「物語思考」

 今日は待ちに待ったこの本。

けんすうさんと言えば、西野亮廣エンタメ研究所の記事や、

毎日のXでの投稿での質問相談に対して、質問や物事を冷静に
客観視しながらの毎回の答えが見事だなと思っている方です。

 第三者の視点を持つ事を意識している自分にとって、
その分析力を見る事でいつも刺激を貰っています。

 そんなけんすうさんの新刊。

 「物語思考」

 内容がどうであろうと読もうと決めていました。


 この本のコアメッセージは

・成功者ではなく、幸せに過ごす人を増やす事。

・物事を冷静に客観視して分析して行く事で世界を

 広げる事が出来る。

・自分と違う物語の主人公をイメージする事で自分を

 客観視しよう。

 という所でしょうか。

「やりたいことを見つけろと言われても、

見つけ方がわからない。」

「行動しろと言われてもできない。」

という方を対象にしているという言葉で始まるこの本。

けんすうさんも過去は動けない方の人間だったとの事です。


 けんすうさんが実践してきた事を書きながら、

 成功者のマニュアル通りに動けばだれでもうまくいく。

 でも幸せと成功は違う。という文章で、
今の自分が成功しようとしていた事に気付きました。


 ・物語思考とはなにか? 

 ・頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える

 ・「キャラ」の作り方

 ・「キャラ」に行動させよう

 ・キャラが最高に活きる環境を作ろう

 ・物語を転がそう

 ・物語のゴールはない

 という流れで進められる本。


 自分の印象に残った点は、

・頭の枷を外してなりたい自分を解像度を上げて深堀りする事。

・未来になりたい姿を定める事。

・日本人は物語の過程を楽しむという事。

・年齢によってやり方を変える事。

・キャラクターを決めてみる事。

・他人が自分の事を判断するように、自分も自分自身を判断

 しているという事。

・環境によって変わる。環境とは周りの人の事。

・コミュニティの入り方。

・SNSの使い方。

・完璧じゃなくていい。何よりも動く!という事。

 です。

・頭の枷を外してなりたい自分を解像度を上げて深堀りする事。

 ここで自分の中に枷がいくつもあるのだな。と感じました。

 たとえば制限を無くして、月にいくら稼ぎたいですか?と問われたら
どう答えますか?

自分は100万あればいいな。と思いました。

 でもここで枷があるんですよね。
制限なしだから1000万でも2000万でも良いはず。

調べれば同世代でそれくらい稼いでいる人なんてたくさん居るんですよね。

でもその方法を知らないだけ。だから100万という数字なんですよね。今の自分の答えって。

 興味を持って深掘りしていない事で自分の選択を狭くしているのは自分なんだと。

改めて気付いた部分でした。

・未来になりたい姿を定める事。

 今の自分がなりたい姿というのは何か?

・仲間を応援する事が出来る人間になる事。

・他者貢献出来る人間になる事。

・これまで高齢者看護で関わってきた方の想いを踏まえて、

 今という時間を楽しく生きる事の大切さを伝えれる人になる。

・自分を満たして、仲間も満たせるような人になる事。

・今チャレンジしている仲間と共に成長して行く事。

 といった所ですが、では具体的にどうなれば良いのか?

というと、漠然としています。

 ここを解像度を上げて行くと実際にどうすればいいのか見えてくるという事。

 例えば、仲間を応援する人間になりたいという事は、

 自分が関わる人の笑顔が見たいというが自分の中にあります。

そこで、自分が出来る事でその人の心の重荷を少しでも減らせたら良いと思っています。

 では、そこに必要なのは、コミュニケーション技術だったり、相手を承認する事だったり。

そうやって解像度を上げる事で、今はどうなのか?

何を改善すれば良いのか見えてくるといった感じです。

・日本人は物語の過程を楽しむという事。

 海外の方は、目的の為なら過程を気にせず最短で行こうとされるそうです。

 でも日本人は過程にこそ魅力がある。応援シロがあると

感じるんだと。

 だからこそ物語に意味があるんだと。ここは西野サロンでも

見ていますが、自分も物語を作る意味を考えようとも思いました。

・年齢によってやり方を変える事。

 今自分は40代。

40代は あの人っぽいよね と思われる事。

すごくわかる気がします。

最近自分らしくを特に意識するようになりましたし、

そう言われたいとも思っています。

 各年代のやり方も書かれており、参考になります。

・キャラクターを決めてみる事。

 自分以外のキャラクターを持つ事。

 逸話かもしれませんが、矢沢永吉さんの話。

俺は良くても、YAZAWAはどう思うかな?

というやつですね。

 要は冷静な第三者視点で見る事。

それをキャラを作って行う意識を持つ事。

そうする事で自己を見つめる事が出来るのだろうなと

思いました。

・他人が自分の事を判断するように、自分も自分自身を判断しているという事。

 たしかに!しかありませんでした。

 自分を一番見ているのは自分自身。そして判断しているのも

自分。それを知る事だけでも考え方が変わるなと。

・環境によって変わる。環境とは周りの人の事。

 これはまさに今だなと。自分が成長しようとしている人に囲まれたらそうなるのを体験しています。でももっと高い位置も目指したい。そうするとどうすればいいのか。

 自分がなりたい人になるという人のそばに行くとそうなれる。

たしかにそうだと思います。だからそう動いてみようと思いました。

・コミュニティの入り方。

 やはり自分のなりたい人が居るコミュニティーに入る事がそうなる第一歩。

これもすごくわかります。でも運良くコミュニティーに入れていますが、これからも素敵だなと思う人が出てくる可能性は高いと思います。

 その時にどうすればいいのかまで書いてありましたので参考にします。

・SNSの使い方。

 SNSをどう使うか、目的と注意点も含めて書かれています。

今はSNSは生活に密接に関わっているものであり、上手に使う事が必要なんだなと思います。

 ファンをどう増やすかという事も意識して行きます。

・完璧じゃなくて良い。何よりも動く!という事。

 これですね。完璧思考の自分にとって、
毎回この部分は考えされられます。

完璧じゃなくていいからまずやる。
やれない人は完璧にこだわり過ぎている。

 20%の出来でも良いからやってみる。
そこから経験して修正していけば良い。

 本当にそうだと思います。
もっと思いを届けれるには?と。毎日が勉強です。

 今回思った事、感じた事を書いてみましたが、

 やりたい事が見つからなくて悩む人のキャリア設計術

とサブタイトルにあるように、

 今悩んでいる人にはぜひ読んでみて欲しい一冊です。

 10年後になっていたい姿100個書くみたいなワークもいくつもあるので、実際にやって、今の自分を深掘りしていこうと

思います。

 読んでいただきありがとうございました


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