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早くも今年の外国映画1位が決まったかもしれない「フェイブルマンズ」(スティーヴン・スピルバーグ)

Instagram及びFacebookからの転載。

私が観た場所と時間帯もあるのかもしれませんが、公開1週目にして観客が私以外に一人しかいませんでした。危うく久しぶりの貸切観賞になるところでした。

映画が好きなら、スピルバーグの新作にして「産まれて始めて映画館で映画を観るシーン」から始まる映画を、映画館で観ない理由があるのだろうか?日本人は作家で映画を観なくなったのか?映画ファンはどこへ行ったんだ?

宣伝や予告を見た時、いよいよスピルバーグもレイトワークに入ったかと思いましたが、とんでもない。とても瑞々しい、破たんを探すのが難しいくらいの傑作でした。

踊るミシェル・ウィリアムズの神々しさはどうだろう?

戦争映画を作ってる時のアクション性はどうだろう?

編集機を使ってる時、完全に目が取り憑かれている。

あんな力強いキスシーン、近年観た記憶がない。しかもキリスト付きである。

芸術は麻薬。映画ジャンキーを描いた映画で観た者の誰かが映画ジャンキーになってしまうかもしれない危険な傑作。


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