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ゲム谷語り~5回目~「ちっちゃいエイリアン」👾🌎🐷(特殊カートリッジ特集も)

ゲームボーイカラーからゲームボーイアドバンにかけて、様々な工夫がされたゲーム、通称特殊カートリッジゲームがあります。

■ゲームボーイカラーの《コロコロカービィ

・ソフトの中に動きセンサーカートリッジが入っていて、
 実際に本体を傾けることでゲーム内のカービィがその方向に
 向かって転がっていくのでうまく調整してアイテムをとったり
 ゴールを目指したりします。
 当時は、ゲームの進化に非常に驚きました。
 タイトルコールに実際のボイスも入っているのがポイント。
 ※スイッチオンラインのゲームボーイにも追加予定!やった!

■ゲームボーイアドバンスの《まわるメイドインワリオ

・実際にGBAを傾けてゲームをクリアしていくゲーム形式
 本体を微調整をするものから一回転動かす必要があるものまで
 体感ゲームとして非常に楽しめます。
 ミニゲームのジャンルもたくさんあるのはもちろん、実際に
 体を動かしてプレイするのは、後のメイドインワリオシリーズ
 にも受け継がれています。

■ゲームボーイアドバンスの《ボクらの太陽

・後にも先にも、このゲームだと思われる「太陽センサー
 カートリッジ」が搭載されていて、現実の太陽光がある
 場所に行くと、ゲーム内での武器”太陽銃”のチャージが
 行えてしまう。
 太陽光を浴び続けてプレイすると武器がオーバーヒート
 してしまうが、これが熱中症対策でもあったとか。
 また、ロックマンエグゼとはゲーム会社の垣根を超えて
 お互いの作品に参戦したこともある、色々とすごい作品だ

■ゲームボーイの《ポケットカメラ

・今でこそ、携帯にカメラがついているのは当たり前ですが、
 当時(1998年)はそんなものはまだ無く(1999年にカメラ付き携帯
 が出たらしいとか)非常に革新的なものでした。
 取った写真を記録するだけでなく、スタンプをつけて加工したり
 連続写真でアニメーションを作ったり、ゲームのキャラにして
 遊んだりも出来ます。
 当時のギネスブックにも世界最小のデジタルカメラとして
 記録をのこしたとか。
 また、非常に丈夫で昔撮った写真も下のツイートのように残っている
 くらいです。

長々と特殊カートリッジのゲームを紹介しましたが、自分がその中でも特に好きな作品が、この「ちっちゃいエイリアン」です。

当時、かわいいテーマソングが流れるCMを見たことがある方もいるのではないでしょうか。

懐かしいね。

ゲームの特徴として、ゲームボーイカラーについている赤外線センサーに光を当てることで、光に住んでいるちっちゃいエイリアンたちを集めることが出来ます。

この、特殊カートリッジの何が特殊かというと、振動カートリッジが付いており、それだけではなく外付けの”スペクトラムコミュニケーター”がついており見た目が非常に格好良くなります。
(二人プレイではスペクトラムコミュニケーターを併せて赤外線通信を行うことも出来ます。ガラケーの赤外線通信の走りかも)
(※無くても遊べます)

左のカートリッジに電池を入れてソフトを振動させる。
右のパーツは、光を集めやすくするための装置を本体に装着。かっこいいぜ。

ゲームの目的としては、あんこくぶっしつを持ったちっちゃいエイリアン(通称ちゃいリアン)たちが地球にたくさん遊びに来たことで、宇宙からダークマターがなくなってしまい地球が真っ黒になっていくことを防ぎ、宇宙の平和を守るのが目的です。

捕まえたばかりのちゃいリアンたちは、ダークマターと言われるススがついているので、それを試験管に集めて溜まったらロケットで宇宙に返してあげるという、中々にない、SFチックな素敵なゲームでした。

ハンドパワーでススを落としてあげよう。かわいいね。

実際のプレイは、つかまえるモードにしたらゲームボーイカラーを様々な光(スタンドライトや冷蔵庫の光やリモコンの赤外線など)を当てることで、ちっちゃいエイリアンを捕まえることが出来ます。

光のゲージが溜まるとゲットのチャンス

また、ゲームを勧めていくうちに「ココナッツ」「はつこい」「にんにく」「あしのうら」などといったフェロモンをつけることができて、それらの種類に応じたちっちゃいエイリアンを捕まえることが出来ます

ちっちゃいエイリアンにも好みの匂いがあるらしい

捕まえたちゃいリアンは人間で言うところのパチンコ台のような「ポラトリン」というマシンでコスモをアップさせて、十分にコスモが溜まったら一緒に遊んで更にダークマターを貯めることが出来ます。

テンレーのミニゲームは、農家の人に見つからないようにミステリーサークルを
書いてあげるゲーム

どんどんちっちゃいエイリアンを集めて、図鑑を埋めて宇宙を元の形に戻してあげましょう。

家系ちゃいリアンや、鮎の淡口ちゃいリアンなどはいない



上記でも紹介したこれらの特殊カートリッジは、今では姿を見せないものの当時のゲーム開発者たちの工夫や努力の成果であり、それは現代の最新機器の礎や人々の思い出になったことは間違いないはずです。

たまには、昔のゲームを引っ張り出して来て遊ぶと、ゲームに紛れていた、ちっちゃいエイリアンたちも喜ぶかもしれないですね。


ちっちゃいエイリアンは今も宇宙で遊んでいるかもしれない


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