OpenAI o1のユーモア生成:勘違いを活用する
ユーモアを生成するのはAIにとっても容易なことではありません。しかし、OpenAIのo1はその可能性を大きく広げてくれます。この記事では、o1がどのようなユーモアを生み出すのか、そしてその背後にある思考を深掘りしていきます。
最後に、有料(100円)ですが、プロンプトを掲載しています。10月に入ったので、新しいチャレンジとして導入してみました✨。基本的な記事はこれまで通りのスタンスですが、時折こうした試みも行っていこうと思います。プロンプト自体は400字以上あり、さらに具体的な用例も記載しています。
購入後は、自由に使っていただいて構いません。加工や商用利用も可能ですので、会社などでもぜひご活用ください。
ユーモアの生成
まずは、たった1回のプロンプトで生成されたユーモアをいくつかご紹介します。
この生成された思考の中身を覗いてみるのも興味深いです。
シンプルなプロンプトではどうか
「いや、ちょっと待てよ、これってo1が凄いだけなんじゃないか?」と思われるかもしれません。確かにそうです。しかし、例えば以下のようなシンプルなプロンプトでは、面白い答えはあまり引き出せません。
やはり、AIモデルだけでなく、プロンプトの質も非常に重要なのです。
AIの「勘違い」が生む笑い
生成された内容を見て、少し(あるいはかなり)「おかしな」部分に気づいたかもしれません。これは、大規模言語モデルが持つ「ハルシネーション(幻覚)」、つまり「勘違い」に似ています。(これが活用できないか、というのも本試みの1つです。)
この「勘違い」がただのミスで終わるかどうかは、捉え方次第です。実は、この勘違いこそがユーモアの源泉になり得るのです。勘違いを笑いに変える視点を持てば、新たな創造性が生まれてくるのです。
以下に、o1で生成された少し長い文章を3つご紹介します。(もっとも、これは全てフィクションですが)
ぱっと見は信じてしまいそうですが、これらは全て作り話です。それでも、こうした「嘘」や「勘違い」が新しい可能性を引き出すきっかけになることがわかります。
勘違いから生まれる発想
例えば、「テトリス」の元が「クロスワードパズル」だと勘違いしてしまったらどうでしょうか?普通なら単なるミスで終わるかもしれませんが、その勘違いに新しいゲームデザインのヒントが隠れているかもしれません。
「大根の達人」はちょっと難しいかもしれませんが、訴訟の心配がない範囲で、ユーモラスなインディーズゲームが作れるかもしれません。
ユーモアは一時的な消費だけでなく、新しい可能性を開く扉にもなり得るのです。
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