでしょう。
それだけで成婚できる確率がかなり上がります。

一方、男性についてはいわずもがな数的不利を覆すために、積極的に動くことが大切です。


首都圏を中心とする関東と比べると、男性からの申込件数も少ないです。その理由は女性の登録が少ないのもありますが、公共交通機関のアクセスがあまりよくなく、車で移動できる範囲で仕事と生活をしている人が多いため、生活拠点の近くでお見合い相手を見つけることが基本となるためです。
だから、愛知県であれば愛知県内、岐阜県であれば岐阜県内、三重県であれば三重県内という形で相手を探すことが中心になってしまい、どうしてもお見合いを申し込める会員が限られてしまう傾向にあります。
平均活動日数が伸びる原因もコレです。

対策としては、やはり自分から積極的に動くことに加え、後ほど関西編で解説しますが、エリアを超えてもこちらに来てくれる女性にアプローチするの有効な手段となります。

あとは他地域と比べると成婚した女性との年齢差の幅が狭いのも東海の特徴です。男性特有の「出来るだけ若い女性と結婚したい」というニーズを重視すると苦戦すること間違いなしでしょう。
発想の転換が求められるかもしれません。


女性の結婚への覚悟の強さを感じる関西

関西の特徴は、他地域と比べると女性が積極的ということがあります。

他エリアと比べると所得が低めの男性の成婚率が少し高い部分などにもそれは表れています。

女性が男性にお見合いを申し込んだ回数自体は関東より少ないですが…

男性がお見合いを申し込まれた回数は関東を上回っています。
関東以上に男性が少ないことを物語っており、女性同士が火花を散らす熾烈なバトルを積極的に繰り広げています。

ただこのエリアの女性たちは結婚に対する覚悟というか本気度が他のエリア以上に高いです。

私は、東海地方で結婚相談所を運営していますが、関西の女性は東海地区でもピンと来る男性が居れば、積極的に攻め入ってくる強さを持っているように感じます。
実際に、私がサポートしていた東海の男性と関西の女性が成婚し、今も幸せに暮らしています。
そのきっかけは、関西の女性から男性に「いいね」をつけたことです。
他のケースでも少し条件の良い男性に積極的にいいねを付けたり、お見合いを申し込んでくるのが関西の女性の特徴に感じます。
今ではビデオ通話を使ったオンラインお見合いも一般的になっていることもあり「とりあえずやってみるか!」と行動してみる女性が他エリアに比べると多く、覚悟の強さを体感でも感じます。
このエリアで女性が婚活を成功させるためには、人並み以上の積極性が求められるといえます。
人気のあるMMORPGやソシャゲでも「誘われ待ち」しているだけでは良い固定やクランに入れる可能性は低いのと同じですね。

男性は数的には有利なので間違いなく「婚活がし易いエリア」といえます。
一定水準の条件が整っている男性であれば、他地域以上に女性からのアプローチは受けやすいというデータも出ています。
更に他地域と比べると所得が低めの男性でもお見合いが組みやすく、それに比例して成婚に繋がる確率も他地域より高いです。この辺りは関西の特色と言えるでしょう。
ただし、男性の平均在籍期間は長めです。
複合的な理由は絡むので、在籍期間が長い原因を絞るのは難しいですが、楽天的に構えると痛い目を見ることだけは確かです。
どっしりと腰を据えながら、自分で考えて行動していく「地に足の着いた婚活」をする必要があります。

地方にいけばいくほど狭くなる「地域」の概念

田舎に行けば行くほど、「地域」という概念の捉え方が非常に狭く範囲になっていくのが特徴です。
私がよく相談を受けるのは「今住んでいる地元(市内か隣の市まで)で良い人を見つけたい」というニーズです。

先述の通り、田舎は車社会で公共交通機関が貧弱であるため、自分の生活圏の中でなんとかしたいという気持ちも痛いほどわかります。
しかし、地方都市の人口など、たかが知れており、その中で婚活をしている人かつ自分が会ってみたいと思えるような相手は、そう多くありません。
大昔の結婚のように、近くに住んでいるということだけをマストにするのであれば、良いのかもしれませんが、令和の時代にそんな人は見たことありません。
容姿、年収、年齢などなど複合的な条件を考慮して、会いたいかどうかを決めるのが一般的です。そして、実際に会ってからしか、結婚相手を決める上で最も重要となる「相性」は判断できないのですから。

