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シーソー

春よこい、と思ってかなりの期間が経ちました
僕の中でついに春がきました
春がきたということで友達と地元の住宅街を散歩しました
正しくは深夜徘徊でしょうか
昔懐かしい友達の家を言い合ったり、記憶の中にある公園を探してみたり
最後に行き着いた先は
昔遊んだことのある小さな公園でした
その公園にはベンチと砂場とシーソーだけがあります
ベンチに座るのも、つまらないと思いシーソーに跨がりました
当たり前のように何も言わずに友達も向かいの
シーソーに跨ってくれました
夜の公園は静かで風に揺れる木の音が聞こえてくるだけ
公園でよく遊んでいた頃に比べれば少しは大人になった僕たち二人は、静かにシーソーで遊びました
シーソーで静かに遊ぶ
昔の遊び方とは随分変わってしまいました
二人で足を浮かせて絶妙な座り位置を見つけ、平行を保つ
そんな遊びです
やってみると楽しいです

そこでふと思ったことがありました
シーソーの正しい遊び方とは一体何なのか
みんながああやってガンガンやって遊んでいる
から他の人もガンガンやっているだけなのだと
実際シーソーの遊び方について公園で説明書きを見たことはありません
ブランコ、滑り台、バインバイン揺れる椅子の
やつ、楽しみ方、遊び方は人それぞれで
可能性は無限大
子どもたちは遊びの天才で何にでも楽しさを
見出すことができると思っています
そんな子どものような心を忘れないようにしたい


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