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コラム「君の居場所はどこか」

昨日は金曜日だったので、久しぶりに知っている焼き鳥屋に寄りました。
滞在時間はサクッと15分程でしょうか。

これが今の私のスタイル。
1週間お疲れ様を労う一杯。
お通しはもつ煮込み、串は一本、ビール一杯、と決めています。

もちろん帰る前に娘に電話。
「今からいつもの焼き鳥屋に寄るね!すぐ帰るよ」
と私が話します。娘からは、お持ち帰りも買ってきてねーと返事が返ってきました。

15分後、食べ終えてサクッと帰りました、笑。

もつ煮込みとビールが幸せ

場面は変わり、もう閉店してしまった、以前行きつけだった、焼き鳥屋さんの話です。

私が立ち飲み屋を気に入った店は以前の勤め先の近くの立ち飲み屋でした。10年ほど前の話です。

通ったきっかけは、娘が産まれた後に、息抜きの時間が欲しくて、保育園にお迎えに行くほんの少しの時間、15分、当時はまだ煙草も吸っていたので、一服して、ビールを飲んで、焼き鳥を食べて、ボーッとしている時間が好きでした。

ちょうどよく、なら1人の時間を楽しめる立ち飲み屋は本当に素晴らしい場所です。若い人にこそ、1人を楽しんでほしい。常連さんと話をしても勉強になるし、いろんな生き方があるなあ、なんて思える。看板メニューも最高!

通い慣れてから、常連さんと話すようになり後から知った事ですが、当時私は15分で帰るので
「15分の女」
と常連さんの間で呼ばれていたそうです。

そこまではすごく良かったんだけど、それから家庭生活で様々な事があり、当初15分だった寄り道が、ダラダラと長くなり、いつの間にやら、お酒が居場所になってしまっていました。

しかし、こういう事は長く続かなくて、やっぱり自分に合わない事は緩やかに馴染まなくなっていく。

煙草もそうだし、お酒の飲み過ぎに、夜の時間の使い方に。

居場所というのは、間違えてしまうと、人生も間違うのかもしれない。

犬や猫が寝る場所をちょうど良く、ふみふみして心地よく固めるように、未来に続く「ちょうど良さ」というのは少しずつ踏み固めていくものだと思います。

今の静かな時間があれば、平日の寄り道は週一の、15分が幸せ。

今の居場所はとてもニュートラルな感じです。

あとは大切な人たちと過ごす時間でしょう。

毎日今日を生きて、夜は眠る生活は続く。

(MacBook)

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