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eスポーツおじさんと呼ばれた男

こんにちわ、こんばんわ。

初めましての方、そしてそうでない方も
高知の「たにもと」と申します。

中四国eスポーツおじさんとして様々な場所に出現、見かけたことある方も
いらっしゃるかもしれません。

まもなくJeSU(日本eスポーツ連合)の支部が発表されると思います。

その前に自分がどのように考え行動してきたか、noteにまとめようと思いました。

ゲーム業界に何もつながりのなかった男が、どうeスポーツに取り組んできたか、少しお付き合い頂ければ。


■たにもと


たにもとは現在、38歳です。
地元は高知で、18歳の時「高知県なんて、何もねぇよ!つまんないよ!県外出るよ!バカ!」
と出ていった人。

3年前まで岡山県の不動産会社で賃貸のお部屋紹介をしていました。
「このお部屋、近くにコンビニあって便利です!駅まではこの道を通れば近いですよ!」

みたいなアレです。
そこでせっせと働いて、お金を貯め、脱サラリーマン。

現在は投資会社をやっております。
(聞こえはかっこいいですが、要は私一人で株や為替を取引し生計を立てています)

投資会社設立やわたし自身のゲーム話は詳しく話すと長いので、今回は省略(◞‸◟)


■eスポーツ協会を名乗った訳


私が高知県で「eスポーツ協会」を名乗り始めた経緯です。

当時、大分県eスポーツ協会(現・連合)会長 西村さんの活動をTwitterから知り、興味がどんどん湧いていきました。そして、

「大分でも地元を盛り上げようと活動している人がいる!自分は時間もあるし、高知を盛り上げることをやろう!」

「なんとか新しい雇用を創出したい!」

「どうしてもゲームというと、陰でコソコソやっているイメージが強い気がする…
メーカーさんの許可をしっかりとってプレイヤーが胸を張って遊べる、楽しめる環境が作りたい。」

という3点からでした。

そして西村さんへ突然のDM⇒メール⇒電話。ほんとすいません…
電話にも関わらず本当にいろいろとお答えいただきました…約半年後にようやく顔を合わせてのご挨拶ができたのですが、情熱を持ってゲーム、eスポーツについて行動できたのは西村さんのおかげです。
本当にありがとうございます。

■同志が欲しかった

四国から早い段階(2018年5月)で「協会」を名乗る事により、私も!という「eスポーツ同志」が中四国で欲しかったのですが…

残念ながら次に声が上がったのは2018年12月。

なんだ、半年後じゃん。と感じたあなた。

そうなんです、たった半年…ではありますが、この半年は非常に長く感じました。
理由は他県でも「協会・連合」といった団体が次々に名乗りを上げていき、様々な活動を始めていました。

当時はそれだけでかなり焦りました。何に焦っていたと言われるとなかなか文字にはできないのですが
このスピード感のある界隈で「置いて行かれる」といった感情でしょうか。

県対抗戦や地域リーグ戦の構想にしても、やはり1人では限界を感じたり、不安だったんだと思います。

今は大丈夫ですけどね!( ◠‿◠ )

■出会い

eスポーツが流行語大賞トップ10に選ばれるまでに出会った方には、
今でも非常にお世話になっている方が高知県内外問わず多いです。

中でもCyAC 小林社長はほんと私が活動初めて間もないころにいきなり高知までいらっしゃって頂き、いろいろな事を教わりました。むしろ今でも学びっぱなしで、尊敬する方です。デジタル化が進む中でも、会う事の大切さを学び、即自分も取り入れ中四国内動き回り、
東京にあるメーカーさんも、可能な限り訪問し続けました。

かかったお金は知らん!()

なるべく余計な事を考えず、ひたすら行動しました。


しかしながら2019年に入ってからは、「口だけeスポーツやるやるマン」が異常に増加する。
小林社長から学んだ、「会いに行く」という志が折れかけたのもこの時期だ。


ただ、本当ありがたいことに折れそうな心をタイミングよく熱心なプレイヤーに出会うことができ、モチベーションを保つことが出来ました。
League of Legends、PUBG、ぷよぷよeスポーツ、グランツーリスモSPORT、スーパーボンバーマンR、鉄拳7などなど…

お名前を挙げるときりがないのですが、多くのプロ選手やプレイヤー、MCの方からも実情や本音を聞くことができ、自分の糧となりました。

そんな日々が続き、プレイヤーが笑顔で楽しめる環境作りや競技レベルの底上げを意識して行動しています。

■高知県以外での活動

高知を盛り上げたい、という気持ちでeスポーツ普及に務めるものの
その一歩前「ゲーム」への理解がそもそも田舎に行けば行くほど進んでいない印象をアンケートや生の声から受け始める。


「ああ、これは高知って枠だけで活動してもだめだ。
四国全体で身近にゲームを感じてもらえるようにすることが重要だ。」

以前から足を運んでいたものの、この頃から本格的に愛媛県や香川県でのイベント企画、運営のお手伝いを開始。

徳島県は県や地元メディア主導で外部イベント部隊が動いていました。

愛媛県や香川県は高知より人口約2倍の為、イベントでの反響やプレイヤーからの要望も非常に多く聞くことができ、
大きく前進することができました。受け入れて頂いた皆様、本当にありがとうございます。
これからも継続して頑張ります。

(例を挙げると、Shadowverse ES 地方大会は愛媛県松山市で開催していますが、これは私がバタバタと動いています。)

■高知県須崎市 すきキャラクター しんじょう君

しんじょう君を皆様ご存知でしょうか?

