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Where are you from? と尋ねるよりも

彼と公園を歩いていると、前から歩いてきたカップルから「シャローム(こんにちは)」とヘブライ語で話しかけられました。

少し話した後、「なにか他の言語は話しますか?」と尋ねられました。日本語を話すと答えると、「実は大学で言語学を専攻していて、アジアの言語に興味があるんです」と、知っている日本語を披露され、とても近所に住んでいることも分かり、また会おうということで会話は終わりました。

5分にも満たない短い会話でしたが、とても話していて気持のいいカップルだったと感じました。

まず「なにか他の言語を話しますか?」という聞き方はすごくいいなと思いました。東アジア人が少ないイスラエルでは、私が外国人なのは明らかです。なので、大抵の初対面の人からWhere are you from? と聞かれます。イスラエルにいる限り、何回も聞かれる質問なんだろうなと思うと少し疲れるし、それに住んでいる場所で出身国を尋ねられるのって、なんとなくよそ者扱いされてる気がして気持ちのいいものではないです。(まあよそ者なんですが)

彼らもきっと私の外見から外国人だと判断して話しかけてきたのだと思うのですが、直接どこの国から来たのかと聞かれるよりも気持ちがいいなと感じました。

また、ヘブライ語で話しかけてきてくれたのもいいなと思いました。こちらで生活していると大抵の人から第一声から英語で話しかけられます。お店などでヘブライ語で話しても英語で返答されます。きっと見た目で「外国人=ヘブライ語話さない」と判断されているのでしょう。このカップルからはこの「見た目で判断している」を感じなかったので、気持ちよく会話ができたのかと思います。ちょっとした心遣いで印象ってこんなに変わるものなのか〜と、自分が話すときも気をつけようと思いました。



イスラエルに住んで7ヶ月になりました。暮らしに精一杯で、長らくnoteを書けていませんでしたが、今回みたいに短くても頻度を上げていけたらなと思います。

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