ロックダウンの上海でささやかれる、食料が届かない本当の理由と、陽性になると連れて行かれる場所。
ご存知のとおり中国は上海、そして上海以外も大変である。
2020年初頭。武漢でコロナが始まったばかりの北京で私が一番心配したのが食料不足。
日本に帰る飛行機チケットはそのときなら取れたのだが、最初にまずキッチンの食料備蓄を見て残ることを決心した。水が止まったらアウトだがそうなったら何を準備していてもムダだからその時は諦めることにした。
その直後、案の定北京のスーパーで一瞬、食料不足と争奪戦が起こりかけたのだが、北京政府が威信にかけて食料を山積みさせた。スーパーや店に3回行って、3回とも食品が山積みなら人間は買い占めはやめる(食品は古くなるからね)。
すぐに旧正月だったけれど、政府はスーパーの職員には普段にまして給料を弾み、その後も長くフードデリバリーと配達は絶対に止めなかった。市内は怖いおっさんがわらわら湧いてきて管理しており怖かったけどね。
中国共産党は問題は多いが、そういうことはうまいのである。
しかし今回の上海、なんかおかしい。上海は小さくて北京よりはるかに管理がしやすいのに。
まず原因としては、
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