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売れたいという発想がもうダメなのかもしれない

だって、「好きなことで有名になりたいから創業しました」とか言ってるベンチャー社長には着いていきたくないじゃないですか。

しかし、なぜかバンドとなると
「売れたいから応援してくれ!」「サマソニに出たいから投票してくれ!」みたいな、
突如として自分本位の発想が幅を利かせ始める。

それ、違うんじゃないか。

「売れたいからマーケティング頑張ろう」じゃなくて、
素晴らしいプロダクトをより多くの人に届けたいからマーケティング頑張ろう」であるべきなんじゃないのか。

というか、素晴らしいプロダクトを作ることこそがマーケティングの本質なんじゃないのか。

武道館でライブできるようになるまでの過程を楽しむのもアリだと思うけど、
それってあくまでも間接的な価値で、
1回1回のライブそのものをいかに楽しんでもらえるかこそが本質では?

と思ったわけです。

そう考えると、本業であるホテルの接客との類似点を感じます。

バンドも接客も、
「1回きりの出会いの中で、お客さんに喜んでもらうための引き出しをガンガン開けていく作業」。

ホテルや旅館でやっていることって、要するに「どう楽しむか」の説明(マンパワー)と「楽しいコンテンツ」の提供(仕組み)なわけです。

これがライブだと逆転して、
どう楽しむかを仕組み(パンフレット、事前の楽曲リリース、宣伝)等で伝え、
ライブ当日にマンパワー(2人のパフォーマンス)で一気に回収するというわけですね。

どちらも期待値を作って、それを上回る体験を提供する。

すると、そこに感動が生まれる。

いやこれ簡単に言っちゃったけど、
言うはやすし、行うはきよし・・・

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もしかすると、案ずるより産むがきよし(やすし)。


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