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しんじょう君、こう見えてストリートファイターやります。

セコンド役でばたばた動いている私ですが、当初企画発表時や大会出る時に

(…どうしよう、絶対たたかれるわ…ネット炎上するわ…)

と、めちゃくちゃ不安でした。

しかし、蓋を開けてみると、格ゲープレイヤーはもちろん、しんじょう君自身のファンにも非常に多くの声援を頂きました。
(イベント時に私に向かって、今日のしんじょう君すごくよかった!と声掛けされる時も。ありがとうございます。)

しんじょう君、まじめにストリートファイター5に取り組んでる姿勢がよかったみたいです。
キャラもリュウでイメージもぴったりでした。キャラパワーも真ん中ぐら…おっと、誰かきたようだ…

関係者皆様のおかげもあり、8月に実現した一戦
しんじょう君vs歌広場淳(ゴールデンボンバー)

本当にいい試合でした。まだの方は是非どうぞ。

年末の「TOPANGAチャリティーカップ」への出場も決まりました。ありがとうございます。
私も当日セコンドとしてしんじょう君のそばにいる予定です。

ゲーム知らない方へeスポーツに触れるきっかけになれば、と思います。

■国体

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この国体は非常に意味のあるものでした。

説明すると
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」

茨城国体の文化プログラムとして、「ぷよぷよeスポーツ」「ウイニングイレブン2020」「グランツーリスモSPORT」
3競技で少年の部、一般の部優勝をかけて戦うというもの。

ウイニングイレブン2020について、公益財団法人日本サッカー協会が主催となったことが
きっかけで各地に「〇〇県eスポーツ協会・連合」が立ち上がった事が多かったのです。
(地方のサッカー協会も精力的に動いた)

もちろん、世界的見てesportsの主流はこうではない、事は理解していますが

「何も道しるべがない中、大人たちが一つの同じ方向を向くきっかけとなった」

事は確かです。

地元を巻き込んで何かをすることは、それなりの母体がない限り難しい話です。
この国体のおかげで多くの関係者を巻き込みイベント実施することが可能となりました。

予選会はオンライン、オフライン共に予想を上回る集まりだったと感じています。


こ、高知はサッカー少なかったけどな!ひやひやしたけどな!けど、盛り上がったんだぞ!
(この冬、地元高知ユナイテッドSCは、念願の日本フットボールリーグ(JFL)昇格 おめでとうございます!)

■しかし、本戦に協会・連合の姿はチラホラだった…

迎えた10/5国体決勝当日、都道府県代表が集い戦うのだから
そりゃみな応援にくるでしょ!と思っていたら、確認できた限り半分に届かないぐらいの協会・連合の皆様…

え…そうなん…?

これ、私達みたいな立場の人が盛り上げなくて、誰が盛り上げるの?

と、非常にテンションが下がった覚えがあります。
「協会とか連合ってなんなんじゃろ…」と、天井を1時間ほど眺めた覚えがありますが、選手たちには関係ありません。全力で応援しましたし、ぷよぷよeスポーツに至っては、泣きながら観戦してました。

選手の皆様、改めてお疲れさまでした。GG!

■協会・連合とは何?

名乗っておいてなんですが、協会ってなんだろ…?と改めて考えさせられる結果に。

「eスポーツ普及のために!」
「地方創生のために!」

とはいいますが、eスポーツって単語自体はかなり認知されていますし。
地方創生といいながら、実際協会の中の人が好きなゲームジャンルイベントだけ行い、他タイトルのプレイヤーからすると「?」といった状況や、中の人がわからない、理解できないというだけでその都道府県ではそのタイトルのイベントは行われない、などなど…

それでは県民は不幸になる一方です。

ではどうするのか。

そうそれは…(以下、有料noteになり…)


ちょっと取り組んでいる最中なので詳しくは書けませんが

イベントの向こう側

に行く必要があるのでは、と考えております。

■「ゲームで人生を豊かに」

何はともあれ少しでもゲーム、esportsをきっかけに人生が楽しくなれば、これにつきます。
友達が増えるもよし、ライバルが増えるもよし、イベント行って楽しい時間を過ごすもよし。形は様々です。


人生楽しんでますか?


私は今、ようやく楽しくなってきました。
プレイヤー達の様々な顔を近くで見る事ができて幸せです。
これからも応援し続けます。


めっちゃ真面目な感じに見えますが、当の本人は騒ぐことが好きなので
声掛けしてやってくださいね!

今、私たちが行動できているのは
昔からゲームを愛していたプレイヤーの方、今楽しんでいる方、
そしてイベント開催やコミュニティを守って下さった皆様、関係者の方、
全ての方のおかげです。


本当にありがとうございます。いつも感謝し、その気持ちはこれからも忘れません。


2019年12月3日 たにもと



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