「海辺のカフカ」大島さん

※「海辺のカフカ」のネタバレ有

最近村上春樹の小説に再熱し、「海辺のカフカ」を今週読んだ

大島さんが自身をすごく特別視するな...多分そんなに大きく違うことないと思うんけどそれはやっぱり当事者でないとわからない苦しみ?特別性?(←表現が正しいか微妙)なのかもしれない
と思いながら読み切ったけど、あとから発刊されたのって2002年か、、と思った
これから先ずっと読まれていくにあたってもっともっとこの大島さんと読者は乖離していくのかも

私は3年後男の格好して生きてみようと思ってる。大島さんの考え方で言えば身体は女で、見た目は男で、性的嗜好は男が好きで心は女だからノンケ(今のところ)、ややこしいなー
でも男の「格好」の時点で自分はものすごく女の自覚で生きてるんだなって自覚する。何が自分を女だと自覚させるんだろ。

大島さん、本当に柔らかな口調で、軽やかな雰囲気で、とっても理知で、すごく素敵で上巻読んだ時点ではこれ全読者が大島さんに恋するだろ...と思った、が、よくよく発言をきちんと受け取るとこの人めちゃくちゃメンタル爆裂強くて、更に捻くれてて(それは自身が特別なことが起因してるんだと思うが)現実にいたら結構怖い人な気がする

ちなみに大活躍なホシノさんが個人的には大好きだった
彼がどんどんみるみるいろんなものを受け取り感じる感覚がすごく素敵で
本人はナカタさんのおかげだと思ってるけど、そのナカタさんを最初からすべて好意的にひとつひとつ丁寧に受け取り感じてるから、彼の最初から持つ資質だって大きい気もしてしまう
何も知らずに根源と戦い知らない人たちまで救ってまた生活に戻っていくホシノさん、でもこれから先ずっと猫と喋れたらいいな

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