だから、候補を増やすために自分の生活圏から多少離れている場所に住んでいる人とも会うことが必要です
そして、自分だけでなく、結婚相手の候補の生活環境の変化も考慮して、どこに住むかなども話し合いをします。
通勤時間が伸びたり、実家からの距離が離れても苦にならないか譲歩できる相手であるかどうかが、結婚相手の決め手になるでしょう。
結婚とは、譲り合いだからです。

厳しいことを言えば、自分の現生活圏内から動きたくないと言っている人は自分のことしか考えていない人といえるわけです。
MMORPGなど、協力型ネットゲームを遊んだ経験がある人なら分かると思うのですが、どれだけプレイヤースキルが高くても、自分のことしか考えない人って好かれないし、相手にされなくなりますよね。
それに近いと思います

時には自分の地域を飛び出し遠距離婚活も

必要があれば、先ほど紹介した3エリアの外に出てなんとかするくらいの気概も必要になることもあります。

遠距離恋愛はエンドレスなので先が見えない不安から破綻しますが、遠距離婚活は結婚というゴールがはっきりと見えているので成就する可能性は遥かに高いです(IBJでは交際期間3カ月から6カ月で成婚するルールがある)

毎週デートできなくても、その隙間を埋められるビデオ通話などのサポートツールも出ています。
一緒にゲームしたり、映画を観たりとオンラインデートも可能です。
アイテムを上手く使ってクリアするというゲーム的な考え方もここで生きてくるし、普段からディスコードなどを使い慣れているオタクの人ほど抵抗なく取り入れられるのではないかと思っています。
私がサポートした会員さんでもこのパターンで地域外の方とご成婚されたカップルが複数います。自分が目の当たりにしているからこそ、力説できます。
関西の項目で少し紹介したカップルも、まさにこれに当てはまります。
自分と相性の合う人って本当に貴重で多分日本にも数えるほどしかいません。
覚悟を決めて地域の壁を超える価値は十分あると思っています。

遠距離だと確かに会える回数は少なくなりますが、お金や時間をかけて、会いに来てくれるという事実が、相手の心を大きく動かす要素になり得ます。
また、短いですが濃密な時間を過ごすエッセンスにもなるでしょう。
結婚するに当たり、どちらかが、仕事を辞めるなど、生活を大きく変えなければならないパターンもありますが、譲歩を受ける側は、相手の覚悟に対して「本当にありがたい。一生大切にしたい」という思いが湧いてくるはず。

二人が一緒にいるという「当たり前」が「奇跡」であると思えるのが遠距離婚活の良さですね。

地域による特色と互いの生活圏の距離

今回は婚活の地域が与える影響について語ってきました。
私の知見に基づく、結婚相談所での婚活について、語ってきましたが、こういった地域色はアプリなど、他の婚活でも色濃く反映されるはずです。

データ通りに物事が運ぶわけではありませんが、自分のエリアに合わせた戦い方を予め想定しておけば、より堅実に婚活を進められます。
「わからん殺し」されないように対策は練っておきましょう。

結婚相手を見つける上で容姿、年収、年齢などの条件が真っ先に思い浮かべがちですが、実際に一番ウェイトが高いのが距離です。
誰もが「できることなら生活環境を変えたくない」というのが本音ですから。
その本音を引っ込めてでも、一生のパートナーにしたいという相手が結婚相手に他なりません。
結果として、どちらかの生活圏に入ることになっても、それは話し合いによる合意の結果。
「自分が稼ぐんだから、結婚後は女性が自分の生活圏内に来てくれて当たり前」「実家から離れたくないし、こちらにきてくれる男性を探しています」という考えがなかなか上手くいかないのは仕方がないといえるでしょう。

以上、地域(相手居住地との距離)についてのお話でした。

これで婚活における個々の戦闘力(婚活市場価値)を構成する代表的なパラメータをRPGになぞらえてきた解説も終わり。
次回以降は別の切り口でお話をしていきたいと思います。

もし少しでもためになったと思われる方はスキもお願いします。
モチベーションが爆上がりします。


では、またお会いしましょう!






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