本と日常😌

宮崎に住んでいる高齢者です。とにかく文章を書くことが大好きです。いろいろやっています。

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マガジン

記事一覧

ニューヨークと交換した国

カリブ海に面した国、スリナムは南アフリカで一番小さな国です。かつてはオランダ領ギニアと呼ばれていました。南部には有名なギニア高地につながる深い山地があり、首都は…

11

帽子

 帽子を川に流してしまおうと、何度橋の上で立ち止まったことだろう。  しかし、帽子を頭から取ろうとしても、帽子は頭に深くくい込んでいるのか、微動だにしない。そし…

33

佐藤泰志『そこのみて光輝く』 #読了

とにかく文章力がすごい。とても書けない。

どうしてこのような文章がかけるのか

それは主人公が生きているからだろう。

物語は、物語ではなく、

人の話であることを、教えてくれる。

#ブックオフ100円

15

#シンデレラ曲線#心に残った文章

#木内昇 『茗荷谷の猫』

シンデレラ曲線に心に残った文章を重ねると興味深い。

この小説で私の感じたのは
#不安 が諦観に変わることで、#気づき があり #希望 が生まれる

ちなみにハッシュタグが読者を増やす。

#読書 #小説

13

(掌編)ゆりかごに乗った虎

 流氷といえば大きな白熊を思い浮かべますが、野うさぎを追う内に誤って流氷に乗ってしまった、年老いたアムール虎のお話です。  さてさて、それはそれは寒い夜、その年…

8

ただただ読んでみるだけではなくて、読書をもう少しアクティブに捉えたい。

漢字を忘れないための手書き原稿
自作小説のための構造の研究
読書垢でない部門への読書のすすめ
地元の作家の掘り起こし
遅読のすすめ

など、まだまだ読書は奥が深い。

11

藤井素介『海鳴りやまず・八丈流人群像』 #読了

八丈島の流人たちの人間模様。

久しぶりの時代小説だったが、いいなあ。

流刑は30年にも40年にもなる。

しかも「時の政府が気に入らない者」がそうなる。今も昔も同じだな。

おすすめです。

#ブックオフ100円

9

#ブックオフ で買った本の紹介

津村記久子『この世にたやすい仕事はない』

前に読んだ『とにかくうちに帰ります』の斬新なイメージがあったので2作目を購入。

日常茶飯事のことでも、感じ方次第では悠久を感じることができるんだ、と思った作家。

#ブックオフ100円

13

#ブックオフ で買った本の紹介

井上ひさし『手鎖心中』

心中物は近松門左衛門が有名だが、井上ひさしだから喜劇にしてしまうのだろうか

井上ひさし、心中物、それに直木賞受賞作とくれば

買わない理由がない。

#ブックオフ100円

12

藤井素介『海鳴りやまず・八丈流人群像』 #読書中

時代小説は、一服の清涼剤です。

この本は八丈島の流人たちの人間模様を描いた物語

広い海原が心いっぱいに広がります

果たしてどんな物語が展開されるのか……

時代小説大賞受賞作

#ブックオフ100円

9

小川洋子『まぶた』 #読了

私のイメージする小川洋子作品より、ちょっと不思議さに奇妙さを混ぜた短編集

だからこそ、心に残る杭は深いのかも

小川洋子を読むと超リアルなドキュメンタリーを読みたくなる……不思議

#ブックオフ100円

8

丸山正樹『デフ・ヴォイス』 #読了

実はこの表紙の上にもう一枚カバーがあって、この本のコピーがたくさん書いてある。つまりこれは隠れていてる表紙。こっちの方がいい。

家族が寄り添いお互いを守る……

このコロナ禍で特に大切になった。

#ブックオフ100円

8

最近は1冊読み終わったら、すぐに次の本を読んでしまう。

これはあまり良くないなあ。

気になったところを読み直してみよう。そして考えてみよう。

100円ショップから付箋を買ってきて、貼ってみた。

これいいかも。

12

#ブックオフ で買った本の紹介

宮沢賢治『ビジテリアン大祭』

宮沢賢治ほどいろいろな側面を持っている人はいない

多面体なのだ。

賢治の多面体は宇宙や生命の不思議に向いている

そして、キラキラ光る。

多面体には、朝が似合う。

#ブックオフ100円

15

#ブックオフ で買った本の紹介

丸山健二『見よ 月が後を追う』

丸山健二の本を読まねば……と思いつつ、積読になっている。

対極にあるだろう小川洋子の小説から、ふと足元を見た時の、しっかりした自分の足の存在の確かさ

これって必要だ。

6

桜木紫乃『起終点駅(ターミナル)』 #読書中

北海道在住の直木賞作家

北海道が舞台の小説が妙に好きだ。

しっかり大地を踏み締めているって感じかな。

北海道には2回行ったことがあるが、いずれも夏場の観光シーズン。冬の過酷さは想像すらできない。

#ブックオフ100円

9

ニューヨークと交換した国

カリブ海に面した国、スリナムは南アフリカで一番小さな国です。かつてはオランダ領ギニアと呼ばれていました。南部には有名なギニア高地につながる深い山地があり、首都はパラマリボです。 あまり知られていない国ですが、実は現代の世界にとっても大きな影響を与えました。 1667年、オランダはイギリスとの戦争を終わらせるために「プレダの和約」を締結しました。 この条約により、オランダが占有していた北米のニューアムステルダムをイギリスに割譲し、オランダはスリナムを獲得したのです。 ニューアム

