しょうへいコーチvsスポーツのあり方!

パソコンのデータを整理していたところ、以前に自分がスポーツのあり方について書いているものを見つけたので、そのままノートに貼り付けました!ぜひ読んでみてくださいね!

【楽しい遊び】
スポーツとは本来、もともと余暇に楽しむものとして生まれたものです。現在では、競技化されトップを目指すものであったり、健康のために身体を動かすものであったり、教育のための習い事として、学校では体育や部活動として使われています。様々な用途でスポーツが利用されていますが、ただ楽しむことだけにとどまっていないということは、それだけ人に与えるものがデカイということです。良い影響だけでなく、悪い影響もあります。
ただ、スポーツで苦しみ、やりたくなくなるときもやってきます。
そのときは原点に帰りましょう。
スポーツは「余暇に楽しむものである」ということを。

【真剣にやるからこそ楽しい】
本来なら「運動・スポーツ」と言いたいところ、「スポーツ」と呼ばせていただきます。
スポーツってハマれば嵌るほど、突き詰めたくなるんですよね。つい本気になってしまう。なぜですかねー。幼児までの子って、簡単なことがとても楽しいみたいですね。何度も何度もできることを繰り返して、それがおもしろくて仕方ない。それを過ぎると、今度はできるかできないか、ギリギリのところを攻めたくなる。もうちょっと、あともうちょいでうまくいく!あぁできそう!このときが伸びるチャンスです。夢中になるっていう状態ですね。これを「フロー」といいます。難易度と能力が、丁度良い状態のことを言いますね。ゾーンに入る、も似た意味合いで使われていると思います。
このフローの状態に常に自らをもっていくことができれば、ガンガン成長できると僕は考えています。努力は夢中に敵わないという言葉を聞いたことがあります。「努力する」は続けるのが難しいのに対し、「夢中でする」は我慢すら必要ない。サッカーの試合中、夢中で楽しくプレーできているときは、いつも疲れを感じにくくてものすごく身体が動くんです。これって、こどもの遊ぶ体力が無限に感じるのと同じではないでしょうか。

【楽しくなる工夫をすれば良い】
スポーツをやっていると指導者や一緒にやる仲間、メニューにより、楽しくなくつらいときってありませんか。僕は、受け身だと楽しくないままになっちゃうと思うんですよね。なので、全て能動的な目標に変えてしまいましょう!というのがおすすめです。例えば、体育の授業で長距離走をやりますと。普通にやると、走ると疲れるからやりたくないなー、きついなー。とマイナスな気持ちが生まれできればそんなのしたくないよという人は多いと思います。能動的にわくわくするものに変えましょう。僕なら、
①フルパワーのダッシュで走り続けたら最後の方、スピードどんな感じなんやろ!
②これだったら永遠に走れそうや!と思えるペースで走り続けてみる
③誰も後ろ向きで走るやつおらんでしょ!オレがやってみせたるわい!
④好きな曲のリズムに合わせて歌いながら走ってみよっ!
⑤他のひとの走りの様子を見て人間観察を楽しむ
こんな感じかなー。
僕は、長距離が得意でしたが好きではなかったです。なぜなら負けず嫌いが働いて真剣勝負をしてさしまうことがひとつ。ボールを追いかけてシュートを目指すという目標があるサッカーにくらべて、長距離はただ走るだけの感覚になってしまうことがひとつです。

大人で、健康のために!痩せるために!走らねば!という方は、まだ行ったことない場所や通ったことのない道を通ってみるのも面白いと思います。景色がいい場所を走るコースにするとか。よくイヤホンして、音楽を聴きながら走っている人、多いですよね。楽しいと思いますよ!

【声を出すと前向きになれる】
みなさん、日常生活で大きな声を出すことはありますか。声を出すと、気持ちがスッキリし、とても前向きな気持ちになれます。スポーツでは、大きな声を出すことによってより力発揮ができるようになります。また、自分にとって有利な雰囲気をつくることができます。良いことづくめです。普段、自分の気持ちを抑えて生きているひとは、歌を歌うことがおすすめですよ!カラオケに行ってストレス発散する方も多いですよね。

【スポーツとアスリート】
みなさん、トレーニングをたくさんしているアスリートの方々は、普通の人よりずっと健康的だとは思ってはいませんか?違うんです。アスリートは身体に必要以上に負荷をかけてトレーニングし、目的を持って身体を強化をしているのです。生きるのに必要なレベルをこえて身体を痛めつけて回復させているのです。
わかりやすい例でいうと、ボディビルダーやマラソン選手です。ボディビルダーは筋肉をデカくし、ボディラインにメリハリをつけ、美しく魅せるためにトレーニングしていますよね。あれほど素晴らしい筋肉美は生きる上では必要ないですよね。心を満たすことに重きがあります。また、マラソン選手、体脂肪率低すぎて良くないです。酸素が血管から筋肉に届くように、筋肉自体が細くなってます。
みな、アスリートは身体に酷なことをしているということを頭の片隅に置いといてほしいです。健康的に生きる上で、あそこまで目指す必要は全くないです。心を満たしたいのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。全身のエネルギーを振り絞るというのもおもしろいですよ!
また、こどもをアスリートにしたい保護者もいると思いますが、こどもには成長しやすい能力というのが、時期によって決まっています。こどもの成長には早熟など個人差がありますが、大まかな目安を紹介します。
小学校以下:神経系(バランス系・技術系)
中学校年代:心肺機能系(持久系)
高校以上:筋力系(パワー系)
伸びやすい力を意識してトレーニングを行うようにしましょう。他の機能系を全くやらないのはまずいです。ほどほどにです。
本来、ともだちとの外遊びで自然と鍛えられるものです。いまでは、外遊びが減って、習い事・スクールでのみ運動するこどもが多いと思います。外遊びで様々な基礎体力が培われるところが、それをなしに専門性の高いスポーツに特化しようとするのは危険です。体幹が鍛えられていない、バランスが鍛えられていない、なのに専門性の高い動きを行うと、頭に身体がついて行かず、急性のみならず、慢性的なケガをするリスクが非常に高まります。早期にこどもをアスリート化させたくても、いろんな動きを体験する機会をちゃんと確保しましょう!

【スポーツと生活】
スポーツは本来、余暇を楽しむためのものだと言いました。向上心が必ずしも必要なものではありません。楽しくできる範囲でやりたい人、向上心を求めてやりたい人、いろんな人がいます。こどもでも大人でも、どの集団でスポーツをしたいか選ぶことはとても重要ですよ!
できる範囲で楽しむつもりが、向上心グループの中で激しくやることになったが、やってみて感化されて、自分もうまくなろう、もっと動けるようになろうと思った!という良いこともあるのでいろいろですね。
僕は向上心持ってやる派です。トレーニングをして前の自分よりレベルアップして動けたときは、すっごく自分に自信が出ます。思ったより動けたぞ!できるぞ!というのは年を重ねてもいいものです。
ただ、ケガだけしないように!無茶しやすい人は、思っている以上に気をつけてね!
年を取るほどにケガの回復は遅くなりますのでご注意を。
また、保護者が身体を動かすことを楽しんでいると、こどもも楽しいものだと思うようになりやすいです。

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