帽子

 帽子を川に流してしまおうと、何度橋の上で立ち止まったことだろう。  しかし、帽子を頭から取ろうとしても、帽子は頭に深くくい込んでいるのか、微動だにしない。そして、幾度か試して、今回も帽子が頭から離れないのを知ると、うなだれながらゆっくりと歩き出すのだった。歩きながら時々見下す川面には、岸の水草の間に有象無象が、あるものは引っかかり、あるものは漂い、流れたくても流れない、とどまりたくてもとどまれない、そんな光景を呈していた。  いつごろからこの帽子が頭にくい込んでしまった

佐藤泰志『そこのみて光輝く』 #読了 とにかく文章力がすごい。とても書けない。 どうしてこのような文章がかけるのか それは主人公が生きているからだろう。 物語は、物語ではなく、 人の話であることを、教えてくれる。 #ブックオフ100円

#シンデレラ曲線 と #心に残った文章 #木内昇『茗荷谷の猫』 シンデレラ曲線に心に残った文章を重ねると興味深い。 この小説で私の感じたのは #不安 が諦観に変わることで、#気づき があり #希望 が生まれる ちなみにハッシュタグが読者を増やす。 #読書 #小説

(掌編)ゆりかごに乗った虎

 流氷といえば大きな白熊を思い浮かべますが、野うさぎを追う内に誤って流氷に乗ってしまった、年老いたアムール虎のお話です。  さてさて、それはそれは寒い夜、その年老いた虎は小さな物音に目が覚めました。チッチッチッ チ、チ、チ チッチッ とかすかに音がします。その音は野うさぎの鳴き声に間違いありませんでした。その年老いた虎はもう何日も食物にありついていませんでした。  その音が野うさぎの出す警戒音だと気づくと、瞳は血走り、かすかな光、わずかな空気の動きも逃すまいと、ありったけ

ただただ読んでみるだけではなくて、読書をもう少しアクティブに捉えたい。 漢字を忘れないための手書き原稿 自作小説のための構造の研究 読書垢でない部門への読書のすすめ 地元の作家の掘り起こし 遅読のすすめ など、まだまだ読書は奥が深い。

藤井素介『海鳴りやまず・八丈流人群像』 #読了 八丈島の流人たちの人間模様。 久しぶりの時代小説だったが、いいなあ。 流刑は30年にも40年にもなる。 しかも「時の政府が気に入らない者」がそうなる。今も昔も同じだな。 おすすめです。 #ブックオフ100円

#ブックオフ で買った本の紹介 津村記久子『この世にたやすい仕事はない』 前に読んだ『とにかくうちに帰ります』の斬新なイメージがあったので2作目を購入。 日常茶飯事のことでも、感じ方次第では悠久を感じることができるんだ、と思った作家。 #ブックオフ100円

#ブックオフ で買った本の紹介 井上ひさし『手鎖心中』 心中物は近松門左衛門が有名だが、井上ひさしだから喜劇にしてしまうのだろうか 井上ひさし、心中物、それに直木賞受賞作とくれば 買わない理由がない。 #ブックオフ100円

藤井素介『海鳴りやまず・八丈流人群像』 #読書中 時代小説は、一服の清涼剤です。 この本は八丈島の流人たちの人間模様を描いた物語 広い海原が心いっぱいに広がります 果たしてどんな物語が展開されるのか…… 時代小説大賞受賞作 #ブックオフ100円

小川洋子『まぶた』 #読了 私のイメージする小川洋子作品より、ちょっと不思議さに奇妙さを混ぜた短編集 だからこそ、心に残る杭は深いのかも 小川洋子を読むと超リアルなドキュメンタリーを読みたくなる……不思議 #ブックオフ100円

丸山正樹『デフ・ヴォイス』 #読了 実はこの表紙の上にもう一枚カバーがあって、この本のコピーがたくさん書いてある。つまりこれは隠れていてる表紙。こっちの方がいい。 家族が寄り添いお互いを守る…… このコロナ禍で特に大切になった。 #ブックオフ100円

最近は1冊読み終わったら、すぐに次の本を読んでしまう。 これはあまり良くないなあ。 気になったところを読み直してみよう。そして考えてみよう。 100円ショップから付箋を買ってきて、貼ってみた。 これいいかも。

#ブックオフ で買った本の紹介 宮沢賢治『ビジテリアン大祭』 宮沢賢治ほどいろいろな側面を持っている人はいない 多面体なのだ。 賢治の多面体は宇宙や生命の不思議に向いている そして、キラキラ光る。 多面体には、朝が似合う。 #ブックオフ100円

#ブックオフ で買った本の紹介 丸山健二『見よ 月が後を追う』 丸山健二の本を読まねば……と思いつつ、積読になっている。 対極にあるだろう小川洋子の小説から、ふと足元を見た時の、しっかりした自分の足の存在の確かさ これって必要だ。

桜木紫乃『起終点駅(ターミナル)』 #読書中 北海道在住の直木賞作家 北海道が舞台の小説が妙に好きだ。 しっかり大地を踏み締めているって感じかな。 北海道には2回行ったことがあるが、いずれも夏場の観光シーズン。冬の過酷さは想像すらできない。 #ブックオフ100円